72話 経験値
◆花の国 『潜影会』アジト 最上階
静岡トカゲは『潜影会』の幹部達を招集した
熱海ヒデリ「申し訳ねぇ!!!俺としたことが
スイッチを押させちまった!!!」
御殿場シノブ「まさか雷の力で機械の操作まで
出来るなんて思わなかったザマス!!」
焼津マキ「言い訳は聞きたくないありんす!」
富士カラメル「お前も奴らを逃がしたべ?」
静岡トカゲ「喧嘩はよせ!何もお前らを責める
ために集めた訳じゃない!それに奴らはまた
戻ってくる!」
焼津マキ「どういうことありんす?」
静岡トカゲ「それは奴らのターゲットが俺達
だからだ!」
御殿場シノブ「そう言えば白波リュウの一味は
賞金稼ぎ集団ザマスものね!」
静岡トカゲ「白波リュウ達を呼んだのは恐らく
金村セイだ!俺達の国に唯一従わず抵抗しながら
生き続けていたがついに反旗を翻すことに決めた
ようだ!」
富士カラメル「身の程知らずにも程があるべ!
その気になればいつでも殺せるってのに!」
静岡トカゲ「だが、奴らを呼んでくれたおかげで
俺達も戦力をさらに強めることが出来そうだ!
欲しくないか?奴らの経験値?」
熱海ヒデリ「けどよ・・・最近は能力に
頼り切ってる奴らばかりで経験値を盗んでも
強化に繋がらないことが増えたじゃねぇ
か!」
御殿場シノブ「トカゲ様は戦闘における経験値を
奪うことは出来るけど特殊能力までは
奪えないザマスからね!」
静岡トカゲ「へっ!お前らちゃんと奴らの
戦いぶりを見てたか?いただろ?
体術のバケモノが2人!」
焼津マキ「そうでありんした!!あちき1人
気になってる子がいるでありんす!」
静岡トカゲ「よし来た!奴らの影をお前らに
くれてやろう!!」
静岡の影が巨大なコウモリに変わる。
コウモリに変化した影は静岡を乗せ飛行する。
◆花の国 『潜影会』アジト 湖の外側
白波リュウ、赤坂ヒョウ、青柳アリサ、
黒田シン、金村セイの場面
5人は異能力の中でも特に異質な特殊タイプの
能力を集めた『潜影会』への対策を練っていた。
青柳アリサ「焼津マキ、あの子は体術しか通用
しないと思った方が良い。飛び道具の攻撃
だけじゃなくて炎や水も巻物で吸収しちゃう
から戦力を与えちゃうだけになる。」
金村セイ「ああ!知ってる!アイツ俺の雷も
しっかり巻物に保管してやがる・・・」
黒田シン「フッ!もしかして俺の出番かもな!」
白波リュウ「変化のババアも面倒だな。
姿を別人に変えて近付いてくるのもそうだが、
周りの物を武器に変えちまいやがる。」
金村セイ「焼津マキと御殿場シノブはどこでも
武器が作れる!手札の数は無限と言って
良いだろうな!」
赤坂ヒョウ「だが、そう考えるとボスの静岡トカゲ
はシンプルかもな!影に潜り込まれて操られても
操られた奴の影を攻撃すれば解除出来ると
分かった!」
金村セイ「静岡トカゲの能力はそれだけ
じゃねぇぞ!アイツは影の能力のおかげで
人の何倍もの戦闘力を保有してるんだぞ!」
白波リュウ「ん?どういうことだ?」
そこに大量の矢が飛んでくる。
金村セイ「まずい!避けろ!」
赤坂ヒョウ「誰だ?」
コウモリに乗った静岡が弓矢を持って現れる。
黒田シン「フッ!アイツ射撃も出来たのか?」
静岡トカゲ「よぉ!もう少しお前の体を乗っ取って
遊びたかったのに残念だよ!潜影操作があんな
すぐに解かれるとは思わなかった!」
静岡は弓矢から刀に持ち変え黒田に斬りかかる。
白波の大刀で静岡の刀を受け止める。
白波リュウ「剣術も中々だ!確かに経験値が
豊富そうだ!」
静岡トカゲ「オラよ!!」
静岡が地面を殴り付けると地割れが起こる。
青柳アリサ「怪力まで!?」
静岡トカゲ「俺の体には1000人以上の戦闘能力が
蓄積されてる!人が一生かけて手に入れられる
強さの次元なんて等に越えてるのさ!」




