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コロロの森のフィアフィアスー ~子エルフちゃんは容赦なし~  作者: ヒコマキ
第3章 東の国の獣たち

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MISSION:68 駆除活動

 冒険者ギルドに到着した僕らは分散。僕とフーちゃんは受付に並んで、魔物の討伐依頼報告。ゴブリンとかオオカミとか常に出てるヤツね。あとはエアタンカーに少し残ってた海の魔物。全部合わせるとソコソコの量があったので、解体場で査定してもらう。


 その時に最近なにか変わったことがないか話を聞くよ。

 ワワンパァとルァッコルォは、掲示板を覗いてくるみたい。変な魔物が出てるとか、特定の場所から依頼が多いとか、普通じゃない状態があればソレはイベント開催のお知らせってことだね。


 イベントとはいっても、それはルァッコルォに対してのことなのか、それともこの街に対してのことなのかは分からない。

 時期も分かんないってのもあるんだよねー。


 ルァッコルォの能力で動くのって、結構難しい。彼女が仲間になってから、何回かは「オイシイ匂いがするであります!」があったんだけど、それは小っちゃいイベントだった。


 フィギュア購入者の、わー生ルァッコルォだーみたいなチヤホヤイベントとか、飴ちゃんもらって来たとかそんなの。

 だから今回のオイシイ匂いも慶事なのか凶事なのか、っていえば慶事だと思うんだけどさ。別大陸っていうのが今までにないから若干怖いよ。


 ちなみに……かわいそうなキンタマが6個できちゃった。なにかズルいことして手に入れたんだろ! って絡んできた3人の若い冒険者が犠牲になってしまった。僕が空から海の魔物持って来てるの見てたんだし、力量ぐらい気付けばいいのにね。海の魔物は大きいんだから。


 でも研究用に何体か引き取ってくれたくらいで、残りは金額が出せないってさ。使えるのかどうかも分かってないから仕方ないか。海の魔物は手に入り辛いだろうし。それでも金貨1枚と銀貨2枚にはなったよ。常設依頼のほうは銅貨35枚だった。


 現在の所持金は金貨59枚、銀貨91枚、銅貨39枚。よくよく考えてみたら、700万近く持ち歩いてたのかあ。高級ホテル1泊銀貨8枚だから8万円くらいって思ってる。つまり銀貨1枚は1万円の感覚。銀貨10枚で金貨1枚なので、やっぱり700万持ち歩いてる富豪ですな!


 フィギュアとお団子とホテル代にしか使ってないけど。他は──アラムの街に入る時、一回だけ入場料払ったくらいかなあ。


≪どうだった? 受付は魔物が増えてるって言ってたよ≫

「掲示板のほうもそんな感じですな」

「普段はおらんようなのも出てきちょるらしいんよ」


 近隣の村からは、結構頻繁に目撃情報がくるようになったみたいだよ。討伐依頼は財政的に難しくなってしまったらしくて、冒険者ギルドでは常設依頼ということにして誤魔化してる状態だとか。


 近隣の村は穀物や野菜を作ってたりするので、なくなると困るとのこと。


「退治するあるー」

AWACS(エーワックス)で調べてみよう。魔力溜まりみたいな所があるかもしれないしさ。動物が魔物になっちゃったりするんでしょ?≫

「ほうじゃね」

「後天的に魔物化した場合は、強くなることが多いでありますからねえ」


 心臓が魔石に変わる時に生き抜いた個体だから強いんだってさ。


≪今日は遠出するには遅いし、近場の上空を回ってみる?≫

「手が足りなそうな所に行くんが()えじゃろ」

「では昼餉ひるげのあとに出ますか」

「宿、ご飯食べるする」


 その間にAWACSで広範囲索敵しておきまっしょぃ。ある程度の目星があれば稼ぎやすいと思う。ってことでホテルのレストランでランチタイム。

 久しぶりの港町なので、フーちゃんはお魚を堪能しておられます。ルァッコルォはマカロニグラタンをチョイス。熱いであります熱いでありますって、困るくらいならスパゲッティにでもしておけば、良かったんじゃないかなあ?


<こちらAWACSヘヴンアイズ。街道沿いや村近辺は、魔物の駆除が進んでるみたいだよ。山方面はまだ結構いるね>

≪了解ー。だってさ、山頂辺りから攻める?≫

「攻めるするっ!」


 仰せのままに~。

 ワワンパァとルァッコルォは、近距離武器に加えてキャノン砲を装着。上空から魔物を攻撃しましょうぞ。


≪全然関係ないんだけどさ、コロコロパーティ・ジオラマセットの第1弾が完成したって、今連絡が来たよ≫

「フィギュアでありますか?」

「そうそう。2代目コロコロ様パーティの軌跡を辿るってぇシリーズじゃね」

「少し遅いしたぁ」

≪ねー。昨日だったらもらってからコッチに来れたのに≫


 届けてもらおうってことで連絡を入れておいた。明日には届くからまあ良し。


 僕らはベルガム連山っていう南北に連なってる山々の、南端の山頂に向かう。AWACSが目ぼしい場所にサテライトを置いているので、片っ端から討伐していこうってことになった。


 基本的にはゴブコボに加えてダイアウルフ、ダイアバット、ダイアラット、ダイアスパイダーという大型魔獣だそうだ。大型とはいえ、ワゴン車以上のサイズは未確認。


≪ねえねえ、ダイアなんちゃらとさあ、ジャイアントなんちゃらの違いって、なんなの? どっちも大型ってことでしょ?≫

「10倍以上になっとるんならジャイアントかねえ? なんとなく分かれちょるような気がするわ」

≪ふんわり分別だったかあ。ありがと≫


 他にはオークとマッスルバブーンもいるけど、数は多くないみたい。


≪マッスルバブーンは戦ったことないけど、どんな魔物なの?≫

「強さで言えば、クレイジーモンキーの下位互換じゃねえ。頭はバブーンのほうが()えよ」

「クレイジーモンキーは面倒ですなあ」

「私、好き! いっぱい来るする、退屈ない~」


 クレイジーモンキーはアホだったもんなあ。それと比べたらバブーンは、勝てそうになければ逃げたりするそうで、そっちのほうがかえって面倒だなって思った。


「ポーちゃん、ヒドイ、ないする、ね?」

≪網の罠のこと?≫

「それぇ!」

≪アレ、超楽ちんな駆除方法だったんだけどね≫

「ありゃあ訓練にならんけえね」

「ヒドイ罠ってなんでありますか?」


 説明したらドン引きされ申した。

 いや、だって次々魔物が出てくる部屋なんだから、出口に罠張るのは当然じゃんねえ。僕なら分解も同時進行可能だから死体も溜まらないし、終わるまでほっとけばいいもん。


≪とはいえさ、ダンジョンじゃないんだから、あんな状況にはならないでしょ≫

「ん。見つける、倒すする」

「特に問題のある魔物もいないので、分散して叩きますか?」

「それで()えと思うよ。ルーちゃんはジェットパックの魔力残量に注意しんさいよー」

「オッケーであります!」

≪倒した魔物は放置でいいよ。エアタンカーで回収するからね≫


 了解の言葉と同時に散開する。まあまあ当たりのマッスルバブーンを狙いたいね。

 素材はどの部位か分かんないから、中身以外を残そう。魔石はあとでルァッコルォと分配だね。


≪4TASM発射!≫


 ダイアラットの登場に、僕は4タゲ空対地ミッソーを射出。川の側の洞穴には、まだ残ってる。追加でミサイルを3本飛ばして駆除完了。みんなからもクリアの報告が届いてるよ。


 特に苦労することはないっていうのは、事前に分かってたけど簡単に退治してるなあ。戦闘力という面では不安なんてないよね。

 護衛依頼とかは受けないから、そっちは評価のしようがないんだけど。


 邪人退治がメインだから仕方ないのだ。東大陸では獣人がいるから、見つからないような気がしてる。臭いで判別されたら、アイツらだってどうしようもないだろうしさ。


≪んじゃ、ヨロシクー≫

<らじゃ>

≪あ、ルァッコルォ用の魔石は、すぐ渡しちゃっていいと思う≫

<分かってるよ~>


 そんなやり取りをしつつ、次の獲物の元へ。姿が見えてないので、あえて敵の罠に捕まる。蜘蛛の巣に触れて、ミョンミョンしたら出てくるはず。僕を食べに来たら逆に捕食しちゃう作戦。


 ウーン、でもダイアスパイダーはソロ活動してるから、あんまりオイシクはないなあ。群の魔物じゃないと魔石が稼げないよ。しかも海の魔物のほうが魔石の質がいいし……正直微妙かも。


 そんなことを考えたバチなのか、僕が受け持った場所はスパイダーさんばっかりだった。無念。せめて1回だけでもいいから、筋肉ヒヒ氏に出会いたかったよ。

次回≪MISSION:69 弱肉強食≫に、ヘッドオン!

※4TASM:4ターゲット・エア・トゥ・サーフェス・ミサイル。

空対空→AAM

空対地→ASM

地対地→SSM

地対空→SAM←なんでこれだけサムって呼ばれてるの? サムさんだけズルイ。

アアムさん、アスムさん、ススムさん、サムさんにならないの?


ランチ銅貨2枚

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