序章
お久しぶりです。スターです。
一度、すべてをリセットして新しくコメディに挑戦したいと思います。
どうぞ、温かい目で見守ってやってください。
4月1日、僕は晴れて峰原高校の生徒になった。
入学式はどこも同じであろう校長先生の長話、生徒会長からのお言葉などなどが繰り広がれていた。
男女比率はバランスよくなっており、強いて言えば女子が少し多いくらいだった。
そう、これから僕の素晴らしい青春時代が幕を開ける!!!
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と、思ったのだが...
(なんなんだ!!この女子率は!!!)
そう、僕がいるこの1年3組は女子が圧倒的に多かった。
男子が僕含めて10人程度。ここは元女子校じゃないんだぞ!むしろ設立当時から共学だぞ!
「はぁ、最悪だ...」
僕がため息をしてると、
「おいおい、どうした兄弟!」
うわ、こういう知り合って間もない人を兄弟って呼ぶやつ大体暑苦しいやつなんだよな...
「別に、なんでもない」
ここはそっけなくして離れてもらおう。
「兄弟、もしかして俺みたいな知り合って間もない人を兄弟って呼ぶやつが嫌いなのか?」
「僕の心を読むな!!あと、わかってるならなんで近づく!!」
「まあまあ、このクラスじゃ数少ない同性だ。仲良くしようじゃないか!兄弟!」
「お前!わざとだろ!もうそこまで明らかに言われたらわざととしか思えん!後僕の名前は"谷口正人"だ!」
「俺は"溝口明"だ。よろしくな!正人!」
(初対面の人をいきなり名前で呼ぶ人も嫌なんだよな...)
「あ、今初対面の人をいきなり名前で呼ぶの」
「だから心を読むなぁ!!!」