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俺・理麻「おいおい……」

今日から新章突入です。



真っ赤だ。清々しいほどの赤。さっきまで暖かかった赤。でも今は冷たく冷え切った赤。赤……赤……。ここは僕の家。みんなみんな動かない。寝てるんだ。永遠に。永久に続く眠りについて。でも僕を見つめてる。光り燈さぬその瞳で。僕だけ起きて、驚いてる。なぜって……わかったから。




みんな死んだんだ−−−−






あの日から僕は二人になった。






*********


いつもと変わらぬ朝。なのにどこか違和感がある。なんで朝日を浴びているのかがわからない。


「なんで朝からチェンジしてんだ……」


ベッドの上で胡座をかいて座り込む。一人称が“俺”の理麻。滅多にこんなことはないのだが、今日は朝からチェンジしていた。しかも−−−−


「変わ……れないだと?おい、どうなってやがる!!」


おかしい。特に変わったことはなかったはずだ。昨日の始業式だって、なんのかわりもなかったじゃねーか。なのになんで変わってんだ、意味分かんねーよ俺


「とりあえず落ち着くか……今に変われるだろ。めんどくせぇ、朝からなんで俺が……」


とかなんとか言いつつ、理麻は制服へと着替える。校則をきちんと守ったいつもとは違い、ワイシャツをズボンから出したという恰好である。そしてそのままリビングスペースへと出る。そこには意外にも彰がいた。理麻のいつもと違う恰好に彰でさえ驚きを隠せないようだった。


「……んだよ、ガン飛ばしてくんな」

「……閃夜か?」

「なよなよ理麻に見えるか?あ、お前の目は節穴だったな。」

「んなわけねーだろ」


つーか、何故朝からこいつと話さなきゃいけねーんだよ。一応敵対してるんだよな俺ら……あれ、そう思ってるの俺だけとかじゃないよな。

そう思った理麻は、ポケットに忍ばせていたいつもあまり使われなくて、フル充電された携帯を取り出した。そして幼なじみを呼び出す。コールが三回鳴る前にでたから起きていたらしい。と、思ったがその声は今起こされました感満載だ。


『も……もしもし……理麻?』

「俺だけど、25秒以内に部屋まで来い。以上。」

『え……ちょ……《ブチッ》』


よし、恐らく無理だ。たとえ青虫野郎(彰)がお前なぁ……見たいな視線送ってきててもスルーだ。


なぜかって?



俺さ今、すっげぇ機嫌悪いの。ただそれだけ。朝とかまじ無理だし。


さてこれからどうなるんですかね?

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