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【コミック5巻制作中】クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。  作者: こりんさん@クラきょどコミック5巻12/9発売!
第二章

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43話「一緒にいると」

 色々あったけど今日も一日終えたと、俺は自分のベッドへ大の字に寝転んだ。


 それにしても、今日は本当に濃い一日だったなと、三枝さんと過ごした時間を思い出す。


 孝之と清水さんに触発されて、個室のカフェでアーンし合ったこと。


 それから、その帰りに偶然会った愛野さん達に対して素顔を晒し、それから「もっと私と遊んで」と言ってきたこと。


 今日あったことを今思い出しただけでもドキドキするし、思わずニヤけてきてしまう。


 今日の三枝さんはいつも以上に可愛すぎて、とにかくヤバかった。



 俺は寝転びながら、壁に貼られた一枚のポスターへと目をやる。

 それは、バイト先のコンビニのバックヤードに置かれていたから貰ってきた、エンジェルガールズのポスターだ。


 このポスターが作られた時は、まだ三枝さんがアイドルを引退する前の物のため、その中心にはしおりんの姿が写っている。


 全員可愛いけど、やっぱりしおりんだけは別格というか一番輝いて見えた。


 アイドルとかそういうものに全く興味がなく、周りから一線を引いて生きてきたような俺が、三枝さんと知り合ってからはこうしてアイドルのポスターを自分の部屋にデカデカと貼ってしまっているのだから、本当に我ながら人生何があるか分からないなと一人笑ってしまった。


 そして俺は、部屋のハンガーにかけたシャツに目を向ける。

 いつ見ても、これまでの自分なら絶対に買わなかったような派手な柄のシャツだ。


 三枝さんと遊びに行った際、ケンちゃんのお店で買ったそのシャツを見ながら、自分自身の見える世界が三枝さんのおかげでどんどん広がっている事を改めて実感した。


 三枝さんが居てくれるおかげで見える世界が変わっていくことが、俺は何より嬉しかった。



 ピコン。


 そんな事を考えながら横になっていると、枕元のスマホからLimeの通知音が鳴った。


 俺は寝転んだままスマホを手にし、誰からだろうとそのLimeを開くと、それはたった今考えていた相手である三枝さんからのLimeだった。



『今日は楽しかったね!ありがとう!』


 そのLimeを見て、ちょっと寝落ちしかけていた目が一気に冴えた。

 何げないお礼の一文だが、それでも三枝さんからLimeが届いた事がとにかくめちゃくちゃ嬉しかったのだ。


 だから俺は、慌てて返事を返す。



『こちらこそ!楽しかったよ!』


 よし!送信!

 ……と思ったけど、あれ?これじゃLime終わらない?という事に送ってから気が付いてしまった。


 俺からも何か質問しないと返信し辛いよなと、俺は普通に返事してしまった事を送ってから悔やんだ。



 ピコン。


 だが、三枝さんからすぐに次のLimeが送られてきて、失敗した俺はなんとか救われた。



『明日も晴れるといいね!』


 俺は表示されたメッセージを見て、思わずクスリと笑ってしまった。


 三枝さんから送られてきたのは、まさかの天気デッキだった。


 主に話題の無い時に用いられる、誰とでも話せるけど広がりの無い話題の定番、それが天気デッキだ。


 そんな、送る内容に困って天気デッキを持ち出す三枝さんの姿が脳裏に浮かんで、俺はまたクスリと笑ってしまった。


 でもこれは、普通に返信してしまった俺が悪いのに、それでも三枝さんからなんとか話題を振ってきてくれてる事が俺は嬉しかった。



『そうだね!晴れと言えば、今度天気の良い日にどこか遊びに行ったりしたいね!何かしたい事とかある?』


 だから俺は、今度こそちゃんと質問形式にして、三枝さんに返事を送った。

 今日の帰り道、これからお互いにやりたい事を語り合った延長だ。



『公園、行きたいな』


 ちょっと間を空けてから、三枝さんからの返信が届いた。


 ――公園か。


 俺の通っていた小学校の近くに、割と大きめの公園があった事を思い出した。


 小学生の頃は、よく孝之達と集まってはその公園で遊んだもんだ。


 三枝さんは、恐らく住んでいる場所は同じ学区になるけど、当然同じ小中学校の同級生に居たわけではないため、アイドル引退と共にこの街へと引っ越してきたものと思われる。

 だから、その公園の事は知らないだろうし丁度いいなと思った。



『いいね!近くに割と大きめの公園があるから、そこ行こうか』


 そう返信すると、また少しの間を空けてから返信が届いた。



『うん、知ってるよ。わたしがたっくんと行きたいのもきっとその公園だから、楽しみにしてるね!』


 三枝さんからの『知ってるよ』という返信を見て、俺は少し戸惑った。


 知ってるという事は、少し離れてはいるがこの街にやってきてから既に行った事があるのだろうか?


 でもそれなら、俺と行きたいという一言が引っ掛かる。

 じゃあなんで俺とあの公園に行きたいのか、その理由がよく分からなかった。


 まぁ、それはまた行った時にでも確認したらいいかと、とりあえず俺はまた三枝さんと出掛ける用事が出来た事を喜んだ。


 それから公園へ行く日時を決めると、そろそろ時間も遅いからおやすみと今日のLimeは終了した。



 こうして俺は、今週の土曜日に三枝さんと公園デートする事に決まった。


 正直、向かうのは地元の昔よく遊んだ公園だから新鮮さは無い場所だけど、それでもきっと三枝さんと一緒ならまた見える景色も変わるんだろうなぁと、俺は今から次の土曜日がやってくるのが楽しみでならなかった。



公園デートが決まりました!

でも何か引っ掛かるような……?



皆様から頂いた応援のおかげで、無事目標としていた総合20000pt達成いたしました!


いつも本当にありがとうございます!!


これからも変わらず執筆を続けさせて頂きますので、引き続き一人でも多くの方に本作楽しんで頂ければ幸いです!



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― 新着の感想 ―
[一言] やはり…作者様はV好きなのでは!? それはそれとして…てぇてぇなぁ!
[気になる点] これは幼馴染パターンですね!?
[一言] 更新お疲れ様です。応援してます。
感想一覧
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