俺・理麻「お前ら俺をなめてるだろ?」
俺理麻。
書いてて楽です。
口調もそうですし、はきはきしてるので、動かしやすいです。
チクショウ。間に合うなんておかしいだろ。ジャージで寝てるのかよ、卑怯者め。
「なんで朝から睨まれなきゃいけないんだ?」
「お前が悪いからに決まってんだろうが馬鹿」
俺なんか……俺なんか水玉模様のパジャマだぞ!ドットなんて女のだろ!しかも水色とか青ならまだ男でも通用するけど、オレンジって、もはやいうまでもないだろ。あの母親の趣味だな。
「で、なんでまた閃夜になっちゃってんの?」
「知るか!しかも戻れねーし……」
「いつ戻んのも……」
「わかるわけがない!」
「お前ら……なにわけわかんないこと言ってんだ?」
そういえば、こいつに理麻=閃夜とはばれたが、二重人格とまでは言ってなかったな。くそぅ、説明しなきゃいけねーのか?めんどくさっ!よし、今からでも遅くないよな……。
「な……なにいってるの?仙道君?」
「…………」
「…………」
おい、二人して黙るなよ。そして、青虫。文句があるならはっきり言え。黙るな。今の俺の精一杯の笑顔だったんだぞ。なよなよ理麻だったら、もっとかわいくだか何だかできたんだろうが、俺にはあれが限界なんだよ。なにが『仙道君』だ。鳥肌立ったわ。そして玲治お前もかっ!お前一応俺の幼馴染だよな?そして副リーダーだよな?そこは何かフォローするとかないのか!泣くぞ?もう、閃夜だろうが、理麻だろうが、構わず泣いちゃうからな!……やっぱやめた!泣くとまた何かかわいそうなものを見る目で青虫に見られそうだ。
「もういい……勝手にどうとでも解釈してくれ。俺は学校行くからな」
「せ……理麻、朝ご飯は?」
「だから俺は食わない……」
きゅるるるるるるるるる
「なっ!!?」
「腹減ってんじゃねーか」
そんな馬鹿な!?俺のときは一回も今までなったことないぞ腹のおとなんか。どういうことだ。
ほんとに俺はどうしちゃったんだ!?