俺・理麻「んだって・・・こいつが此処にいんだ?」
最近俺のほうの理麻のほうが描きやすくて好きです。
が、一応主人格?は僕のほうの理麻です。
さわさわとした感触。そのたびに髪の毛がさらりと動く。毎日綺麗にされたその髪の毛は、ちょっとした風でもさらりとなびく。そんな髪の毛の動きにつられて、徐々に意識がはっきりしてくる。目が覚めて此処が自分の部屋だとわかる。隣には忌々しい邪魔でしかないでかいアザラシ。そして反対側に気配を察してそっとの方を向く。思わず叫びたくなったのは言うまでもない。青い髪なんかそうそういない。
なんでだ・・・・なんだってこいつが此処にいんだ!?なんで俺はこいつの服なんか握って・・・わわわ早く放せよ俺!!
バッと手を離し、すぐに体を起こす。耳がというか頭が一瞬グワンとなったがそれよりもだ。今のこの状況が理解できない。思わず理麻はその宿敵―――彰を睨んでいた。するとそれに気がついた彰が理麻の方に振り向いた。しっかりと目が合う。その状況が1分ほど続いたあと、ふっと彰の方が噴き出した。
「まじでか。ずいぶん化けてたな、閃夜。」
「・・・・・・・・・・・・・最悪死ね。こっから飛び降りろ。」
しかもばれたとか。あーあ・・・サイアク。よりにもよって一番ばれてほしくないこいつに・・・。
「つか、なんでお前が此処にいんだ?」
「プールでお前おぼれたんだよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ・・・・。」
あのバカっ!いや、あのじゃないな・・・馬鹿な昼の俺!運動できないのわかってんだろうがっ!ろくに泳げねーのになんで水泳なんか・・・あぁ・・・そういや井上だか言うやつに突き飛ばされたんだっけ・・・。っやろう・・・覚えてろよ。
「つか、てめぇ授業さぼってやがって。」
「不良やってるやつがくそまじめに授業すっかよ?え?くそまじめな優等生の篠宮理麻君よぉ?」
こんのくそやろう・・・・。
「俺は真面目じゃねーっつの。」
「いったいどういう構造してんだよ。まるっきり別人じゃねーの?」
「企業秘密だ馬鹿野郎。さっさと俺の部屋から出てけ。」
「出てこうとしてたぜ?それをお前がつかんで止めたんじゃねーか。」
わああああああああああああああああああああああああ!!言うな!それを言うんじゃねーよ、この馬鹿青虫やろう!!つかなんだって俺はこいつの服つかんでたんだ!?俺もそれ知りてーよ!!
「もういいだろ。早く出てけよ。お前の顔なんか見たくねーんだよ!!」
「ああ、言われなくても俺だって嫌だね。見てるだけでぶん殴りたくなるわ。」
余計な御世話だ。今すぐにでもやるか?売られたケンカは買う主義だぞ。
ふんっと顔をそらせた閃夜だったが、すぐに上を向かざるを得なくなった。背中にふんわりとしたアザラシが当たる。そして、手首をベットの上に押しつけられた。そして上には彰の姿が・・・。
やべ・・・まだ身体に力はいんねーし・・・それにあいつの方がちょっとだけど力上だし。あと体重重いんだよ・・・・。
「何しやがるさっさと降りろ!!」
「『twilight』はおまえを探してる。それこそ血眼になってお前をな。」
「もう・・・見つけたじゃねーか。よかったな・・・さっさとおりろよ。」
「俺はおまえなんか探してねーよ?」
「は?お前は『twilight』のリーダーだろ?」
「今はな?お前が一番気をつけてなきゃいけねーのは俺じゃない。それだけは言っとくぜ。」
「は?」
どういう意味を持った言葉なのか、閃夜は理解できなかった。頭を働かせようとするが、再び意識が遠のきはじめてきていた。そして閃夜は再び眠りについた。
そんな閃夜の姿を見て彰は離れた。
「あの人は、それこそお前を殺そうとしてるんだからな。」
「んぅ・・・・あうあう・・・・・。」
「・・・・・・・お前マジでよく分かんねー・・・・。」
彰はようやく自分の部屋へと帰ることができたのだった。
彰がよくわかんない・・・です・・・
性格がまだいまいち・・・orz
どういう子なのよ。だれかおしえてくださ・・・いえ、自分で考えます。
というか不良なのに根はやさしいってことで。それか惚れた弱みとか?
だったらいいのに・・・