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コロロの森のフィアフィアスー ~子エルフちゃんは容赦なし~  作者: ヒコマキ
第1章 不老と不死の怪物たち

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MISSION:23 少佐

≪でも袴はローブと違って着るのに手間がかかるよ?≫


 あ、もしかしたら脱ぎ散らかす癖が治るかな?

 まあ、メンドクサクなって着なくなるかもだけど。パンツ&ローブと違ってパーツが多いもんね。


≪いいのかな?≫

「いい、するー」

≪あ! いやいやいやっ、待って、スーパー閃いたっ!≫


 軍服のほうがフーちゃんにピッタシじゃん、って! 絶対カッコカワイイ。折り襟の上着、プリーツのミニスカ。これは紺? オリーブ色? いっそのこと空色? どれだろう、フーちゃんの好みでいいかな。

 そしてロングコートと帽子、コッチは白がいいと思う。ボタンは金色で、なんだかよく分からない金の紐? 鎖? も付けて。そして黒のニーソ&ブーツ。


 たぎる血潮をそのままに、僕はみんなにプレゼンした。


『オラ!? えっ、これがオラ!? うわぁ……なんか恥ずかしいべ』

「「キャーーー!!」」

「ぉぉお……似合におうちょる!」

「すぐに手配を!」「すぐ手配しましょうエリヴィラ様!」

≪なんて神々しい……カッコカワイイ……最高。あ、僕死んだ。ってことはこの服が正解だね!≫


 最近ドキドキワクワクで死に過ぎだなあ、僕。でもさ、フーちゃんの軍服、凄くイイんデス!

 なんとなく少佐って呼びたい。


≪ね? フーちゃん、コレにしようよ!≫

「はい! はいっ! ウチも賛成!」

「う、うん、する」


 まあフーちゃんが承諾する前に、メイドさんが駆け出してるんだけどね。凛々しいフーちゃん画を見てるフーちゃんは凄く照れ臭そうにしてる。でも気に入ったのか、目を離さない。

 僕はこのために生まれて来たのかもしれない。キリッ。


 少しって、服屋さんが数人やって来た。フーちゃんの採寸と、デザインの複製だ。ワワンパァのも作ろうとしたみたいだけど、断ってた。回路を組み込んであるので、自作のゴスロリ浴衣一択だそうだ。ランドセル型のジェットパックが致命的なほど軍服に似合わないし。


「1ヶ月ほどお時間を頂きたく」

「構いませんわ。いものを仕立ててくださいまし」

≪結構掛かるんですねえ≫

「ポーちゃん、フルオーダーにしてはとても速いんですのよ?」

≪え? そうなんですね。1~2週間くらいでできるもんだと思ってた≫

「一般的には2~3ヶ月ほどお時間頂くことになります」

≪おおぅ……失礼しました≫

「いえいえ、素晴らしいデザインをお教え頂き、我々一同興奮覚めやらぬ想いでございます」


 ではさっそく。そう言って帰って行った。王家から注文受けるような店だから凄いんだろうなあ。

 さすがにクリーニングの付与魔法は付けないみたいだけど、回避と防御は付けるらしい。


「ダンジョンに取り込みゃあ複製も楽になるけんね」

「それ、いこと!」


 付与魔法で改造も可能らしい。


「ダンジョンに戻ったら、浄化の付与をウチも付けよーっと」

「ン。とても、便利、あるする。お勧めー」

「お出し頂ければ我々が洗濯致しますが?」

「そうですわね。もっと頻繁に戻って来てくださいまし、フィア姉様。パァちゃんもここは自分の家だと思って!」


 エリヴィラ様の圧がスゴイ。情熱を持ってお誘いしてるよ。


「うう、王城で暮らすんは緊張するけん……ウチ、避けたい」

「迷惑かける、ない。仕事、するある。ここ、暮らす、良いことぉ」

「良いことですわー」

≪エリヴィラ様と普通にしゃべってるんだし、その内にワワンパァも慣れるよ。ダイジョブダイジョブ≫


 そう言えば自己紹介がまだだったと、第15王妃のエリヴィラだと名乗ったら、ワワンパァが固まってしまった。木製なのに石像のように。

 石化の魔法を唱えたエリヴィラ様は、満足そうに帰って行った。服できるのが楽しみですわー、だってさ。


≪お昼ご飯のあとはどうする? もう街道作り始める?≫

「んー、パァちゃん、戦闘、見る、する。力、分かるない」

≪そういえばそうだね。あとで練兵場に行こっか≫

「お? 見る? ウチの力、見ちゃうんかぁ?」


 自信ありそうだね。ただ……僕らって飛行ユニットじゃん? よく考えたらワワンパァの装備ってさ、空対空とか空対地じゃないってことに気付いた。練兵場側の食堂で、兵士に混ざりながらご飯タイム。その時に聞いてみたら、対策済みとのこと。


「そうはうても連射はできんけどね」

≪じゃあ僕と対戦してみよう。残機減っても問題ないし≫


 AWACS(エーワックス)から4機分離させて、訓練場上空に待機。


≪僕も攻撃するけど、食べたりはしないからー。でも衝撃はあるからね≫

「ウチ、食べ物に見えちょるん!?」

≪いや、食べないよ。でも食事的には美味しそうな匂い。僕にとって魔石とかダンジョンコアは上質なデザートだし≫

「ポーちゃん、不思議、ある」

「なー。稀人じゃけど魔物になってしもうたけえかねえ」

「じゃ、始め、するー!」


 フーちゃんの掛け声で、飛び上がるワワンパァ。僕は展開して彼女を囲い込むように動く。


≪FOX3!≫

「まあそう来るじゃろうねえ」


 マルチロックオンミサイルを、全てワワンパァに発射。今回は4TAAMにしてるので、計16発のミサイルが追い回す。けど避けまくってる。全部把握できてんのか。スゴイぞ!


≪機動力高いじゃん!≫

「ダンジョンで練習したのをフィードバックしちょる!」


 ダンマスの能力で、魔物に関しては僕と同じようにマルチロックオンが可能なのかもね。しかも本体が向こうで練習してるらしい。さっき別れたばっかだってのに!


「イラフティーバ!!」


 追いかけまわすミサイルに向けて、手のひらをかざすワワンパァ。ビームだあああああああああ! あ、僕、死んだ。


「あきゃあっ!」


 と同時に別のミサイルが彼女の腰にHIT。錐もみしながら落下していった。


「攻撃、夢中、ダメー。反省、する」

「落とされてしもうたぁ。破損は……服だけじゃね。身体は少し凹んだくらいじゃわ。すぐ直る」

≪僕も結構落とされたね。ミサイル5基、1機のラプターが7割くらい消えたよ≫


 しかもワワンパァの攻撃、食べられないんだ。魔力じゃないみたい。なんかアニメのビームみたいに、出しながら手を動かしたらその先でボボボーンってなる感じ。攻撃力も結構ありそうだし正にロマン砲だ。


≪なに、あの攻撃。ビームじゃん! 魔力じゃなかったから食べれなかったよ!≫

「びーむ?」

≪破壊の力がある光線だよ! カッコイイヤツ! ワワンパァ凄いぃ≫

「おー、パァちゃん、スゴイー」

「太陽の力を蓄積して、増幅しながら放射するんよ。じゃけえ連射できんねえ」


 そう言いつつジェットパックの両側面から斜め下、5時35分方向にバシューって排熱してる。

 パーフェクトかよワワンパァ! カッチョエエんよ。


「地上戦も試してみようや。ポーちゃん、斧2本出してくれん?」

≪二刀流なんだ。分かった、持ってくるよ≫


 じゃあ戦車隊で相手になろうか。大型犬サイズの戦車に変身ンンッ。狼の群れを想定して10台用意。

 彼女のパワーも見たいから、砲弾はなしで突撃してみよーっと。


≪突貫ーーっ!≫

んさいや!」


 モンゴリアンチョップのように、上段から2本のウォーアックスを振り下ろすワワンパァ。ガギャーンと激しい金属音が響き、戦車のオケツが跳ね上がる。止められただけじゃなく、前部が地面に埋まりそうな勢い。


≪おお、凄いパワー! おーし、どんどん行くからねっ≫

「フッフーン、蹴散らしちゃる!」


 3台ずつ組んで、正面と左右から波状攻撃を仕掛ける。残りの1台はコソコソ背後を狙っちゃうよ。

 でも空中戦とは違って慣れているのか、死角からの攻撃にも対処してるし、ジェットパックも上手く使って立体的な戦闘を行ってる。それに大型犬サイズじゃ片手で弾き飛ばされるパワー。

 斧の二刀流っていう珍しい戦闘方法なのに器用だね。


「いい感じ、あるする」

≪ワワンパァ強かった!≫

「えへぇ、ほんなら()かったわ」


 空中戦の練度を上げるのが目標かな。

 幸いというか、服ができるまで時間かかるし、街道作成の手伝いもあるし、合間にダンジョンに行ったりして練習できそう。


次回≪MISSION:24 オリハルコン≫に、ヘッドオン!

※ワワンパァビームのイラフティーバ

 太陽光線をGoogleでギリシャ語に翻訳→音声を聞いたもので名付け。実際は違うかもです。でもイラフティーバにしか聞こえない

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