61話 変化術
黒田シンは白波リュウの仲間に加わり共に
活動することとなる。
早速、青柳アリサが捕まった知らせが入り
乗っていた船を降り急ぎ『花の国』へ
移動することとなる。
赤坂ヒョウは突如身につけた移動術で
海の上を走り、
黒田シンは白波リュウを背負った状態で
空気を蹴りながら空を移動する。
本来1日かかるところを何と8時間で
『花の国』に到着した。
白波リュウ「アリサは誰に捕まったんだ?」
赤坂ヒョウ「分からねぇ!!アリサから
助けを呼ぶよう頼まれて俺は何とか
逃げ出して来たザマス!」
白波リュウ「お前らが捕まるってことは相当
強い奴らなんだな!」
黒田シン「フッ!花の国には忍がいるだろ!
俺達を呼びに来るより先に忍に頼った方が
良かったんじゃねぇか?」
赤坂ヒョウ「それがこの国の奴らは俺達に対して
あまり寛大じゃねぇんだ!」
白波リュウ「俺達も一応犯罪者だしな!
割と受け入れてくれてた今までの国が
特別だったのかもな!」
黒田シン「フッ!まずいな!忍の奴らが敵なのは
相当厄介だぜ!」
赤坂ヒョウ「そうなんだよ!はっきり言って
危険な状況ザマス!」
白波リュウ「?」
黒田シン「フッ!お前なんか変だな?」
赤坂ヒョウ「そんなこと・・・ないザマス!」
◆花の国 とある組織のアジト 牢獄
青柳アリサ「ここから出せ!!」
品川ユウコ「叫んでも今は誰もいないわよ!」
★品川 ユウコ(25歳)
→能力 : 布の素
→特殊能力対策機関 10番隊隊長
上野ソウタ「俺達は捕まったんだ!
すなわち俺達は捕まえられたんだ!
それはつまり、ここから動けないという事だ!」
★上野 ソウタ(29歳)
→能力 : 無能力
→特殊能力対策機関 3番隊隊長
目黒ケイタ「当たり前のことをデカい声で言うナ!
全部同じ意味ダロ?」
★目黒 ケイタ(26歳)
→能力 : 部品の素
→特殊能力対策機関 9番隊隊長
五反田マサキ「こんな時こそ俺様の歌で・・・」
★五反田 マサキ(27歳)
→能力 : 音の素
→特殊能力対策機関 4番隊隊長
品川ユウコ「それだけはやめろ!
この狭い部屋で歌われたら私達の鼓膜が終わる!」
青柳アリサと
特殊能力対策機関の隊長
上野ソウタ、五反田マサキ、
目黒ケイタ、品川ユウコは
同じ檻に捕らわれていた。
青柳アリサ「あなた達は特殊能力対策機関の
隊長達・・・こんなところで何してるの?」
目黒ケイタ「恐らく君達と同じ理由ダヨ!
俺達は変化の能力者に騙されたンダ!」
品川ユウコ「あんなの野放しにしたら
特殊能力対策機関が壊滅するわよ!」
青柳アリサ「アイツは私達の依頼人・金村セイ
に化けて近付いて来た!」
赤坂ヒョウ「金村セイはこの国に暮らす
賞金稼ぎの同業者で俺も何度か会ってる。
口調に違和感が有って変化してることに
気付いたが、すでに手遅れだった。
敵に囲まれてあっという間に拘束された・・・」
本物の赤坂は檻の中にいた。
上野ソウタ「敵は姿を自在に変える能力者、
すなわち別の姿に変わる能力を持ってる訳だ!」
赤坂ヒョウ「アイツ多分俺かアリサに化けて
リュウ達に近付いてるぞ!!
なんとか気付いてくれ!」
五反田マサキ「捕まってても声は出せる!!
音の力でこの檻を破壊して・・・」
品川ユウコ「だからやめろ!!檻が破壊できても
私達の耳が全滅する!!」
目黒ケイタ「こういう時の為に俺の能力が
あるんダヨネ・・・」
目黒は体のパーツを分解し手錠を抜けた。
品川ユウコ「布の力、地味だけどこういう時は
役に立つ!」
品川は体を布の性質に変え手錠を抜けた。
赤坂ヒョウ「お前ら!そうだったな!」
品川ユウコ「あなた達はいつか捕まえるけど、
今回は助け合いましょ!」
脱獄を開始する。




