表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

はじまり

初投稿です。読みにくかったらすみません。

リーグナ皇国ウイルド暦3月のある昼ごろのこと、城の中庭では次姫のミリアリアと末姫のリリーナが冠を編んでいました。

「リナ。ほら出来ましたよ。シロツメクサの花冠よ。」

そう言ってミリアリアは、花冠をリリーナの頭に乗せました。

「ミリーねえさま!どうしたらねえさまのようにじょうずにできるの?」

ミリアリアは隣でうまく編めないでいる妹を見て微笑んで言いました。

「もっと練習をする事ですよ。そうすれば上手に編めるようにもなりますよ。」

「はい。もっとじょうずにあめるようにがんばります!」

リナは元気よく返事をしました。そのとき、城のほうからミリアリアを呼ぶ声が聞こえました。その声にミリアリアは中庭の入口を振り返りました。

「今、私を呼んだのは誰でしょう?」

「いまよばれましたか?おねえさま。」

「… … …」

また呼ばれました。

「ほら!また、、、。この声はミルシィお姉様でしょうか?」

「ミルシィ姉様です!!」


二人が首を傾げていると庭園の入り口のほうからミリアリアを呼びながら誰かが歩いてきました。

「ミリー!リナ!」

それは一番上の長姫であり次期後継者でもあるミルシィでした。

「ミルシィお姉様。どうなさったのですか?」

「ミルシィねえさま!」

リナはミルシィに駆け寄っていきました。そのときにミリアリアに貰った花冠が頭から落ちたことに気づきませんでした。

「おねえさま」

リナはミルシィに飛びつきました。

「おねえさま。どうしたの?」

リナは、不思議そうに聞きました。

「ちょっと、ミリアリアに用事が有ってきたんだよ。」

「みやりあおねえさま??」

「ええ、そうよ。 ミリー!ちょっといいかしら?」

「はい。ミルシィお姉様」

そう言うとミリアリアはリナに花冠を頭に乗せてリナの前にしゃがみました。

「リナ。これから、私はお姉様と一緒に城に戻りますけど、リナはどうしますか?」

「??」

リナはよく分かっていないようでした。

「一人になってしまうけど大丈夫?侍女のスラかミオかどちらかを呼びましょうか?」

ミリアリアはまだ幼い年の離れた妹を心配しました。

「だいじょうぶです!スラもミオもよばなくてもわたしはだいじょうぶです」

「そう?ホントに大丈夫?」

ミリアリアは心配そうにミルシィと顔を見合わせました。

「ちょっと心配だな。やっぱりスラとミオを呼んでくるよ。この時間だったら書物庫らへんに居るんじゃないかな」

「そうですね。それじゃあ、リナ。やっぱり心配だからスラかミオに来てもらうから」

「だいじょうぶなのに……。」

リナは少しふてくされたようだった。

「でも、心配だからね。」

「はい。わかりました」

ミルシィとミリアリアは微笑んで城に戻っていきました。



ミルシィとミリアリアが行ってからリナは一人で花冠が上手に作れるように何度も何度も挑戦していました。

そんな時、何かが聞こえました。

「ひっく ・・ひっ・・・ひっく」

よく耳を澄まして聞いてみると誰かが泣いているようでした。

リナは気になって声の聞こえる方に進んでいきました。しばらく行ったところに一人の少女が居ました。リナとあまり変わらない年齢のようでした。

「ひっく・・ひっ・・お・にい・・・さまぁ~」

どうやらお兄さんを捜しているようでした。

「どうしたの?だれをさがしているの?」

リナはその女の子に話しかけました。

その女の子は急に話しかけられて肩を振るわしましたが、ゆっくり振り返りました。

「ひっく・・お・にいさ・・ま・が居なくなっ・・ちゃったの」

「そうなの?それじゃあわたしもいっしょにさがしてあげるからなかないで。ね?」

そう言うと嬉しそうに女の子は笑いました。

「わたし“りな”って云うの。あなたのなまえはなんていうの?」

「わたしは」




始まりはリーグナ国城内のとても広い庭園での出会いからでした





読んでくださった方!嬉しいです。

まだまだ直さなくてはいけないこともたくさんありますが、読んでくだっさってありがとうございます。

次も楽しんでくださればと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ