俺・理麻「人の話を聞けって習わなかったのか!!」
俺理麻が楽しい。
僕理麻の出番はもう少し後になりそうです。
教室にいつも通り入るが、やはり違和感を感じたクラスメイトがこっちを見てくる。そりゃそうだ。180度違うんだ。俺だって、昨日と今日で全然印象違う奴来たら思わず二度見すると思うからな。あー、やっぱこの席やだわ。前はともかく横がな。なにが楽しくて青虫の隣の席にいなきゃなんないんだ。俺にとっちゃ教室の最前列。教壇の真ん前よりも、最悪な席なんだぞ。
「席替えしないのかよ……」
「もうすぐするはずだけどな」
前の席にいる玲治が言う。もうすぐより今すぐがいい。もう最前列でもかまわない。この青虫から離れられるのなら。
「あ……でも運動会終わるまでは無理か」
「う……運動会だと!?だる……」
「今の理麻なら楽勝だろ?」
「そりゃそうだけど……まさかあんにゃろー、運動会嫌で拒否ってんじゃ……」
「理麻にとっては地獄だもんな」
やばい。あいつを無性に殴りたい。自分だけど。でも殴りたい。でも出来ない……。よし!
「千堂くん、一発殴らせて?」
「ざけんな、死ね」
「ちっ」
駄目か。満面の笑みでも駄目か。つかお前何不良なのに、こんな朝早いんだ。朝のHRでるなんて実は真面目くんなのか。
「おはよー理麻ー!!」
「げっ、ふぎゅっ!!」
「せ……理麻!!」
井上。その癖を治せ。あぁ殴りたい。けど今後のためには我慢我慢。よし、明日は早起きして寝てる青虫に踵落しくれてやる。
「ま、お前の寝起きの悪さじゃ無理だな」
「ちょ、待て。何故今お……僕の考えてることがわかった」
「なんとなく」
あーあーあーあーあーあーあームカつく!!!!!
「ほらー席ついてー!HR始めるよー!」
担任の橘がやってきた。相変わらずのちびだな。俺はちびじゃない。成長が遅いだけで、今に玲治だって抜かしてやるんだ。
「じゃ、運動会の種目とか決めるからねー!でもその前にそれを決める運動会実行委員を決めまーす!て、事で篠宮君とー、一之瀬君に決定ー」
ちょと待て待て!何だ今のは!なに独り言からの勝手に任命してんだ!見ろ、普段それこそなんかあってもとりあえず落ち着いてる玲治まで思わず椅子から転げ落ちそうになってるぞ!!
「先生。俺はともかくなんでまた理麻を?」
「んー、なんとなくー?」
なんとなくー?じゃないだろうが!!教師失格だぞお前!まず人の意見を聞くとか……こらぁ!黒板に勝手に名前を書くな!そして花丸を書くな!何が上手に描けた―だ!誰もほめてねーだろうが!!
「あの担任、あんなだったか?」
「あー見えて素は腹黒いからな」
「まじでか!?」
「めんどいよなー」
「なんで俺がこんな目に……」
すみません、理麻さん。もうへなちょことかなよなよとか言いません。言いませんから、どうかかわっていただけませんか!?もうおれ死にそうです。
橘先生?
あれ、こんなキャラではなかったはず。
久々に描いたので、よくわからなくなってます。
これじゃあ、寮長とか、保健室のあの先生とか、最近出てこないキャラは多分同じような感じだろう。つまり自分のキャラなのによくわからなくなっているってことです。