表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

六話 フィギュアを片付けてもらいました

六話 フィギュアを片付けてもらいました



 アックスがテーブルの上に着いた時、エスパーダは自分のフィギュアの前に立っていた。見られたくなかったのだろう。フィギュアの存在を消そうと必死になっている。


 要はその思いを汲んで、アックスに声をかけた。


「アックス、段ボールからルームランナーを出してくれるかな? エスパーダは女性だし、力仕事は……」


「言われなくてもやるさ。人間め」


 ゆっくりと段ボールを置き、剣を抜く。デジャヴかと思った。どうしようかと考えてると、

「アックス!」

と、エスパーダが叫んだ。


「早くルームランナー出して」


「ああ、分かったよ」


 アックスはおとなしく剣をしまった。そして段ボールを開け始める。


 要はその隙にフィギュアをキッチンに持ち込む。だが手頃な隠し場所が思いつかず、冷蔵庫に押し込んだ。キンキンに冷えたエスパーダのフィギュアが出来上がることだろう。


 戻ってくるとルームランナーは表に出ていた。


 エスパーダは要を見上げ、「ありがとう」と言った。



 



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ