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コロロの森のフィアフィアスー ~子エルフちゃんは容赦なし~  作者: ヒコマキ
第3章 東の国の獣たち

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MISSION:75 精霊の泉

「ツーハンデッドソードじゃね。特殊効果なしで+2の強化がされちょるわ」


 ワワンパァはアイアンゴーレムが装備してた大剣を鑑定してたみたい。


「魔法の武器も貴族の方々にお渡しするのでありますか?」

「ン。今回、獣人王、渡すする」

≪魔法のアイテムは喜ばれるから、いことだね≫


 ワンチャン、僕が食べたら残機が爆増する可能性もあるけど。まあ微妙なマジックウェポンを見つけたら、その内食べてみようかな。

 今回のも微妙な気がするけど……だって3mはあるよ? この両手剣。使い道あるんだろうか。


<キャンプ地完成~>

「ありがとうする~」

「であればそれがしは夕餉ゆうげの用意をします」

「ウチも手伝うわー。切るくらいなら味が分からんでも()えけえね」

「先、お風呂、正解あるする」


 というフーちゃんの言葉に従って、お風呂に入ることにしたみたい。砂埃をいっぱい浴びてるし、そのほうがいいね。


 一向に直らないフーちゃんの脱ぎ散らかし。それをワワンパァとルァッコルォが、キレイに畳んでる風景は定番のものとなってるなあ。


≪フーちゃんフーちゃん、服くらい畳もうヨゥ!≫

「んん~? キレイなるする。お風呂上り、すぐ着るする。畳むない、平気ぃ」

≪いや、寝巻に着替える時も畳まないじゃーん≫

「心大きい、持つするある~。いことっ!」


 聞く耳を持って! エルフの耳は人族のより高性能なんじゃないの? このままじゃ、ただの飾りあるするっ!


「自由じゃ」

「自由ですな」


 とか言いながらフーちゃんのお世話してるふたり。楽しそうである……ダメ人間製造するタイプかなあ。

 ダンジョン内でお風呂を勧める僕も、大概オカシイんだけど。ちゃんと見張ってるからダイジョブだよ。


 晩ご飯はシチューにするとのことなので、具材に火が通るまではやっておきましょう。ジャガイモとニンジンは時間が掛かるからね。


≪あとはルァッコルォにお任せ≫

「ハーイ、任されました」

「ほんじゃあ出よっか。フーちゃんお願い」

「ん~、分かるした」


 20分ほどで柔らかく煮えたので、味付けはバトンタッチ。フーちゃんがみんなの水分を、精霊に頼んで除去してもらう。

 僕はライ麦パンを薄めに切ってバターを塗っておく。チーズとミックスベーリージャムを用意して、トースターにビルドマインでお食事の準備は完了。


「ではいただきましょう」

「いただきますするー」


 僕はウッドからストーンゴーレムまでの魔石を食べてみた。


≪無味無臭だの残念系だったかあ≫

「ハズレもあるんじゃけえセーフの部類じゃろ?」

≪だねぇ。美味しいのってなかなか手に入れ辛いや≫


 人造系は無味無臭?

 狩りながらつまみ食いしたモックドレイクは苦いチョコ味だったから、ロック鳥と合わせたらチョコババロアになりそうだけど、単品だと微妙。つまりここは残念味のダンジョンってことだ。


≪とはいえ、魔石パワー的にはオイシイ≫

いこと~」

「ポーちゃんの野望に近づきますな」

いことぉ!≫

「それにしても、このダンジョンは古そうじゃねえ」


 防衛という意味では、ドラゴンよりはコスパが良さそうなアイアンゴーレム。しかも何体も出せるみたいだから、ワワンパァはDPが豊富な、古参のダンジョンなんじゃないかと思ったみたいだよ。

 アイアンくんはかなりお高いそうだし、全部+2武器持ってたし。


「ダンジョンマスターは知能があるタイプですな」

「頭も良さそうじゃよね」

≪話が通じるタイプだったら傘下にはできないかあ≫

「うん、そうなるする、ね」


 でも敵対することになるだろうね。


≪ナターリャさんから呪いのことで連絡が来た≫


 精霊を呪い状態にして使役しるんだし。


「分かるした?」

≪えっとね、精霊の泉で時間を掛ければ解呪できるって≫

「ムゥ……コロロの森以外、知る、ない」

「それがしは聞いたことがありません」

「このダンジョンにゃぁ、あるかもしれん」


 ダンジョンの機能で精霊の泉も作れるそうだし、フレッシュゴーレムがストックされてるなら、まだ呪われた精霊もいる可能性があるって、ワワンパァは思ってるみたい。


「奪うするー!」

「たんまりDP貯め込んじょりそうじゃぁ」

「オイシイですな? オイシイですな!」

≪全機ここに集合してても意味ないからさ、第4にAWACS(エーワックス)を先行させとくね≫


 悪ならば、奪ってしまえ、なにもかも~。

 精霊の泉。言葉だけでも絶景スポットな予感。このダンジョンは何気にいい所になるかもしれないなー。

 コロッセオのシステムは面白いと思うしね。


≪ところで精霊の泉ってどんなのなの? 精霊が生まれるところ?≫

「ンーン、違うする。精霊、大好き、マナ。集まるする」

「清浄なマナっちゅうんかねえ」

「普通のマナとは違うと聞いたことがありますよ」

「うん。とてもキレイ、マナ、場所!」


 心が洗われる神秘の場所らしい。そして必ずしも湖とか池とか、水場の必要はないそうな。大体は水場らしいけど。

 でももっとも肝心なのはマナだって。


 キレイなマナってどんなのだろうね?

 サイダーみたいな味だったらいいな。清々し~くなれるよ。炭酸水はガッカリするから、なしの方向でお願いしまーす。


≪片付けはやっておくから、みんなは休んでよ≫

いする?」

いー≫


 眠れるけど寝なくても平気だしね、僕。僕塊(ぼっかい)の中で勝手に休んでるしさ。


≪1つの僕塊の中には働く僕と、休む僕と、考える僕と、怠ける僕が混在してるんだー≫

「とても忙しない感じがするのでありますが……」

「不思議じゃぁ」

「パァちゃん増えるする、同じ、なるしそうある」

「ならんと思う。ウチぁ本体と同じタイミングで眠たいけんねえ」


 ワワンパァドールは寝る必要はないはずなんだけど、眠くなるんだって。


≪じゃあ見張りは全部僕に任せてくれたらいいよー≫


 暗視能力があればもっと安全なんだけどねえ。魔法でできるみたいなんだけど、結構高度なものらしいから、エリヴィラ様に聞こう。王城の僕に伝えておく。

 粒子で散らばってたら問題ない気もするけど、一応ね。


 シェルターにもなれるし、その状態で移動も可能だから、みんなが寝てる間にダンジョン探索もできるけどソレはNG行動だ。

 冒険したいお年頃だもの。


 もちろん僕も冒険したいお年頃なので、コッソリ出歩くよ。コロッセオに隠し部屋ないかな。宝箱があってもいいんじゃないかって思うんだー。マジック・ディテクションを使ってマジカルお宝を探し出しちゃう。

 結構な広さだけど、残機たっぷりだから時短でチェック可能だしね。


<第4ステージさあ、海だ。だだっ広いうーみ~>


 ここの入口の先には海の洞窟に繋がってたみたい。いわゆる青の洞窟ってヤツ。夜だからハッキリと見えるわけじゃないので、マッピングは無理だね。迷宮型だったら済ませておこうと思ったんだけどさ。


 とりあえずキャンプ地でも決めておいてもらおう。海上なんかじゃヘッドライトでは光が足りないし。


<出入り口近辺の岸壁側くらいしかスペースないからさ、海の魔物でも探して食べることにする>

≪オッケー≫


 僕はみんなが起きるまで、ルァッコルォのメタルフィギュアでも作ることにしよう。カッコいいところをいっぱい見たしね。幸いにも鉄は100㎏くらいあるし。

 ……いらないかなあ、鉄。重いし。


 まずビルドマインでルァッコルォになって、形を整える。ソレを僕で挟んで型取りして、鉄塊をその中に入れて分解しながら成型すれば、メタルフィギュアの完成です。


 ダガーを逆手に持って構えてる想像上のニンニンルァッコルォと、火遁の纏いの白炎ルァッコルォ(白炎抜き)を作った。陽炎は誰かになんとかしてもらおう……僕じゃあムリィ。


「カッコイイでありますな! カッコイイでありますな!」

≪うわあっ!? ビックリしたぁ。おはよ、ルァッコルォ≫

「ビックリするということは、見張りが不十分なのは……」

≪大丈夫だよー。他の僕がちゃぁんと見てるぅ≫

「えぇ~、ホントでありますかぁ?」

≪ホントホント。見えないサイズの僕が分散してるよ、ほら≫


 証明するために力を込める粒子の僕たち。朝日を浴びてキラッキラしてる。


「おぉ、美しいですなあ」

≪最初は僕って金なのかと思って、見売りも考えたことがあったなあ≫

「ポーちゃんはオリハルコンっぽいなにかじゃ。値段なんて付かんじゃろうねえ」

「お金、不要あるー」

「おや、みなさん、おはようございます。すぐ朝餉あさげの支度をしますね」


 今日も今日とて、しっかり食べてガッツリ奪っていくとしましょう~。

 ちなみにマジック・ディテクションでピッカピカに光ってた場所は、全部ベッドだったのでスルーした。内緒の探索ってのもズルいって言われるかもだし。

次回≪MISSION:76 孤島の戦場≫に、ヘッドオン!

素材 他ルートは未換算

モックドレイク31体

 皮、魔石x31 爪x18x31 牙平均55本x31

オーガ18体 魔石x18 角x36

ゴブリン級の魔石x42

オーク級の魔石x31

ウッドゴーレム 魔石x13

ボーンゴーレム 魔石x13

マッドゴーレム 魔石x13

ストーンゴーレム 魔石x4

フレッシュゴーレム 魔石x6(呪われた精霊入り)

アイアンゴーレム 魔石x6 +2ツーハンデッドソードx6

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