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ふみ子と高校

作者: 星山亜美
掲載日:2026/09/29

実話を元にしたエッセイです。

ふみ子は戦時中に生まれた。

高校を目指す女性が少なかった時代に、ふみ子は高校を目指していた。

ふみ子はとても優秀でいつもクラス上位だった。

だが、なぜか首席ではなかった。


それでも、ふみ子は仕事として食事作りを頑張り、

働いたお金を日本をほぼ1周するため使っていた。

老後は、節約して暮らしていた。


娘も孫もできたが、ふみ子は娘たちから嫌われていた。

ふみ子の幼いころの娘への仕打ちが原因であったから、ある意味では自業自得かもしれない。それでも孫である私はふみ子のことを心配していた。


私はふみ子に助けられてばかりだ。経済面、心理的な支え、調理の仕方…色々なことをふみ子に教えられた。

私は、過干渉な母と無関心な父親に苛立つことも結構あった。

ふみ子は、同じ話を繰り返してしまう癖がある。太った?みたいな失礼な言い方もする。でも私のことを両親以上に確かに心配してくれている。それを感じられるからこそ、私はふみ子のそばにいたい。


ふみ子はペースメーカーをしていて、80代以上。あまり長くないことは覚悟している。ふみ子が亡くなったらしばらく泣いて過ごすだろう。立ち直れないかもしれない。それでも、ふみ子の最期はキチンと見届けたい。それが私の役目なのかもしれない。



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― 新着の感想 ―
言葉の一つひとつに、お祖母さんへの想いが溢れていて、印象的でした。 大変な時代だったのだと思いますが、その中をお祖母さんはきっと一生懸命に生きてきて。心配しつつ、そして感謝の気持ちをもって接する姿が…
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