74話 経験付与
白波リュウ、青柳アリサ、黒田シンは
静岡トカゲに何かを吸収され倒れてしまう。
赤坂ヒョウ「3人とも倒れちまった・・・」
金村セイ「これがコイツの能力の1つだ。
相手の影を複製して吸収し戦闘スキルを奪い取る。
後は自分自身や仲間に影を付与して戦闘スキル
を手に入れる。そうやって『潜影会』は強化されていってるのさ。」
静岡トカゲ「だから言ったろ?経験値が違うと!
じゃあな!仲間達は直に目を覚ますから
安心しろ!」
静岡は巨大なコウモリをかたどった影に乗り
移動の準備を始める。
赤坂ヒョウ「おい!待て!」
そこに忍者集団が銃やバズーカを持って現れる。
忍者A「おっと!ここから先は行かせねぇ!」
赤坂ヒョウ「銃にバズーカって・・・
忍者の要素すらねぇじゃねぇか!」
金村セイ「お前らもトカゲから影を付与された
んだな!国を裏切るだけじゃなくてそこまで
落ちたか!」
忍者B「裏切り物はお前だ!金村セイ!」
忍者達は弾を発射する準備をする。
金村セイ「"雷の素""雷撃光波"」
地面に手を付き電撃を流す。
電撃を受けた忍者達が次々に倒れていく。
赤坂ヒョウ「戦闘能力の付与ってのはこういう
事か!前にこの国に来たときは銃なんて持ってる
奴いなかった!」
金村セイ「ああ!俺はどの道反対派だったが
静岡トカゲが来るまで『花の国』は真っ当な
忍の国だったんだ!」
忍者C「あの方は俺達に強さを付与してくださる!
国民達を殺そうとしたお前の父親とは違ってな!」
金村セイ「親父はそんなことしないって何度
言えば分かるんだ!」
赤坂ヒョウ「コイツらすっかりトカゲに懐いて
やがる!最初から『花の国』で悪さばっかしてた
お前の言葉じゃ信じてもらえなそうだな!」
金村セイ「まぁ自業自得だな!だが親父は
違ったぞ!国民からも信頼されてた!
あの日までは・・・」
◆花の国 『潜影会』アジト 最上階
静岡トカゲ「戻ったぞ!マキが欲しいと言ってた
怪力女の影だ!」
静岡の手から黒い塊が放出され焼津の影に入っていく。
焼津マキ「やったでありんす!これであちきが
折角集めたのに今まで使えずにいた巨大な武器が
色々使えるでありんす!!」
御殿場シノブ「私はあの男の脚力が欲しいザマス!
回収してくれたザマスか?」
静岡トカゲ「俺もすでに手合わせて目を付けてた!
回収済だ!」
黒い塊が御殿場の影に注入される。
御殿場シノブ「あの足裁きからして、
相当修行したんザマしょうね!その戦闘能力を
簡単にもらって申し訳ないザマス!」
静岡トカゲ「強くなるのに修行なんていらねぇ!
それは俺とその部下に与えられた特権だ!」
焼津マキ「ヒデリは影欲しくないでありんすか?」
熱海ヒデリ「俺は自分で自分を痛め付けて
強くなっていくのが好きなんだ!俺には
影はいらねぇぞ!!」
熱海は腕立て伏せをしながら答えた。
静岡トカゲ「それも自由だ!俺はお前の
熱くてストイックなとこも気に入ってる!
だが、影が欲しくなったらいつでも言ってくれ!」
富士カラメル「まぁ、ヒデリは高熱の能力が
そもそも強すぎるからいらねぇべよ!」
◆花の国 『潜影会』アジト 湖の外側
赤坂ヒョウと金村セイが忍者集団を撃退した頃
白波リュウ、青柳アリサ、黒田シンが
目を覚ます。
青柳アリサ「いたた・・・あれ?アイツは?」
金村セイ「お前の腕力と空手技をコピーして
仲間へのプレゼントとして持ち帰ったよ!」
黒田シン「フッ!もしかして俺が強すぎるせいで
アイツらに戦力を与えちまったか?」
赤坂ヒョウ「そのまさかだ!お前の高速の動きと
脚力は欲しがる奴は多いだろうな!」
白波リュウ「気に入らねぇな・・・人の戦闘力を
盗んで修行もせず強くなるなんて!」
黒田シン「フッ!同感だ!特に俺は体術しか
使えないから俺の足技を盗んだ奴に勝つには
昨日の俺より強くなるしかねぇな!」
青柳アリサ「良いこと言うじゃない!」
黒田シン「フッ!やっぱりアリサちゃん
俺の事好き?フッ!!」
青柳アリサ「あ~!!言うんじゃなかった・・・」
白波リュウ「よし!もう一度あの城に行くぞ!
俺達もそろそろ賞金首の手柄が欲しい!」




