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Endless Sky  作者: Amaretto
4/5

動き始めた歯車2

「なんだと!?」


ベルナドッテ現国王――シュヴァル・ウィルヘルム・パーシバルは思わず玉座から身を乗

り出して声を上げた。その顔色は、元々色白である事を鑑みても随分と血の気が引いてい

るのが一目で分かる程だ。

彼の前に跪いているのは、ベルナドッテ軍師のクラムという男で、顔を上げる事なく、

主であるシュヴァルの言葉をただただ待っている。



「それは・・・真なのか。」

「…畏れながら陛下。真の事でございます。速やかなご判断を頂きたく。」

「何故……その様な事に………」



呆然としていたその声音は、やがて絶望の色を濃くしていった。

ただ淡々と口上を述べる軍師の態度に、苛立ちを覚える。

速やかな判断など・・・

下さなければならない決断はただ一つしかないというのに。



シュヴァルは明らかに動揺していた。

王子の頃から、聡明で有能な大物ぶりを発揮していた彼の取り乱した様子に、

側に控えていた臣下や側近たちもざわめきを隠さない。



「陛下。ご決断を。」



再度回答を促す軍師の声に、焦りの色が混じる。

最早一刻の猶予もない。そう言外に告げていた。


シュヴァルはきつく瞳を閉じて、思い描くのは一人の少女。

『お兄様』とあどけなく笑う、妹レヴィアナの姿。

ようやく、呪縛から解き放つ事が出来たのに。

もうたくさん、辛い思いを味わってきただろうに。

そんな彼女になお、試練を与えるというのか、神よ―――。



「・・・伝えよ。了承する、とな。」

「は!」



堪え切れない痛みを吐き出すように告げたその言葉に、軍師は深く一礼して、

足早に玉座の間を後にした。


「姫様へ伝令をお送り致しましょう。」

「ならぬ!」


宰相ジラルド・クローツの言葉を、シュヴァルは鋭い声で制止した。


「姫には余から伝える。他の者は一切口外無用だ。良いな。」

「・・・承知致しました。」


こんな残酷な言葉ならせめて。他の誰かからではなく、己の言葉で伝えたい。

シュヴァルは重たい気持ちを吐き出すように、天を仰いだ大きく息を吐いた。

けれど、気持ちは少しも軽くはならなかった。







湯浴みを終えて、部屋で読書を楽しんでいたレヴィアナを、国王付きの侍女が訪れたのは、

その日の夜だった。

「陛下がお呼びです」とただ淡々と用件を告げる侍女に変わった様子はなく、

レヴィアナは言葉のままに部屋着から普段着用のドレスに着替えて、

侍女の先導のもと、謁見の間へと向かった。


作法通りの口上を述べて謁見の間へ通されると、兄シュヴァルは玉座でレヴィアナを迎えた。いつもと変わらない優しげな顔で。


「お呼びでしょうか、陛下。」

「夜分に呼び立ててすまない、レヴィアナ。そなたに話があるのだ。」


黙って言葉を待つレヴィアナに、シュヴァルは一瞬辛そうに顔をしかめたが、

しっかりと彼女を見据えて、言葉を続けた。



「アールヴヘイムへ・・・行って欲しい。」



“行って欲しい”などと懇願しておきながら、彼女に選択の余地は無い。

既に決定した事を、“行って欲しい”などと白々しい、とシュヴァルは自嘲する。


告げられたレヴィアナは、さすがに驚きの表情を浮かべて黙りこんだ。

アールヴヘイム―――魔界に存在する大帝国。

そこへ行って欲しい、という言葉の意味を、レヴィアナは混乱する思考の中で懸命に推し測る。

明らかに物見遊山で見学に行って欲しい、という意味ではない。

偵察に行って欲しいという意味でもないだろう。レヴィアナは仮にも王女だ。

偵察役なら他に適役がいるはずである。



ならば、兄の言葉の意味は―――。



「人質・・・という事でしょうか。」



行きあたった可能性を口にしたレヴィアナを、辛そうに見つめるシュヴァルの表情がその答えである事を、彼女は悟った。

険しい表情のまま、シュヴァルは静かにその決断に至るまでの経緯を語り始めた。



激化する戦争の最中、両陣営は疲弊を増すばかりで、戦況は一進一退の攻防が続いていた。

ベルナドッテ軍を主とする、人間側の連合軍には他にも数カ国が参加しているが、

いずれもベルナドッテ王国ほど、国力も財政も豊かではない。


戦争は国力を消耗させ、国を弱らせる。

連合軍一の大国であるベルナドッテでさえ、ここ数年は財政難が続いている。他国の場合は想像するに難くない。


戦況に進展が見られない事に痺れを切らしたのか、他国はこぞって休戦協定への方針転換を唱え始めた。

その休戦協定を結ぶにあたり、最も手っ取り早くかつ最も有効な手法―――――それが双方の間での“婚姻”である。


連合軍の中心はベルナドッテ王国である。

婚姻関係を結ぶ―――つまり、魔族側へ輿入れをする女性は、ベルナドッテから出すのが道理であろう、

という連合軍会議の結果が伝えられたのが3日ほど前の事。


そして、国内議会での議論の結果、レヴィアナに白羽の矢が立ったという訳である。





「許してくれなどと言うつもりはない。そんな資格は私には無いからな。私を恨んで気が済むのなら、好きなだけ恨んでくれ。」



痛切な表情で告げるシュヴァルに、レヴィアナはゆっくりと首を横に振る。



「お兄様は、国王陛下です。国王として、これ以上のご決断はありません。そのご決断に、誤りなどあるはずがありません。」

「国王である前に私はお前の兄だ!妹を魔族に売る兄がいるか!?」



いっその事、恨んで欲しい。許さない、と罵って欲しい。

そう思うのは、手前勝手な自己嫌悪だ。

彼女に憎まれる事でしか、自分を罰する事が出来ないのだ。

シュヴァルは自嘲する。



「目をお覚まし下さい!!」



凛とした強い声に、シュヴァルは瞠目する。

玉座にいる兄を、レヴィアナは毅然とした瞳で見つめていた。

そこには、兄妹と一緒に遊べずに泣いている幼いころの面影は、一分も見えない。



「お兄様・・・いえ陛下は、ベルナドッテ国民すべての父なのです。子供を守るのは父親として当然でしょう?

 たとえ肉親を捨てたとしても、子たる民は守って頂かなくては。」



この状況で、いきなり魔族の元へ嫁ぐ事を告げられてもなお、前を向ける強さ。

そういえば昔から、彼女には教わる事の方が多かった、とシュヴァルは内心苦笑する。



「レヴィ……私は一度もお前に兄らしい事をしてやれなかった。せめて幸せな婚姻をと思っていたのに、不甲斐ない兄ですまない。」



そう言って下を向く兄に、何を仰せです、と困惑したようにレヴィアナは笑う。



「そのお気持ちに、幾度となく救われてきました。十分に可愛がって頂いて、私は幸せですわ。」



救われていたのは自分の方なのに、と思うがシュヴァルはそれ以上は言葉にしなかった。

今後の予定など、事務的な内容を簡単に説明した後、レヴィアナは私室へと戻って行った。

いつもと同じように、お手本のような優雅な礼をして下がる姿を見ていると、

輿入れの話をしたのが、嘘のように思えた。


国を守るという大義名分の為に、王女を敵対する国に嫁がせる事は珍しい事ではない。

むしろ、王室の慣例としてはスタンダードな部類に入る。

しかし、妹が輿入れするのは魔族の支配する未知の世界だ。

そもそも、魔族との間に婚姻による和平というものが成立するのか―――その大前提すらシュヴァルは危ぶんでいた。




私は間違っているのではないだろうか―――答えの見つからない問いを何度も何度も自問していた時。

カツン、と人払いをした玉座の間に響く靴音に、シュヴァルは顔を上げた。



「レヴィアナ様は・・・?」



薄いブルーの簡素なドレスの裾を軽く持ち上げて礼を取って、フィアナ妃は夫であるシュヴァルに声をかけた。



「部屋に戻ったよ。」



予想よりも穏やかな声音が返ってきて、王妃はわずかに安堵してそうですか、と相槌をうつ。



「フィア。私は今己が死ぬほど憎い。肉親1人守れない王など聞いて呆れる・・・」



こぼれた弱音に、フィアナは困ったように笑う。

これは穏やかなのではなく、打ちのめされているのだと理解したからである。



「レヴィアナ様は何と?」


「目を覚ませと叱られたよ。王たる私の決断は間違っていないと。国民を守るのが私の仕事だと。」


「・・・でしたら私が再びお叱り申し上げる必要はございませんわね。」


「叱るってお前・・・」



打ちのめされているシュヴァルは、妻であるフィアナの冷たい言い様にますます意気消沈する。



「これだから殿方は・・・。こういう時は、女性の方が度胸が据わるものですわ。レヴィアナ様は20年近く王族として生きて来られたのですから、

 王族の義務もきちんと理解しておいでです。それを貴方様がいつまでも子供扱いされては、レヴィアナ様に失礼というもの。」



王妃の言葉は容赦ない。しかし正論だ。

普段は一歩下がって、王であるシュヴァルの傍に寄り添い、穏やかな微笑を浮かべているフィアナだが、

その実、時に彼を毅然と叱咤できるのは、恐らくベルナドッテ城内では彼女しかいないだろう。



「レヴィアナ様が現実を受け止め、前に進もうとされているところを、貴方様が水をさしていらっしゃる事を自覚して下さいませ。」



反論のしようもなく、ただ黙りこんでいたシュヴァルは、しばしの沈黙の後、辛そうに言葉を吐いた。




「……分かっているんだ、頭では。こうする他に道は無い事も。だが、心がついていかない。情けない事にな。」




なんと脆弱な王だろう。そう自嘲気味に笑う夫に、フィアナは小さく息を吐いた。




「貴方様が情けない事など、とっくの昔から存じております。私がお慕い申し上げているのは、お優しく情けないシュヴァル様ですので。」




自信に満ちた表情でそう告げる王妃に、一瞬目を丸くしたシュヴァルだったが、やがて僅かな笑みを浮かべた。

如何なる時も、自らを戒め、叱咤してくれるフィアナは同時に、如何なる時も自分の味方でいてくれる存在なのだと、改めて彼女の存在の大きさを知る。




「どうかあまりご自分を責められませんよう。」


「・・・ありがとう。フィア。」




そっと労わるように、夫の手に己の手を重ねるフィアナに、ようやく心の奥で凝り固まっていた何かが溶けだしたような気がして。

支えてくれる妻に感謝の気持ちを込めて、シュヴァルは彼女の小さな手を握り締めた。







一方、自室に戻ったレヴィアナは、1人用にしては過分な広さのベットに倒れこむ様に腰を下ろした。

上質な生地とスプリングで作られたベッドが僅かに軋む。


兄に呼ばれて部屋を出る時に先に休むように申し付けておいたので、エルザや他の侍女の姿はない。

それを良いことに、溜め込んでいたものを吐き出す様に、大きく息を吐く。


魔族の国―――アールヴヘイム。陸続きの国ではあるが、その位置も定かではない。

魔力による結界で、空間を歪めて存在しているという識者もいるが、真相は不明だ。


ただ1つ、レヴィアナがアールヴヘイムについて知っている事は、“太陽が無いこと”である。


永久に光の差すことの無い国。

ベルナドッテのように四季も存在せず、空は年中雲に覆われているという。


まだ魔族である母が生きていた頃、この城にやってくる前のこと。

母は眩しそうにベルナドッテの空を見上げては、

『魔界にも太陽があれば良いのにね』と呟いていた姿が、レヴィアナの記憶に刻まれていた。



「太陽の無い国―――か。」



ぽつりとこぼした独り言は、誰に聞かれるでもなく、その空間に消えていく。



レヴィアナ自身、兄の言葉は衝撃的ではあったが、それほど動揺は無かった。


それは、自らに魔族の血が流れているからだろう。


先方に自らの出自が知らされているのかは定かではないが、ベルナドッテ議会は、同族の血を引くレヴィアナなら、魔族側もみすみす危険な目に遭わせたりしないだろう、

との判断で彼女に白羽の矢を立てたそうだ。

それは人間側の勝手な概念であり、想像でしかないのだけれど。


議会も兄も責めるつもりはないので、自分が選ばれた事に対して異論を唱えようとは思わない。

人間と魔族の混血という異端な存在である自身が、その任に最適である事も理解している。

ただ、今まで自分を支えてくれた親しい人々と離れる事は、悲しく辛い事である。

特に兄と、その妻であるフィアナとの別れは、想像すると胸の奥が締め付けられるように痛かった。



幸いにも、先方からは1名だけではあるが、身辺の世話をする侍女の同行を許されているそうだ。


エルザに話したら、彼女はついてきてくれるだろうか……

そんな事をぼんやりと考えていた時だった。



コンコンコンッと静かではあるが、性急にも思えるノック音が響いた。

時計を見れば、既に時刻は日付を跨ごうとしている。

念の為に、護身用の短剣を手元に引き寄せ、はい、と短く返答して起きている事を知らせる。



「レヴィアナ様、夜分に申し訳ございません。」


「エルザ??お入りなさい。」



聞き慣れた声に少し力を抜いて、入室を促す。

短剣から手を離さないのは、念を入れているからだ。

声色など、プロの暗殺者であれば変える事など造作もない。


東の塔で過ごした10数年で学んだ事の1つである。



扉が開いてそこにエルザの姿を確認して、ようやく短剣から手を引いた。



「エルザ??」



扉を閉めたものの、立ち尽くしてその場から動く様子のない侍女の姿を見て、再び短剣に手をかけた。

しかし、それは杞憂に終わる。

なぜなら、冷静沈着で有能な、最も信頼できるこの侍女が、目を潤ませてレヴィアナを見据えていたからである。


いっそ、主たるレヴィアナを睨んでいるようにすら思える程に、強い視線だ。

……少し怖い。



「一体何事??」


「私では姫様のお力になれないのでしょうか?!」



彼女がレヴィアナを姫様、と呼ぶ時は大抵叱られる時なので、思い当たる事を探るが身に覚えが無い。


半泣きの子供の様な声で訴えかける侍女の姿に、レヴィアナは呆気に取られる。

一体この有能な侍女に何が起こったと言うのか。



「何故、私にすぐにお話してくださらなかったのです?私では力不足だと…お思いで?」


「ちょ、ちょっと待って……とにかく落ち着いて。」



早口で捲し立てるような口調のエルザの瞳からは、今にも涙が溢れそうである。



「何の事を言っているの?」



彼女がここまで取り乱すとは。

しかもその原因はどうやら自分らしい。

レヴィアナは心底不思議そうに問う。



「何と言われても……お輿入れの事に決まっているではありませんか!」



もどかしさを隠そうともしないエルザに、しばし目を瞬かせてからレヴィアナは小さく息を吐いた。

有能過ぎる侍女というのも問題である。


一体どこから耳に入れたのか知らないが、レヴィアナの輿入れの話は現在緘口令が敷かれており、

公にされるのは、2日後の定例会見でという話になっているはずだ。

もちろん、王族や宰相他、少数の側近や議員たちは除いてであるけれど。

少なくとも、エルザの様に侍女や側仕えの人間は、現在は知る由もない事実なのである。



「相変わらず耳の早い事……。一体誰から聞いたのかしら?」


「それはお教え出来かねます。しかも輿入れには、侍女1人の同行が許されているというではありませんか!どうして私にすぐにお話くださらなかったのですか?!」


「・・・そんな事まで。貴女の情報網は一体どうなっているの?」


「それもお教え出来かねます。全ては御身をお守りする為ですもの。それより姫様!私の質問にお答え下さいませ!」




鋭い目つきで迫る侍女に気圧されるような威圧感を感じる。




「アールヴヘイムは、人間界とは違うの。何があるのか分からない。

 身の安全も確実でない場所について来なさい、なんて簡単に言えると思う?人間の貴女に。」


「そのような遠慮は不要です。私は生涯レヴィアナ様のお側を離れる事はない、とお誓い申し上げたはずですわ。」


「それでも、よ。貴女を危険な目に遭わせたくないの。巻き込みたくないから、迷っていたのよ。」



まさか貴女がそんなに取り乱すとは思わなかったから、と苦笑するレヴィアナに、

落ち着きを取り戻したのか、エルザは深々と頭を垂れると、大理石の床に跪いて臣下の礼を取った。

貴族や諸侯が、主君に忠誠を誓う際によく行う作法のひとつである。



「改めて、お側を離れない事をお誓い致します。どうか、アールヴヘイムへの同行をお許し下さいませ。」



いつもの冷静で、有能な侍女エルザの声音だった。

お許しください、と言いつつもこちらには否と言わせない強さが伝わってきて、思わずレヴィアナは苦笑する。



「本当に良いの?」


「私の心からの望みです。」


「……ありがとう。貴女がそう言ってくれて本当に嬉しいわ。」




微笑むレヴィアナに、ようやくエルザは顔を上げて安堵の表情を浮かべる。

そうして、いつもの悠然とした笑顔で満足げに。




「さぁ、出発まで1週間ほどですもの。明日から準備を急ぎませんと。」


「……だからその情報はどこから仕入れてくるの。」



ベルナドッテを出るのが1週間後という話も、レヴィアナは先ほど兄から聞いたばかりで、

もちろん、彼女の輿入れと合わせて内密の話であるはずだ。

エルザが有能だから、という理由では片づけられない気がする。



「レヴィアナ様に関する事で、この城で私が知らない事があるとお思いですか?」


「……それ、結構怖い。」


「何か仰せになりまして?」




にっこりと笑う侍女に、ひんやりと冷たいものを感じてレヴィアナはそれ以上何も言うまい、と発言を控えた。


先王時代、東の塔で生活していた頃から常に側にいて、あらゆるものから彼女を護ってくれていたのはエルザである。

子爵であるヘイデン家の養女である彼女を、先王である父がレヴィアナの侍女につけてくれた。


子爵の養女、ということはエルザは生まれながらの貴族の娘ではないという事だ。


しかし侍女になる為に、幼少からあらゆる教育を受けてきたという彼女は最早単なる侍女の枠組みを超えているとレヴィアナは思う。


普通の侍女は、諜報活動に長けていたり、乗り込んできた暗殺者達を一網打尽にする戦闘能力は備えたりなどしない。


10年以上の付き合いになるが、未だにエルザの正体ははっきりと知らないレヴィアナである。


それでも、彼女が全幅の信頼をおく事ができるのは後にも先にもエルザしかいない。







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