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異世界にお連れされました?
「…………へ?」
目が覚める。
空を見る。
「どうして……どうして俺は外に……? ここは……何処だ!?」
辺り一面草原。
馬が走り、鳥が飛んでいる。
木や、遠目に町のようなものが見えるが、自分がここにいるのがまずおかしい。
だって自分は……。
――この世界の住人では無いのだから。
「一体……ここは……?」
自分は辺りを見回すが、誰もいない。
近くにいるのはせいぜい……、
「「「グルルルル」」」
灰色の毛並みをした犬のような顔をした……。
「うわぁい、狼さんがこんなに……」
涙が止まらない。
数十匹いる狼。
すると一匹が空を向いて……。
「アオーン」
「ガウッ」
「ちょっと待て! 俺は食いもんじゃねぇぇぇ!!」
走り出す自分。
追ってくる狼の牙を器用に避けながら大草原を突っ切っていく。
「一体、何がどうなってんだあああぁぁぁぁっっ!!」
訳もわからず放り出された世界で、自分は何を見て、何を感じ、何を見つけるのか。
そして――
――自分、楽兎は何のためにこの世界につれてこられたのか……。
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