俺・理麻「飲めなくはない」
先に謝ります。
今回あきれるほど短いと思います。
いいかげん、運動会当日にしたいです。
運動会は学年を縦でチームわけしてるようだ。つまりF組まであるから6チーム対抗になるわけだ。各種目の順位で点数がもらえる。一位なら5点。それから一つずつ下がって、六位は0点となる。最終的に合計点の一番多いチームが優勝だ。
「つか、運動会ってさ、なんのためにやるんだ?」
「それ言っちゃあ終わりですよ理麻さん。青春の思い出作りの為だろうに」
「優勝したら旗とカップってさ、結局俺らはなんももらえないに等しいわけだ」
「一応、授業の一環だから。って、ただ運動会の悪口言いたいだけですね、理麻さん」
「だってさ……」
なにが楽しくて、一日体育をしなきゃなんないんだよ!!俺は別に体育苦手じゃないけど、そこまで好きでも無いんだぞ!!
「大玉ころがしとかないの?」
「なんで?」
「手が滑ったとかで会長に突っ込んだりできるじゃん?」
「やめて、なんか乱闘になりそう」
「あれ、鉢巻き3人分足りねーぞ?」
「おっかしーな」
「足りないときは生徒会に言いに行かなきゃなんねーんだっけ?」
「そうそう」
「んじゃ、俺言ってきてやる」
「とか言ってそのまま帰る気じゃないですか理麻さん」
「んなわけねーだろ。それに寮に戻ったって、どうせお前が部屋に来ちゃ逃げれねーだろ。行くついでに何か飲み物かってきてやるよ」
「コーヒーな」
「ブラックでいいんだろ?」
「理麻はジュースか?」
「お……俺だってブラックくらい飲めるっつの」
「どうだろうねー」
「おい」
あいつ最近、俺をおちょくってないか?あれ、俺ってリーダーだよな。閃夜だよな。
あれか、最近暴れてないからかな。あー今度青虫にでも喧嘩売ってやろうかな。
うん、そうしよう。
とりあえず今ははちまきだな。