日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について
日韓秘密軍事情報保護協定は、日本と大韓民国の間で秘密軍事情報を共有する為の協定である。より具体的に言うなら、北朝鮮のミサイル発射に関する情報の共有である。(その他の情報の共有にこの協定が行為されたかは情報が無い)このGSOMIA締結については、アメリカが後ろ盾となった経緯がある。コレは事実上の日米韓の3か国の協定なのである。
軍事情報を共有する意味とは、北朝鮮のミサイル攻撃の兆候や発射や弾道をいち早く察知する為である。
そして、ハッキリ言うと、この協定で韓国は利益を享受する側である。日本側は7基の観測衛星や高性能のレーダーシステムを運用しており、この情報を7月25日に行われた北朝鮮のミサイル発射に際して提供しており、コレを受けて韓国軍がミサイルの着弾位置を修正するなどしている。
韓国側は、アメリカとの関係だけで十分だと主張しているが、この協定はアメリカの肝いりで成立した協定である。アメリカの顔に泥を塗ったにも等しい。そして、軍事的にも何故アメリカがこのような情報共有網を構築したかったというと、情報の共有こそが軍事的に重要な事だからである。
かなり説明が難しい概念であるが、昨今の軍事において、情報共有は当然のシステムとされている。
一々、上に情報を確認して判断を仰いでいるようでは現代の目まぐるしい戦場で通用しないのである。
F35などの情報共有システムなど、エースコンバットを現実にしたかのような趣すらある。
そんな時代に、このような協定破棄をする事は、単に日本が嫌いという我がままでは無く、韓国は対北朝鮮で協力する気が無いのだと見なされるだろう。そればかりか、北朝鮮と一体になろうとしている? と判断される。現実に韓国の金融市場は大下落を受けている。そのぐらい国際的に意味不明な決断なのである。
そもそも文在寅は北朝鮮の傀儡である。役に立つマヌケかスパイなのかは知らないが、彼は金ファミリーの基での統一朝鮮という夢物語を本気で追い求めている。朝日やおパヨク界隈では、この協定に不満を持つ者が韓国内にも居たなどと報道していたが、まさしく、そのような北の回し者としか言いようが無い存在が韓国内で跋扈している。彼らに言わせると、北朝鮮をいわれなく敵視しているGSOMIAはけしからんというわけだ。
ここで、北朝鮮が韓国にした事を軽く紹介するとしよう。
これらは戦争ではない、事件として処理された事ばかりだ。
なろう小説レベルで北朝鮮にクソ甘い世界だと嫌でも認識できるだろう。
1958年、滄浪号ハイジャック事件
1968年、青瓦台襲撃未遂事件、北朝鮮の特殊部隊による大韓民国大統領襲撃未遂事件
1968年、蔚珍・三陟ゲリラ事件、韓国東海岸の蔚珍、三陟地方に約120名の北朝鮮ゲリラが侵入
1969年、大韓航空機YS-11ハイジャック事件
1976年、ポプラ事件、南北軍事境界線で2名のアメリカ陸軍士官を殺害、数名の韓国軍兵士が負傷
1987年、大韓航空機爆破事件、乗客・乗員115人全員死亡
1996年、江陵浸透事件、工作船が座礁、軍人12名、警官1名、民間人4名が死亡し、17名が負傷
2002年、第2延坪海戦、北の侵犯行為により哨戒艇1沈没、戦死6、負傷18
2010年、天安沈没事件、北朝鮮の魚雷攻撃でコルベット1沈没、戦死46
2010年、延坪島砲撃事件、約1時間に及ぶ砲撃行為、170発中80発が島に命中
軍人2人死亡、16人負傷、民間人2人死亡、3人負傷
ここにあるのは、特にヤバく、韓国側の損害が大きいものだけで、小規模な戦闘やら工作員の潜入やら暗殺未遂などは日常茶飯事である。勿論、というか言うまでも無く、北朝鮮はこれらの行為について謝罪も賠償もしていない。
メディアやイデオロギーによる洗脳というのは実に恐ろしい。朝鮮戦争の当事者すらまだまだ存命なのに、そのうえで、これだけの蛮行をされて、北朝鮮と仲良くしよう~と煽動している訳である。これらの蛮行の犠牲を無視して、金ファミリー統治下の北朝鮮との統合を行おうと言う人たちがどのような素性の人間なのか言うまでもない事だし、素性がまともなら度し難い人間であるとしか言いようが無い。
因みに、韓国が破棄を発表してその翌日に北朝鮮はミサイルを発射している。
北朝鮮が24日午前6時44分と午前7時1分に東岸から弾道ミサイルを2発、発射したとのことである。
2006年の国際連合安全保障理事会決議を違反する事、49回目の違反である。