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僕は理麻・俺も理麻  作者: 朝比奈 黎兎
初夏の日常
29/50

僕・理麻「あれ、僕どうしたんだっけ?」

目が覚めるといつもの自分の部屋で、アザラシに抱きついていた。


「って・・・ふおぅ!?」


ち・・・ちがう・・・あれだよ、このアザラシがふわふわ過ぎるだけで・・・。それに・・・こんなとこにあるから・・・だから寝てるうちに・・・。


「毎朝これだもんな・・・・。あれ・・・僕いつベットに入ったっけ?あれ?」


確か最後に覚えてるのは・・・そうだ・・・冷たかった。そうだ、たしか紫音君にプールに落とされて・・・。


「その後は・・・わかんないや・・・。」


とりあえず、理麻はベットから出た。水泳の前に着ていた体操着にジャージの姿で寝ていたらしく、今もその格好のままリビングへと向かう。リビングへと続くドアを開けると、ほのかにコーヒーの香りが漂ってきた。その香りの正体は同室生の彰がソファーで飲んでるブラックのコーヒーの香りだった。理麻がリビングにやってきた事を悟った彰と目が合う。


「あ・・・あの・・・おはよ・・・。」

「・・・もう昼だぞ?」

「え・・・がっこ・・・・。」

「今日は日曜だ。」


うっそ・・・あれから三日も経ってるの?


時間の経過に思わず驚いている理麻を見て、コーヒーを一口口に含んだ後、彰はたちあがった。そして理麻のすぐ近くに来て、顔を覗き込む。


「覚えてねーのかよ。」

「プール・・・落ちた・・・くらいしか・・・。」

「ま、俺もあんま深くはしらねーけど。」

「え・・・仙・・・道君・・・授業いたん・・・じゃ・・・・。」

「あっちーから途中ですぐさぼった。」

「そ・・・なんだ・・・・。」


玲治なら知ってるかなぁ・・・・・。後で聞いてみよっかな。


「そういや、お前眼鏡は?」

「え・・・あ・・・ん・・・僕、ホントは眼鏡いらないんだ・・・。ある人に・・・・かけててって・・・・。」

「まぁ・・・この部屋にいるときは良いけど、学校とかいるときは掛けといた方がいいかもな。」

「??それ・・・玲治・・・にも言われた・・・。ど・・・ゆこと?」

「わかんなくても良い。」

「????」


だからそう言われると余計気になるよ・・・。僕の顔ってそんな変かなぁ。んー・・・どうなんだろ・・・って、あれ仙道君消えた?え?出掛けたのかなぁ・・・いつのまに・・・。んー・・・どうしようかな・・・。日曜日だけど・・・玲治いるかな・・・。なんもすることないし・・・。


「隣の隣だったよね部屋。」


一度自室に戻り私服に着替えた。そして学生証兼鍵を取り、理麻は部屋を出た。


部屋にいた玲治に一通りの話を聞いた。けど、結局どうやって自分の部屋まで戻ったかはわかんないままだった。うー・・・気になるけど・・・鍵持ってなきゃ入れないし・・・もしかして・・・仙道君関わってるのかな・・・・。でも・・・聞き出せないよ・・・まだちっとこわいし・・・ね。


そう思いつつ、玲治に休んでいた分のノートを借りて部屋で写す理麻なのでした。

まじめ!ノート写すのとかめんどくさいですよね!←


理麻と彰の距離はいつ縮まるんでしょうか?縮め方がわかりません。というか、私は一体誰とくっつけようとしてるんでしょう・・・(駄目だろうそんなじゃ・・・)

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