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僕・理麻「ここどこですかぁ!?」

連れ去られちゃった理麻君の行く末は-・・・


はい、そんなわくわくする展開じゃないです。あと、やっとこれで登場人物紹介に書かれてるキャラは出せたと思います。


「え・・・・すごい部屋・・・じゃなくて・・・・ここどこぉ?」


明らかに理麻は動揺している。それもそのはず、いつの間にか寝ていて改めて起きたらそこは見知らぬ部屋。しかも理麻の寮の部屋よりもうんと豪華な部屋である。どうやら寝室にあるベットの上らしいが。


・・・ベットおっきいなぁ・・・。ダブル?キング?ん-・・・とにかくおっきいんだよ。


保健室ではない。それは確かなことである。明らかに私物らしき本とか、時計とかなんかよくわからない雑貨がいっぱいあるし、ベットの上にいる理麻の横には青い縦長のクッションがある。抱き枕にちょうど良さそうである。ベット傍の机には理麻の理事長からもらった伊達眼鏡もあった。


理麻はとりあえずそれをかけた。何となくだったが、最近はこれをかけてないと落ち着かないのだ。ホントにおまじないがかかってるのかもしれないと、理麻は思っている。


ん・・・抱き枕・・・・・?・・・なんだろ・・・なんか最近聞いたことあるけど・・・。れ・・・玲治が・・・抱き枕?合わないなぁ・・・。せ・・・仙道く・・・・・ないない。紫音君っぽいけど・・・・そんな話したっけ・・・・?


理麻が一人そんなことを考えていた時だった。閉ざされたドアの向こうから話声が聞こえてきた。どうやらこの部屋の持ち主?の声のようだった。


「ぎゃあああああああ隼斗――――首!首絞まってぎゃあああああ。」

「てめぇは、死ね!!いやいま殺す!!」

「いぎゃあああああああごめんっていって・・・うやああああ!!!!!!!」


な・・・なに・・・・修羅場!?・・・こわいよぉ・・・こわ・・・こわ・・・。首絞め・・・ええ・・・・どんな状況なのぉ・・・?


「大体てめぇは毎回毎回行事になるとさぼりやがる。外ではくそまじめ貫きやがってるから、誰もさぼってるなんて思わねーからさがさねーし、こっちは汗水流して走り回ってたって言うのにテメェは・・・。」

「あっはは、隼斗逃げる側だったもんねぇ-。ご苦労☆」

「あぁ?」



あれ・・・・?



二人いるうちの首絞められてた方?ってもしかして・・・・・


そう思った理麻はとことことドアに近付きちょっとだけ隙間を開けて隣の部屋を覗いてみた。隣はリビングスペースらしい。そしてその中央に置かれたソファに机を挟んで向かい合っているのはやはり、あの副会長だった。


やっぱ、あの声は副会長さんだ。ん?・・・じゃあこの部屋って副会長さんの部屋?でも・・・なんでここに僕がいるんだろ・・・ん?ん?ん?・・・・あれっ・・・副会長さんと話してるの誰だろ・・・。同室生の人かなぁ?にしても・・・あまり仲良くないのかなぁ・・・。相手の人の顔見れないから、わかんないけど・・・・。って・・・わ・わわわわ・・・。


ぎぃぃぃ・・・・


ちょっと理麻がドアにもたれかかってしまい、そのせいで音を立ててドアがさらに開いてしまった。瞬時に副会長とその話相手の生徒の視線が理麻に集まってしまった。ドアにしがみつくように理麻はあたふたしてしまう。それを見て、副会長はなんら変わらぬ明るい調子で話しかけてきた。


「あ、理麻ちゃんおはよー!って言っても夜だけどね。そんな遅い時間じゃないよ、まだ9時。」

「9時は十分遅い時間だ。つか、どういう事か説明しろ。」


未だにドアのところにいた理麻を歩がソファに連れていき、よこに座らせた。そこでようやく理麻は歩の話相手の顔を見た。


うはぁ・・・き・・・金髪だよぉ・・・目も青くてきれいだし・・・かっこいい人だね・・・。副会長さんもモテそうな顔してるし・・・。ん・・・そういえば・・・この学校って結構そう言う顔だちの人多いなぁ・・・。僕は普通だけど・・・。外国の人・・・なのかなぁ・・・。


「あ、理麻ちゃんもしかして隼斗の事も知らない?」

「俺のこと知らないとかどんだけだ。」

「しょうがないよ、理麻ちゃん転入してきたばっかだもんね-?」

「(こくこく)」

「あぁ・・・お前が、あの二年に来た転入生ね。なら知らないのもうなずけるか。俺は、椎堂隼斗しどうはやと。この学園の生徒会長だ。」


生徒会長出てくんの遅!


王道とか言ってて一番王道には欠かせない生徒会長やっと出てきました!

隼人はまじめな生徒会長です。まぁ、口悪いですけど。

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