俺・理麻「借りたいものは案外身近にあった」
うーん。
こういう総受けって、一応なんか決着というか、誰かとくっつけるべきなんですかね・・・
このままじゃぁ、誰ともくっつかないで終わるフラグがたってますが・・・
私としては玲治か隼人がいいんですが…描きやすいからです。
彰は……がんばればできそうですけど、今のままじゃ無理っぽいですし。
歩とかはね・・・・・・最近出番ないですし
どうなるのか・・・私ははたしてどうするのか・・・
だれもしらない・・・orz
理麻が出る2種目のうち、一つ目の種目が始まった。
走る順番になるまで、列に並んで待つ。秋晴れの空に、合図のピストルの音が高らかに鳴り響く。一斉に走り出す走者達。彼等の目指すその先の地面には、なにかが書かれているカードが、裏返しておいてある。彼等はそれを一枚取り辺りを見回して何かを捜し求める。見つかったらそれを借りてゴールへと走るのだ。
「借り物競争……か」
「何が書いてあるんだろうな!」
知るか!!だがそんなに難しいものではないはずだ。このグランドにあるであろうものだろう。じゃなきゃ、一生終わらないぞ。
で、来ちゃったよ。順番が!!まぁ足の早さがどーの、っていう競技じゃないわけだからみんな最初のダッシュは軽く……ないね!全力疾走かお前等!!そりゃそうか、カードに早く着いた方がいいもんな。納得した。さて、俺は何を借りる羽目になるんだ?
「あ……青いものだと?」
おいおい、なにこのアバウトさ。青けりゃいいわけ?ていうか、意外とムズいもんひいちゃったな。青いものってなんだ?ああ、それなら近くにあるじゃないか、ほらあの有名な言葉『地球は青かった』……何考えてるんだろ……馬鹿だ俺。さて、気を取り直して青いものを探すか……。まだ他の奴らも探し中だし。青青青青青青……。俺はふらふらと観客席や、クラすの応援席を眺めた。
「やっぱ青いもんなんかそうそう……あ、あったぁ!!」
奇跡だな。まさかこれほど青いものも無いだろう。
そう思って俺は水道に向かって走った。そしてそこで水分補給している青虫の腕を掴む。
「は?」
「お前始めて役に立つって思ったわ!」
「意味わかんねー事言ってんな……ってどこ行く気だ!?」
「どこって……」
そりゃ、ゴールだろ。ほかにどこがあるんだ馬鹿め。
で、見事ゴール!!まさかの2位だけどな。
「お前が目立つとこにいないから……」
「俺のせいじゃねーだろ。つか、なんて書いてあんだよ」
「青いもの」
「おれのどこが青い」
「いや、青い髪の奴なんかそうそういねーし。たまには役に立つな」
「テメェ、まじシバくぞ」
「やってみ、負けるわけねーし……あだっ!?」
話してて前方不注意だったからだろうか。理麻は校庭の隅にある段差に足をとられて、盛大に転んでしまった。しかも顔面が地面に直撃してである。
「ぷ……なにやってんだどんくせー奴。……篠宮?」
「いたたた……ふぇ?仙道……くん?」
「……篠宮……」
「な……なに?」
「んなことありか?」
「え?え?僕なにかした?」
「しるか……」
彰はそのまま理麻を放置して、立ち去った。残された理麻はしばらくわけがわからず、その場にいるしかなかった。
ということで、もどって?きた僕理麻君。
次の種目は僕理麻君が活躍・・・・できるんでしょうか・・・・・
そもそも自分のクラスのところまで戻れるんですかね?
本部の放送で、迷子のお知らせでーす。みたいになったらおもしろそうですけど