表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/50

僕・理麻「せんせ・・・ちっちゃい・・・」

登場人物のページに寮長と担任を追加しました。興味のある方はご覧ください。


そして今回は理麻と担任、橘先生の会話ですかね。

 学園管理塔から、理麻は職員室のある校舎へと向かった。校舎は全部で三つあり一つは1~3年の教室や食堂、図書館などがある普通棟。二つ目は音楽室、美術室、科学室などがある特別棟。そして三つ目が職員室や、校長室、会議室や応接室、事務室がある教員棟だ。それぞれが渡り廊下でつながっている。理麻は教員棟の二階にある職員室についた。ドアのところに、先生の席が記された図があったので、理麻は先ほど理事長が言っていた、橘先生を探してみた。


「えっと・・・橘先生・・・橘先生・・・は・・・。あ・・・・あった・・・窓側から二つ目のブースの・・・右から三番目。よし・・・失礼します・・・・。」


小声でなんとかそういいつつ、理麻は職員室に入った。もうすぐHRホームルームという時間なので、先生たちの姿はまばらだ。橘先生がいるかどうか不安になった理麻だったが、先ほど確認した席に、しっかり座ってる人を見て、安心した。


「あ・・・あの・・・橘先生・・・ですか・・・・?」

「んー?あ、君が転入生?」


振り返ったその人は間違いなく橘先生だった。フルネームは橘弥生たちばなやよいだ。そんな橘先生はおでこに人差し指を当てて何かを思い出そうとしていた。


「えっと・・・・えっと・・・・篠宮君?でいいよね?」

「は・・・い。よろしくおねがいします・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・緊張してる?」

「そ・・・そういう・・・わけじゃないです・・・・・。」

「・・・・・・ひょっとして、人見知り激しい感じかなぁ?」

「はい・・・・。」

「そっか、そっか。解るよその気持ち。初めての人とか、知らない人とか、何かわからないけど、話ずらいよね。俺もそうだったんだ。人見知りってやつ。今はもうそんなのないけどね。人見知りしてたら、教師やってられないからさ。篠宮君も今に大丈夫になるからね。ま、うちのクラスは皆いい子ばっかだから、大丈夫大丈夫!じゃ、教室行こうか。」

「はい・・・。」


椅子から立ち上がった先生を見て理麻はちょっと驚いた。


ぼ・・・僕と身長そんな変わんない・・・・・・・・・・・。


たしかに橘は理麻よりちょっとだけ高いだけのようだった。


先生、可愛いかも・・・・・・。言えないけどね・・・。


「篠宮君、おいってっちゃうよ?」

「は・・・はい・・・・。」


たしかに、傍から見ると同い年の二人が並んで歩いているようにしか見えないのだった。

あれ・・・うん・・・橘先生、こんなキャラになっちゃった・・・。

ほんとは強面の先生にしようかと思ってたんですけど・・・ま、いっか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ