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僕・理麻「そんなに高いの無理だよ…」

運動会はいつ終わるんですかね。

おわったら、いよいよ終わりに向けて突っ走りたいんですが……


 あたりを見回して、その場の雰囲気などから今運動会の真っ最中であるということを理解できた理麻。何とか玲治や紫音がいる自分のクラスの応援席に戻ってきた。


「玲治……あのさ……何でもう運動会してるの?」


 がたっ……がたたたたっ!


「いってぇ……って、理麻!?」

「え、何?僕何かした?」

「戻ってるし……」

「え?え?」

「いや、なんでもないこっちの話。で、この次の競技に理麻でるからな」

「え?な……なんで?僕運動音痴だよ?」

「音痴だろうがなんだろうが出なきゃいけないんだよ。ほら、出場選手は入場口集合だってさ。悠が一緒だし、行ってこいよ。それが終われば昼だからさ」

「ご飯!いってきまーす!」

「げんきんな奴……」


 応援席付近にいた悠とともに、理麻はゲートに向かった。


「ね、何の競技……だっけ?」

「あはは、覚えてない?パン食い競争だよ」

「パ……パン食い競争?」


 それってあれ?なんかこうぶら下がったパンをジャンプしてぱっくんしてそれでゴールするあれ?


「パンはうちの食堂特製パンだって。あそこのふわふわでおいしいよね」

「おいしいけど……届かないよ……」


 玲治に前それってお前ジャンプしてるって言えないぞって言われるほど、僕はジャンプ力がないみたいだし。でも、おなかすいたし……パン食べたいし……でも高いよね……僕だけ低い棒に吊り下げてくれないかなぁ……。


「あれー、理麻ちゃんだ―。やっほぉ!」

「ふ……副会長さん……こんにちは?」

「えー、何で副会長って呼ぶのー?しかもさん付け―?」


 だ……だめかなぁ?だって会長さんも会長さんって呼んでるし、それにじゃあほかになんて呼んだらいいかわからないし……。


「歩でいいよ」

「歩……先輩?」

「理麻ちゃん首かしげるのは反則だよ」

「え?え?」

「理麻、僕あっちいってるからごゆっくり―!」

「え?悠君……」


 まってぇ。僕も行くから!一人じゃ限界だよぉ!!でも、一個聞きたいことあるんだよね、歩先輩に。


「あの……歩先輩……」

「なに?」

「どう……したんですか?……その……ほっぺ」


 歩の頬には真っ白なシップが貼ってあった。理麻に言われて、あぁと思いだしながら歩はそれを張ることになった理由を話した。


「隼人にさぁ、さぼって寝てたとこ見つかっちゃってさぁ。あっはは、そりゃもうばこーんって、グーで殴ったんだよ。ひどいよねー」

「そ……ですか……」


 というか、またさぼってたの?前も確かさぼってて、首絞められてなかったっけかなぁ。にしても、やっぱり会長さん、怖いよ。グーで殴るのは痛いからやめた方がいいと思うよ。


「理麻ちゃんパン食い出るの?」

「(こくん)」

「がんばれー!俺此処で応援してるから!」

「歩先輩は……審判ですか?」

「そう、ここで手とか使ってないかなーって見る役。隼人に勝手に押し付けられたんだよー」


 ひどいよねーとか言ってるけど、さぼらずに頑張ってください。

 そして、いよいよパン食い競争理麻の順番となった。お世辞にも早くはない速さ、でも理麻にとっては全力疾走なそんな速さで、パンの下まで走る。そして思いっきりジャンプする。だが上手くいかず、ふわふわのパンが、ぽこぽこ頭に当たる。必死に口を開けてかぶりつこうとする。だが、まるで理麻をもてあそぶようにパンは頭上をゆらゆらと揺れている。

 むぅ……ゆらゆらしないでよ。食べれないじゃんか!えいっ!ほわっ!とぉっ!


「はむっ!」


 そして奇跡は起きた。まぁ、ただ理麻がようやくパンを獲得しただけだが。順位はもちろんビリだったが、理麻はパンが手に入ってご満悦だった。


「よく取れたな、理麻」

「クリームパンがよかったな」

「欲言うなよ」


 応援席でパンを食べつつ、そう愚痴をこぼす理麻だった。

ところで、ほんとに誰を出しゃばらせるのかいまだに迷ってます。

玲治か、隼人。……彰も一応候補に入れてますが……

総受けにしたいとか言って……でもだれかとくっつけたいという気持ちもあるのです。

それか、これはいったんラブコメで完結させて

それからまた別の連載でそれぞれたとえば玲治編……とか玲治ver.(バージョン)とかにしようかなとも思ってますが……

それならそれでうまくいきそうですが……

どうしましょう……

意見とかくださるとうれしいです。

意見来なくても、ぼちぼち決めてきますが……


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