僕・理麻「しんにゅうせーかんげいかいってなぁに?」
王道目指してるので・・・このネタは必要かと・・・。
にしても、彰のキャラのイメージがつかめてません。はい・・・。
理麻とどう絡ませようか・・・クールな不良・・なのに・・・そんな感じしないようになってしまってます・・・。
理麻が転入して来て一週間ほどがたったとある火曜日。その朝のHRの内容は、今度の土曜日にある新入生歓迎会である。
「って・・・なに・・・。」
小さい声で呟いたつもりだったが、前の席の玲治には聞こえていたらしい。振り返って説明してくれた。
「毎年この時期になるとな、新入生・・まぁ今年の一年の歓迎会やんだよ。公立でもあったろ?」
「ん・・・校歌歌って、生徒会長があいさつするだけ・・・?」
「公立はそんだけで済むのか・・・・やっぱ俺公立行けばよかったかなぁ・・・。」
「玲治・・・・?」
「ま、今は理麻こっちいるからいっか。でな、うちの学校はそれはただのおまけで、メインは・・・今年はなんだろ・・・・。」
「毎年違うの?」
「ああ、去年は全学年ごちゃまぜ、無差別ドッヂボールだったな。」
「ド・・・ドッヂ!?・・・僕死んじゃう・・・・・。」
理麻は顔を青くしておろおろし始めた。
「今年はさらにだりーな・・・・・・。」
理麻の隣からそんな声が聞こえてきた。理麻の隣の席は右側の一つしかなく、そこに座ってるのはもちろん怖い同室生、仙道彰である。
「だりーって、なんだか知ってんのか?」
「お前ら、俺より話聞いてねーとか、終わってる。」
「んだと!?」
「れ・・・玲治・・・・。」
「っ・・・・で、今年はなんだよ?(くそぅ・・・理麻がいなきゃ今頃・・・)」
「鬼ごっこ。」
「はぁ?」
「おに・・・ごっこ・・・・?」
それ以上の説明はめんどくさくなったのか、彰は前の黒板を指差し、机に伏せってしまった。理麻と玲治が黒板の方を見るとこのクラスの委員長が、歓迎会の詳細を書いているところだった。そこには確かに鬼ごっこと書かれている。
「うはぁ・・・くじで鬼か逃げる方か決めんのかよ・・・だる・・・。」
「鬼が・・・いいな・・・。」
「理麻・・・運動音痴だもんな・・・。」
「ん・・・。」
成績優秀の理麻だが、何故か運動がまるっきりだめで、常に体育の評価は赤点ぎりぎりなのだ。ちなみに50m走のタイムは12秒台だったりする。
「逃げる方じゃ・・・すぐ捕まるから・・・・。」
「つかまったら罰ゲームだしな!」
「ば・・・ばつげ・・・・なにするの?」
「ん・・・俺はやったことねーからわかんねーけど・・・・あとで委員長に聞いてみるか?」
「うん・・・。」
理麻は一心に鬼になりませんようにと願った。
HR後、理麻は玲治と共に委員長のところに行った。
「委員長、今年の罰ゲームなんだか知ってるか?」
「罰ゲームかい?今年はないよ?」
「ないのか?」
「その代わり、より多く捕まえた人はもちろん、逃げ切った人にも特典があるんだよ。」
「特典?」
「そう。ま、詳しい事は俺にも分かんないんだよね。生徒会が決めるから。」
「なるほどな。とりあえずよかったな理麻。」
「(こくこく)。」
罰ゲームがなくてよかった。後は鬼になりませんように、お祈りお祈り。
玲治は明らかに彰を敵視してますね。でも理麻が居るので声を荒げることもできないというww
ちょっとずつ理麻は彰にも慣れてくれるはず・・・でもなぁ・・・怖がりになってるので・・・どうでしょう・・・でも、それじゃ総受けは遠のきますしねぇ・・・難しいです。