人物紹介(主要人物)
【ベルナドッテ王国の人々】
■レヴィアナ・シエラ・パーシバル■
ベルナドッテ王国第5王女。19歳。
魔族を母に持つ美貌の姫君。金髪に紫の瞳。
異端な存在として先王時代は、半幽閉状態だった。
出自のせいか、人間と魔族の間に和平が成る事を願ってやまない。
何事もプラス思考。おしとやかに見えるが、実は頑固者。
■シュヴァル・ウィルヘルム・パーシバル■
ベルナドッテ王国の若き王。26歳。
父である先王が病で急逝した為、順当な継承順で即位。レヴィアナとは異母兄妹になる。
有能で賢く、人望も厚いが生真面目過ぎるのがたまに傷。
王妃であるフィアナに頭が上がらない。
■エルザ・ヘイデン■
レヴィアナ付の侍女。幼い頃から彼女の傍で支えてきた有能な存在。29歳。
子爵家であるヘイデン家の養女。
レヴィアナの事は妹の様に思っており、魔界行きにも躊躇なく同行を申し出るほど。
■ジラルド・クローツ■
ベルナドッテ王国宰相。先王時代より留任。
やや保守的だが、政治に関しては彼の右に出る者はいないと言われている。
レヴィアナには同情の念を抱きつつも、彼女を魔界に送り出した。
【アールヴヘイムの人々】
■ヴィンセント・セレム■
魔界の王子。人間の年齢で言うと、27歳。混血。
銀髪に濃紺の瞳。
とある理由で、ここ数年実戦からは離れているが剣の名手。
無愛想で感情を表に出さないが、冷たいわけではない。
本人は王位に興味が無く、束縛されるの事ない生活を望んでいる。
■ルーファス・セレム■
魔界の王。人間の年齢で言うと100を超えるが、見た目は完全に40代。純血。
好戦的な性格ではなく、どちらかというと平和主義者だが、
人間が魔族の領域を侵す限りは戦いを止めるつもりは無いという姿勢。
目下の悩みは、王位に興味の無い息子ヴィンセント。
■ジーマ■
ヴィンセントの側近。人間の年齢でいうと24歳。純血。
軽薄でやる気の無さそうな言動とは裏腹に、仕事はできる男。
ヴィンセントが魔界で最も信頼をおく存在。
■トードル■
ヴィンセントの後見役。人間の年齢で言うと80歳くらい。純血。
ルーファス王の信頼厚い好々爺。
■グレイダム■
魔界軍の将軍。人間の年齢で言うと30歳。混血。
ヴィンセントとは兄弟の様な仲。大槍の名手。
兄貴風を吹かせているが、いつもヴィンセントに軽くあしらわれている