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コロロの森のフィアフィアスー ~子エルフちゃんは容赦なし~  作者: ヒコマキ
第4章 大森林の暇人たち

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MISSION:104 海底ピラミッド

 とは言っても特にやることって変わらないかな? 戦力強化のためにも、基本はダンジョンを見つけるのが大事だからね。コロッセオダンジョンのほうも、そろそろ人を入れてもいい頃だし。


 あそこはDPが結構あったから、ダンジョンの再構築も早く済んで良かったよ。伸ばした入口附近の村の調整も、ゴエモンが言うには滞りなく進んだそうだしさ。まあ……王命には背かないと思う。


 なので僕は大型旅客機分の僕を、ダンジョン捜索に向かわせてる。フーちゃんちに行くときに気になった場所があったんだよね。オノモンって街の真西に、丸~く削れたようにある湾というか。


 そんな地形って、なんか中心にありそうじゃん!

 獲得ダンジョンが増えれば、必殺技を手に入れたりできるかもだしさ。だって僕の必殺技って体内に侵入してからの内部破壊だから、悪役っぽいし……。

 ワワンパァに稼いでもらって高性能な耐電装備作ってもらう作戦。レールガンとか企んでるのだ。


 早い話が僕にもロマン砲が欲しいんです。DPいっぱい手に入れて強力なマジックアイテムを作ればワンチャンあるからね。イラフティーバはマナの結晶が必要っぽいから頼みづらいんだよなあ。アレって結構なDPが必要だろうし。


 コロッセオダンジョンの精霊の泉で、精霊にあげたヤツは単純な性能の物だったしさ。だけどワワンパァに使ってるのは、そんなのじゃなくて高性能なはず。少なくとも蓄熱と衝撃吸収はあって、他にも色々と効果があると思う。聞き出そうとすれば教えてくれるかもだけど、さすがにしない。


 ドワーフの秘儀だもんね。

 そしてドワーフの嗜みで秘密なのだ。


「「なあなあポーちゃん、まだ見つからんの?」」

「暇、なるした」

「選択肢は世界樹ダンジョンでしたな」

「うーん……」「「ほうじゃねえ……」」


 まあそんなわけでコッチに戻ってから、ずっとダンジョンを探してるんだけど発見には至らず。即断即決即実行は美点ではあるけど欠点でもあるね。

 だってチョット考えれば、僕だけ探索してたらいいってことに気付くだろうしさ……。


≪失敗だったねえ≫

「我々はなにゆえ簡単に見つかると思い込んでたのでありましょうか」

「「抜けちょったね」」

「ポンコツあるする」


 僕の広範囲探索とルァッコルォの予知があるからなあ。僕らだったらイケルっていう思い込みが、いつの間にかあったのかもしれない。コレはよくないね。


 とか思ってたら見つけたみたい。

 思うがままに行動してもヨシッ。


 やっぱり怪しい場所には怪しいものがあるみたいだ。中心部分より西側だったから発見するのに時間が必要だったってことかな。まずは僕が先行偵察をしておこう。空気があればみんなで行けるしさ。

 と、報告して数分後。


<空気あったよ>

「おー! ぱちぱちぱちぃ~」

「それならみんなで攻略できますな!」

「「敵対勢力じゃったら総取りじゃねぇ」」

≪油断は禁物だけどね!≫


 なんでもクラゲを何層も重ねた半ドーム状の建築物が海底にあったそうだ。半円のピラミッドがボンヤリ光ってたってさ。


≪ダンジョンって建物だったりもするのかあ。てっきり洞窟みたいなのの中がダンジョンなんだと思い込んでたよ≫

「「ダンジョンマスターの趣味じゃろうか?」」


 ってことは知能ありタイプだよね。海底人的な存在なんだろうか。りゅうぐう隊はまだ入っただけだから詳しくは分からない。なにかの遺跡がダンジョン化してる可能性もあるっちゃある……かなあ。


 古代遺跡がダンジョン化してて、その中に浮遊石あったんだし~。このクラゲピラミッドも空の島であれっ。


「お宝が楽しみですな」

「敵、強い、望むー」

「「今日中に物資を整えちょこうや」」

≪だね。明日には突撃しちゃおう≫


 そんなワクワクに水を差すように、りゅうぐう隊から衝撃の連絡が届いたよ。


<ゴメンだけどダンジョンは僕が掌握した>

≪……どういうことか説明してよ≫

<銀コケシの生産工場だったから、一気に制圧して奪うしかなかったんだ>

「「「えーっ!?」」」≪マジで!?≫


 そうか、動いてるコケシに連絡されちゃうとマズイもんね。でもバレてる可能性は高いよなあ。ダンジョンは獲得したものの、全部破壊して速攻で脱出したほうがいいんじゃないだろうかって思うんだけど。


≪みんなはどう思う?≫

「「確かに」」

「むしろおびき寄せてもいのではありませぬか?」

「ンッ。ルーちゃん、正解ある」

≪どっちもありな気はするけど、最初は危ないからお試しで僕だけが戦闘仕掛けてみたいんだよね≫

「ムー、ズルいあるする」


 魂を操るっていっても条件が分かんないし。

 あ、1個だけは分るか。死んでなくても操れるっていうのは、ストームジャイアントのヘー氏でやってたことだから。

 でもある程度傷つけないと、条件が揃わなかったりするとかありそうだしね。


 まあ分かんないことだらけなので、まずはコケシ屋さんちに行ってみようってことになった。

 コケシの素体というか、未稼働のコケシ。コイツらはまだ処分してないそうだから実際に見てみようってなったんだ。


 カウントダウンしてるらしいよ。1番早いのでもまだしばらくは時間があるみたいだし。


≪たださあ……製造中のカプセルが4個あるって≫

「「動いちょるんが4体って可能性があるんじゃね……」」

≪動き始めたのがいつなのかも分かんないけどね≫

「寿命も分かりませんな」

「アッ! ばっちゃま……倒すしてる、かも?」


 せめて1体残して~って、フーちゃんが悶えてる。

 うーむ、そうか。当代コロコロさんがヤッちゃてる可能性もあるのかあ。

 あ、あとさ、銀コケシも呼吸してないんじゃないかってことが、海底ダンジョンで分かった。だって海の底に生産工場があるんだし。まあエラ呼吸可能って線もあるけども。


≪とりあえず王様たちとネーネさんには伝えておくよ≫

「おっけーする」

「では食事の用意をして向かうであります」

「「2日分でもありゃあ()えじゃろうね」」


 ダンジョン取ったどー、したからね。向こうに行けばDPご飯も出せるだろうし、大丈夫でしょう。


「アレ? そういえばダンジョンマスターになったということは、ポーちゃんも邪人が分かるようになったのではありませぬか?」

「おー!」≪確かに!≫

「「あーーー! もっと早う気付きゃあ()かった」」

≪た、確かに……≫


 ダンマスのワワンパァが邪人判別可能なんだから、ダンジョン1つもらえば良かっただけなのにね。海底神殿のダンジョンはDP的にはショボかったんだしさ。


「パァちゃん、ダンジョン、育てる大事する。ダイジョブある」

「ですな。ダンジョンはパァちゃんに集中させるのがいいのですし」

「「そうはうても虹の忘郷跡のダンジョンを、ポーちゃんにあげときゃあ色々と捗っちょったはず」」

≪僕もそう思った。おっと、ネーネさんから今回のダンジョンは壊したほうがいいって連絡が来たよ。王様たちも同意見っぽいね≫


 もったいないけど仕方ない。あとでワワンパァから海底神殿をもらい受けることにしよう。今は向こうの僕が指揮蟹島に行ってて、ダンジョンにいないのだ。メンテ用のワワンパァが、全部のダンジョンにいるからね。僕らがわざわざ行く必要ないんだ。


「「うーん……もったいない…………」」

≪もったいない……≫

「2人とも諦めが悪いですなあ」

「ねー」


 そんなブツクサ文句言ってる僕に、朗報とかいって連絡をくれた僕。

 コイツ、動くよ。だってさ。

 ナ、ナンダッテー!?


≪動くってさ、今回のダンジョン! これなら壊さなくてもいいね!≫

「「見たい見たいっ。早う行こうや!」」

「不思議あるー」

「そんなダンジョンがあるんですなあ」


 移動速度は速くないらしいけど、これなら銀コケシに場所はバレないと思う。だってコッチがもう掌握してるもんね。念のためではあるけど、場所を動かすのは保存されてる銀コケシを処分してからってことになった。

 信号を発信してたら移動した場所が知られてしまうからさ。


 そして翌朝。夜明けを合図に出撃だよ。


「いってらっしゃーい」

「「「おー!」」」≪いって……おー!≫

「「揃えんさいやポーちゃん」」

≪大変申し訳なくっ≫


 キャッキャしながら僕らは飛び立ったのだー。

次回≪MISSION:105 移動要塞ジェリーフィッシュ号≫に、ヘッドオン!

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