85話 灼熱地獄
熱海ヒデリ「"灼熱の素""熱響"」
熱海の掌から熱の波動を放出した。
赤坂ヒョウ「熱い・・・体力が奪われてく・・・」
熱海ヒデリ「灼熱エネルギーを部分的に密集させ
直線上に波動を放っている。少しずつ水分が
失われていくはずだ。」
赤坂ヒョウ「"火の素""鼠花火"」
赤坂は両手を重ねて掌を大きく広げ全ての
指先から小型の炎の弾を放射状に飛ばした。
放射状に放たれた炎の弾は熱海が放出する
灼熱の波動に当たらず突き進み熱海に向けて
収縮した。
熱海ヒデリ「ぐおぉぉ!」
炎の弾は熱海に命中した。
赤坂ヒョウ「やっぱりか・・・」
熱海ヒデリ「俺の放つ灼熱の波動は炎を吸収する!
波動に当てないように炎の弾を放つとはちゃんと
学習したじゃねぇか!!」
赤坂ヒョウ「その事もそうだが、もう一つ
気付いた事がある!」
熱海ヒデリ「何にだ?」
赤坂ヒョウ「"火の素""火鳥炎皇"」
鳥をかたどった炎の塊を飛ばす。
熱海ヒデリ「効かん!」
熱海は全身で炎を受けたが今度は
効いていなかった。
赤坂ヒョウ「これで仮説が確信に変わったな!」
熱海ヒデリ「"灼熱の素""熱風脚"」
蹴りとともに灼熱の斬撃を飛ばした。
赤坂ヒョウ「今だ!!"火の素""火柱"」
赤坂は灼熱の斬撃をジャンプでかわし全身から
発火した状態で落下した。
熱海ヒデリ「熱い~!!!」
赤坂ヒョウ「やっぱり効いた!思った通りだ!」
熱海ヒデリ「何がだ?」
赤坂ヒョウ「お前は体に灼熱のエネルギーを
纏わせてる間は炎が全く効かないが、
放出する攻撃をしてる間は灼熱が外に流れる
ようになるから灼熱のガードが使えなくなる!
お前は今の俺でも倒せる相手だ!」
熱海ヒデリ「良い分析力だ!だが、俺が灼熱を
体に纏っている限り無敵と気付いただけだ!」
熱海は全身の温度を急速に上げ赤坂に接近した。
赤坂ヒョウ「ああ!それで良い!」
赤坂の体からも炎が広がっていく。
熱海ヒデリ「俺への張り合いのつもりか?
意味のない事を!」
炎を全身に纏った赤坂と
灼熱を全身に纏った熱海が
拳や蹴りをぶつけ合う。
赤坂ヒョウ「"火の素""火炎槍"」
赤坂は全身の炎を一気に圧縮し鋭い槍のように
発射した。
熱海ヒデリ「馬鹿な!?灼熱のガードも
突き抜けて・・・」
炎の槍は熱海に命中した。
熱海ヒデリ「俺も熱さがまだまだ足りなかった
と言うことか・・・」
熱海は気を失った。
赤坂ヒョウ「大きな炎を小さく圧縮すればさらに
高熱になる!動力密度のコントロールは俺の方が
上だったみたいだな!」
青柳アリサ「あぁ・・・やっと終わった!
炎と熱の能力者同士が戦ったせいでこの部屋
熱いのよ・・・水が欲しい!!」
赤坂ヒョウ「お前は水の能力だから出せるだろ?」
青柳アリサ「無理よ!空気中の水分と私の体の
水分が充実してないと水の能力に必要な動力が
集められない!」
青柳は高熱の部屋から出て水分が充実した環境を
求めるために庭に出た。
赤坂ヒョウ「少し回復したら俺達も影の能力者
倒しに行くぞ!」
赤坂も共に庭に出た。
そこには黒田が立ち尽くしていた。
青柳アリサ「何やってるの?
放心してらしくない!」
黒田シン「フッ!アリサちゃんが心配して
くれてる!やっぱり俺の事好き?」
青柳アリサ「また私とした事が~!!」
青柳は頭を抱えた。
黒田シン「フッ!だがピンチなのは事実だ!」
黒田は自身達がいる『潜影会』アジトの外を指差した。
赤坂ヒョウ「おい!どうした騒いで?
・・・はっ!?」
青柳アリサ「特殊能力対策機関の隊長達・・・
全員来てるじゃない!!!」
特殊能力対策機関1~12番隊隊長が全員
待機していた。
渋谷コウイチ「白波リュウとその仲間達!
今日こそ全員捕まってもらいますよ!」




