Side?「なんでおれがんなことしなきゃ・・・」
此処でお知らせ。
まずお気づきかと思いますが目次のところで(改)とすべてに表示されてますが、サブタイトルを変更しただけですので読み返す必要はありません。
次に、人物設定の身長を理麻を大幅に設定変更いたしました。少し矛盾点があったのをご指摘くださった方に言っていただき、気がついた私の不手際ですので。それに伴い、前キャラを若干ですが身長を変更したキャラもいます。とくにストーリーには関係ないかと思いますが、一応お知らせいたします。
今後ともよろしくお願いします。そしてほかの皆さま方も何か矛盾点・誤字脱字などお気づきになられましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。感想でも活報のいつの日のところでもかまいません。
長々とお知らせをしました。
授業が終わって、寮に戻る前に街に出ようとしていた俺に、担任の橘から保健室に行くように言われた。何故に?とも思ったが、有無を言わせぬ笑みとかそんなんを浮かべて、あの野郎・・・去っていきやがった。あいつ、ああいう容姿で生徒とよく間違えられたりしてるが、結構性格わり―ぞ。小悪魔っつーか悪魔だな。他の馬鹿どもは皆だまされてんだ。で、俺はこれ以上数学の成績を下げられると留年っつーめんどくせーことになるから、仕方なく保健室に向かう。いけば分かるよとか、すっげーセリフ残していきやがって・・・なんだ、何が分かるっつーんだよ。
頭の中で橘に悪態をつきつつ、彰は保健室に来た。保健室なんか来たのは久々だ。丁度春に怪我して包帯もらいに行った以来だっただろうか。特にノックも挨拶もせずドアを開ける。中にはもちろん保健医がいた。結構若いが腕は確かな保健医だ。怪我が多い彰もよく世話になることがある。
「お、同室生ってお前か。」
「は?」
「橘先生が、迎えに同室生よこすねーって言ってたからさ。てっきり同じクラスの一之瀬君だと思ってたんだけど。へぇ、こりゃまたおもろい組み合わせだことで。」
こいつの言っている意味がわからないが・・・。なんだろう。すっげーめんどくせーことに巻き込まれた感がある。同室生?まさか・・・・・・・・・・・。
「まだ意識戻んないけど、てか寝てるだけだし。保健室も24時間開いてるわけじゃないから。この子、連れて帰ってねよろしく!」
そういって保健医――永倉修吾がベットを覆っていたカーテンを開いた。まぁ、そこには彰が想像した通りの人物―――理麻が寝ていたわけで・・・。
「なんで俺が・・・・それこそ一之瀬の野郎に言えばいいじゃねーか。」
よくつるんでるし、懐いてるだろあいつに。
「一之瀬君はなんか用事あるとかでいないんだよ。ってことで、同じ部屋なんだし都合よくね?」
「よくね?じゃねーだろ!つか、なんでこいつが此処にいんだ?」
「プールでおぼれたって。」
「こいつ・・・・運動音痴なのか・・・・・。」
「そうっぽいね。筋肉そんななさそうだもんね。あ、ちなみに着替えさせたの俺じゃないからって言っといて。一之瀬君だって。なれてるねーって言ったら、まぁ幼馴染ですから。だってさ。」
そんな情報いるのか?つか、着替えさせに来たならついでに連れ帰ればいいだろ。鍵だってこいつが持ってるんだし。俺が連れてく必要ねーじゃん。やべ、久々にあいつに殺意がわいた。
「ほら、そんなとこでつったってないで、さっさと生徒は寮に帰った帰った。」
「まじうぜぇ。」
「はいさようなら。」
こいつ・・・・・・。やめた。こんな奴にいちいち腹立ててる場合じゃねーし。
彰は盛大にため息をついた後、ベットで寝ている理麻を肩に担ぎあげた。しかしそこで修吾が異議を唱えた。
「それじゃあ、頭に血が上っちゃうだろう?」
「んじゃどーしろっつーんだ?」
「ひざの裏と背中に腕まわして――――所謂お姫様だっこで!」
「却下。つか男相手にんなことしたくねーよ。」
「大丈夫大丈夫。その子そんな男っぽくないし、何の違和感もないから!」
さりげなくこいつの事男っぽくないとか言ってるな。起きてたらこいつ怒るかもしんねーぞ?ま、あの性格じゃどうだか・・・・。
そして彰はまた盛大にため息をつき、理麻を抱え直し保健室を後にした。
寮に着くまでの間、誰にも見られなかったことが一番の幸いだと思った。
はい。今回は空気になってた彰でした。あ、まだ続きます。
保健医のプロフィールはしっかり決まり次第、登場人物ページにアップいたします。その際は前書きなどでお知らせいたしますので!