僕・理麻「足っ足っ足がっ・・・・」
今回から新しい章突入です。まぁ、日常編みたいなかんじですけどw
夏です。まぁ、初夏って感じ。梅雨に入ったばっかの時なのに・・・・。
「なんで・・・水泳?」
まぁ、中学の時とかも6月の半ばから水泳の授業やるけど・・・早いと思うんだ。海の日からにしようよ。
「理麻泳げるようになったか?」
「浮き輪頂戴・・・・。」
「なしじゃ無理か?」
「(こくん)」
無理ってわけじゃないけど・・・1メートルも泳げずに沈んじゃうなんて当たり前だった。浮かばないんだよ、体が。
プールサイドで準備体操を終えて、シャワーをくぐる。つべたい・・・。きーんってなるよ。
で、今日は初日だから泳法は自由。6コースあるどこを使ってもいいって先生が言ってたから僕と玲治、紫音君、悠君は6コース目を占領。あ、6コースの隅っこで仙道君が足突っ込んでる。泳ぐ気ないなぁ?ちょっとずるい。
まぁ、僕もプールサイドから一歩プールに入ろうとしないんだけど・・・・。
「理麻、いつまでそんなとこにいるつもりだ?」
「だって・・・無理・・・・。」
「いつまでたっても泳げねーぞ?」
「でも・・・無理だよ・・・泳げないもん・・・。」
足がつかないような深さなんだぞ!玲治はいいよね、背高くて。高校のプールって何か深い気がするんだもん・・・。
「理麻、どーん!!!」
「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!ごぶごぶ・・・・・・・・・・・。」
え・・・・え・・・・・え・・・・えええええええ!?←玲治・悠の声にならぬ声
「お・・・おんまぇ、紫音!!突き飛ばしてんじゃねーよ!!」
「だって、理麻がいつまでも入んないから!」
「そういう問題じゃ・・・って、理麻浮かんでこないよ?」
悠の声に、玲治はようやくそれに気がつく。
「り・・・・理麻ーーーーーーーー!!」
ごぶごぶ・・・・・・あ・・・・冷たくて気持ちいい・・・・あはは・・・・・。
まぁ、そこで僕の意識はなくなった・・・・・・・・・・・
人をプールにつき落しちゃいけません。
あくまで小説の中での出来事です。ほんとにやったら恐ろしいことになるかもしれないので、よい子も悪い子もやめましょう。
次回に続きます。