僕・理麻「不思議なこの人どんな人?」
僕は今、名前も知らない先輩?と一緒にいます。にしても、またぐぅぐぅ寝始めちゃったんだけど・・・。この人、鬼ごっこに参加してるんだよね?
「くすっ・・・あーあ。とうとう見つかっちゃったなぁ。ここでこんなことしてるの。今までほとんど知られてなかったのになー。」
「ふぇ・・・・?」
クスッと笑ったその先輩はよいしょっと言って身体を起こした。全身ジャージを身につけていて、腕には何かの腕章をつけている。そこには生徒会と書かれていた。
「生徒・・・会・・・?」
「あれ、君一年じゃないよね-。」
いつの間にか口調まで代わっている。さっきの凛としたしっかり者からへにゃっとした和やか系になっている。
「二・・・・年生・・・です・・・・。」
「二年なのに僕のこと知らない・・・あ、君もしかして季節外れの転入生?そういえば、二年に来たって会長が言ってたようなー・・・・・。そっか、それじゃしらないよねー。僕、遠藤歩。一応、この学園の副会長ね。」
「副っ・・・会長さん・・・・。」
えええええええ!?生徒会副会長さんって・・・・は・・・初めて見た・・・。じゃなくて・・・。
「ご・・・ごめんなさ・・・僕・・・・知らなくて・・・足踏んじゃったり・・・その・・。」
「いいよー。別に。ただ、一個だけ条件。」
「条件・・・・。」
「僕がこんな感じなの、君だけの秘密にして。お願い!」
「え・・・こんな感じって・・・・どういう・・・・・・。」
「僕ね-。・・・一般の生徒の前じゃ、こんな風に真面目な性格の副委員長で通しているが・・・生徒会メンバーの前じゃこんな感じなんだ-。」
「え・・・・。」
今一瞬、話し方変わった?え・・・え・・・?
「ほらやっぱ生徒会だといろいろあるじゃん?だからさー、真面目気取ってなきゃ立場なくなるんだよねー。だから、お願い。その代わり、終わるまでここいて良いよー。僕といれば誰も近寄ってこないから。恐れ多い副会長って言われてるんだよね。」
「いぃ・・・ですか?」
「うん。にしても、そのおどおどした話し方は・・・素?僕のこと知らなかったんだから、おびえてるわけじゃないよね。」
「(こく)・・・人・・・みしり・・・です。」
「そっかー。ふふふ・・・なんかかわいー。」
「可愛い・・・?」
「そーいえば、名前聞いてなかったねー。」
「あ・・・篠宮・・・理麻です・・・・。」
「そっかー。・・・・・じゃ理麻ちゃんでいい?」
「(・・・・・・・・・・・・・こくん)」
歩はにこーっとわらうと後ろにあった木に寄りかかって座った。理麻もそのよこにちょこんと腰かける。
これならなんとか・・・つかまらないでいられるかな・・・。
歩は二重人格ではなく、スイッチみたいに使い分けてます。素は和やかなほう。
書いてくうちにキャラが変わってきてますね。
今のところ途中でキャラが変更というか道から外れてるのは
仙道が一番ですけどww全く困ったもんだ。