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七話 これから走ります

七話 これから走ります


 エスパーダはすぐにルームランナーに乗ることはせずに、室内履きを履いていた。


 アックスはその様子を見守っている。


「他の家に配達に行かなくて良いのかい?」


 要は純粋にそう思ったので聞いたが、アックスは不愉快そうな顔になる。


「分かっている」


 要に向けて敵意を放つ一方、エスパーダには優しい視線を向けている。人間だから警戒しているだけではないと要の勘が告げていた。


「アックスには話があるから、帰られると困るのよね」


「え?」


 嬉しそうだ。


「今、ゲームでギルドのメンバーを集めてるんだけど、アックスに入って欲しいの」


 すぐにガッカリしていた。


「何? イヤなの?」


「そんなことは……」


 エスパーダに詰められて、しぶしぶ異界大戦をダウンロードしていた。


「よし。私は走るから、アックスはチュートリアルをやること。良いわね?」


「はあ……」


「さっさとやる!」


「はいっ!」


 アックスはスマホをいじり始めた。


 エスパーダはそれを見届けてから、ようやくルームランナーに乗った。


「よし、痩せてやるわ」


 気合い十分だった。


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