諸君、冷戦はいいゾ 素晴らしいMADな社会
核! アトミック! 素晴らしきプロメテウスの火! ヌカで君も元気! 今回は地球全人類を数十回はまとめてアトム様の御許に送れるような戦争の準備を整えていた冷戦という最高にアポカリプスな時代について語ろう。この時代の兵器群は最高にMADで素晴らしいゾ
時のソ連は210個師団、兵力530万を有していると考えられており、この超大軍勢が怒れる王蟲のごとく押し寄せる事を西側諸国は心底恐れていたのだ。多少兵器の性能で勝っていようが10対1ではどうにもならぬ。囲まれて棒で叩かれてお終いである。
そこで懸命な西側指導者はこう考えたのだ。『核しかない』
こうしてマヨラーのごとく何にでも”核”を付ける原子狂時代がはじまったのだ。
ウェルカム!! いかれた時代にようこそッッ!!! タッポイタッポイ⋯⋯
”核”迫撃砲:デイビークロケット
某ステレスゲーで登場して一躍有名になったキチ〇イ兵器。
先端が異様に肥大化したRPGの様なデザインの迫撃砲。重さも弾頭部分23キロととっても軽い。
撃ったヤツは間違いなく被曝するがキニスルナ! ちなみに2100発作られた。
開発者はその後、西側標準装備の150mm砲から撃てる”核”砲弾を開発した。
う~んMADサイエンティスト!
”核”地雷:ブルーピーコック
ソ連軍の侵攻を核爆発と放射能汚染で妨害しようというイギリスの秘密計画。設置場所はドイツのライン川流域を予定していたが冬は寒く起爆装置が凍結してしまう恐れがあった。流石に核爆弾をワイヤーだの何だの、狐か何かが引っ掛かっただけで起爆するような杜撰な事を紳士はしない。爆弾の中でニワトリを飼って温度を保つのだ。こうすれば遠隔操作で起爆できる。
野戦部隊が用いる原子力発電用設備であるという偽の名目で、ドイツに配備するために10発のブルーピーコックを発注されたが中止された。タンニンが足りている紳士は同盟国にもちゃんと気遣いが出来るのだ。
個人携行用小型”核”爆弾:SADM
バカでかいリュックサックぐらいのサイズはあるが世界唯一の個人携行可能な核爆弾である。
屈強な特殊部隊の兄ちゃんが敵地に仕込んで爆破する。重さ68キロ
空対空”核”ミサイル・ロケット弾
敵は爆撃機で核を投下する。ならば、やられる前に倍返しだ!
哀れ、敵の爆撃編隊は核の光に飲まれて消滅した⋯⋯ そんな構想で作られた”迎撃”ミサイル
とってもばくはつが大きいのでヘタクソでもミサイルがポンコツでも平気。
これなら敵が急に来ても安心だね。戦闘機に積んで運用する。
ちなみに陸から運用する大型の対空ミサイルもある。当然、”核”入り
弾道弾迎撃”核”ミサイル
弾道弾迎撃のベストディデンスは我々が既に完成しているッッ!!
たとえ相手がマッハの彼方であろうと核爆発の多重防壁を突破する事など絶対にできんッッッ!!!!
FALL OUT? ベ〇スダの神ゲーだろ、知ってる知ってる。
灰ごときを恐れて核戦争は生き残れんのじゃ!!
”核”爆弾
飛行機に積んで運用するもっとも基本的な核兵器。冷戦期の軍用機はほぼ全て核爆弾を詰める。
F5みたいな小型戦闘機に核爆弾なんて積んでどうするつもりだったんだ?
空対地”核”ミサイル
戦術あれば対策有り。敵は空軍だけに在らず、地上軍だって迎撃ミサイルを持っている。それが核で無かったとしても爆撃機に命中すれば攻撃は断念しなければならない。じゃあどうするか? 本命の核ミサイルを撃ち込む前に敵の迎撃部隊がいそうなところに核ミサイルをぶち込めば良いよね。
XーDAYには核の通り道を核でこじ開けてゆくという地獄めいた光景が繰り広げられるのだ。
冷戦期には兵士数百人に一発は何かしらの核兵器が配備されていたのだ。
そしてソビエトが崩壊して軍の統制が緩んでも核が流出する事は無かったというのに⋯⋯⋯
なんだろうね? あのイカれ国家とそれを擁護するキ印集団は? アトム教団かな?
ICB⋯⋯ゲフンゲフン、『宇宙開発ロケット』に括りつけて打ち上げてもらったら多少はマシになるんじゃないの? 成層圏で燃え尽きて二度と戻ってこない事を祈るがな。