76話 飴
白波リュウ、金村セイは『潜影会』アジトの
ロビーを抜け階段を駆け上がる。
鎖鎌、鞭、斧などの武器を持った忍者が次々に
襲ってくる。
忍者D 「"直駆"」
忍者達は壁や天井に対して垂直に立っていた。
白波リュウ「壁に立ってる奴、天井に立ってる奴、
見てるだけで方向感覚がおかしくなりそうだ。」
金村セイ「『花の国』で暮らす俺には大分
見慣れた光景だけどな!だが、この数は
確かにどこが床か分からなくなりそうだ!
一気に蹴散らすぞ!」
忍者E「四方八方からの襲撃。避けてみろ!!」
左の壁、右の壁、頭上、前、後ろから
忍者集団が襲ってくる。
金村セイ「"雷の素""被雷身"」
金村は全身から放電し四方八方から襲って来た
忍者集団を全て蹴散らした。
金村セイ「先に進むぞ!」
白波リュウ「あぁ!!」
2人はさらに廊下を進んだ。
富士カラメル「"飴の素""水飴"」
廊下に突如謎の液体が広がる。
白波と金村は液体を踏んでしまう。
白波リュウ「わっ・・・なんだ?動けねぇぞ!」
金村セイ「これは水飴だな!踏んだ瞬間に
液体は固体化して動けなくなる!油断した!」
富士カラメル「随分と俺達の部下を可愛がって
くれたべ!!」
金村セイ「カラメルやっぱりお前の能力か!
アイツら元々はお前らの部下じゃねぇだろ!」
富士カラメル「仕えていた国王様に裏切られて
可哀想だったから拾ってやったんだべ!」
金村セイ「国王を・・・俺の親父を操り人形に
したのはお前らだろうが!ふざけんな!」
富士カラメル「"飴の素""飴栗"」
富士は拳からトゲの玉と化した飴を放出する。
富士カラメル「この動けない状況で吠えて
情けないべ!」
トゲ状の飴の玉を纏った拳で何度も金村を
殴る。
金村セイ「"雷の素""被雷身"」
金村は全身から放電し足場を固めていた
飴を砕く。
動けるようになった金村は白波の足場の飴を
砕きに向かう。
富士カラメル「"飴の素""飴弾"」
指先から飴の弾丸を放つ。
金村セイ「やっぱそう簡単には行かせてくれねぇか・・・」
金村は方向を変え再び富士に迫る。
富士カラメル「"飴の素""飴刀"」
刀状の飴で斬りかかる。
金村は雷を纏った拳と蹴りで対抗する。
金村セイ「"雷の素""雷撃光牙"」
雷を纏った掌が富士を貫く。
富士カラメル「ぐぁぁぁ!!何てな・・・
それは俺の分身だべ!!」
雷撃を食らった富士の体が溶けていく。
富士カラメル「"飴の素""飴人形"」
金村セイ「はっ?飴?」
富士カラメル「本物はこっちだべ!!」
富士の掌から液状の飴が放出され金村の体を
固めていく。
白波リュウ「セイ!!・・・さっきの水飴だ!」
富士カラメル「お前も一緒に捕まるべ!」
白波も体を水飴で固められていく。
白波と金村は共に監獄に入れられる。
金村セイ「くそがっ!!」
???「無残な姿だな!セイ!」
同じ監獄にいた男に話しかけられる。
金村セイ「うるせぇな!まだ、くたばって
なかったとはな!」
白波リュウ「おっさん、誰だ?」
エレキ「私はエレキだ!花の国の元国王であり
金村セイの父親だ!」




