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エレメント  作者: ホワイトドラゴン
第三章 武の国編
59/120

54話 瞬身術

白波リュウは西宮ハガネを

黒田シンは姫路ココロをそれぞれ倒した。


体を硬化する能力、心を読む能力、

最後に立ちはだかるのは高速移動の能力者

神戸カナタ


白波リュウ「一体何が起きたんだ?

俺達見えない攻撃に急に吹き飛ばされたぞ?」


黒田シン「フッ!アイツの速度に追い付かなきゃ

倒せないってのか!」


神戸カナタ「俺にはココロのような読心術は

あらへん!だが全ての事を他の人の倍の速度で

出来るんや!」


白波リュウ「全てのこと?」


神戸カナタ「例えばな・・・ここで動ける敵は

ざっと50人・・・」


闘技場内で戦っている武の国の戦士達や

特殊能力対策機関の隊員達の人数を数えた。


武の国の戦士達や

特殊能力対策機関の隊員達は

攻めてきた武の国の裏切り者達と

周りで戦闘を繰り広げていたのである。


神戸カナタ「うし!邪魔な奴らは一気に

片付けたる!」


神戸は消えるように高速移動した。


戦闘を繰り広げていた者達が一斉に吹き飛んだ。


兵士O「カナタさん!ありがとうございます!」


兵士P「白波リュウも敵じゃないっすね!」


白波リュウ「一斉に倒れた・・・しかも、

この一瞬で人数数えたのか?」


黒田シン「アイツは移動の速度だけじゃない!

音や景色を認識する速度や脳の回転の速度も

人並み以上だ!」


神戸カナタ「俺の能力をよう調べたな!

速く動けても自分の頭が追い付いてなきゃ

意味あらへんからな!」


黒田シン「フッ!だが、この数年俺も脚力以外も

鍛えてきた!お前らの知ってる俺と思うな!」


黒田は高速移動で神戸の後ろに回り込む。


神戸カナタ「速度で俺に追い付くつもりか!」


瞬時に振り返り黒田の顔面に肘打ちを放つ。


黒田シン「"怪脚鎌かいかくがま"」


黒田は神戸の首を目掛けて蹴りを放つ。


神戸カナタ「俺には全てが遅く見える!

それじゃ追い付けへんで!」


神戸は空気を蹴って上空へ駆け上がった。


神戸カナタ「"迅速スピードエレメント""通天駆つうてんかく"」


神戸は超高速で空気を蹴り縦横無尽に移動した。


黒田シン「くそっ・・・避けられねぇ!」


上下左右前後ろから連続の突進を食らい続けた。


白波リュウ「"ウィンドエレメント""突風大破とっぷうたいは"」


大刀を振るって突風を起こした。


神戸カナタ「風の力で俺の速度を弱めるとは

考えるやないか!!だが・・・」


神戸は着地し照準を白波に定めた。


神戸カナタ「"迅速スピードエレメント""残身石火ざんしんせっか"」


神戸は残像が見えるほどの速度で円を描くように移動し白波を囲った。


白波リュウ「速すぎる!!目が回りそうだ・・・」


神戸カナタ「残像の分身に囲まれたら最後と

思いなや!!」


残像の分身が白波に向けて一斉に突進する。


白波リュウ「"ウィンドエレメント""旋風斬せんぷうぎり"」


白波は大刀を回転させ斬撃を纏った旋風で

自身を囲った。


神戸カナタ「うっ・・・斬撃の竜巻とは強力な!」


神戸は斬撃とともに吹き飛んだが体制を崩さずに

すぐさま高速移動した。


白波リュウ「また消えた!!」


神戸カナタ「ここやで!」


神戸は白波の後ろに高速移動し蹴りを放った。


神戸カナタ「キャッチ!」


白波が吹き飛ばされた方に高速移動し白波を

つかんで拳を放つ。


白波リュウ「ゲホッ・・・」


神戸カナタ「だから言ったやろ!

俺には追い付けへんて!」


白波リュウ「そうでもねぇぞ!!」


神戸カナタ「何やと?」


白波リュウ「ハァァァ!!!」


白いオーラを放出し鬼をかたどり始める。


黒田シン「フッ!!・・・鬼だと?白波リュウは

一体何者なんだ?」


白波リュウ「ようやくこの力をコントロール

出来そうだ!!」


鬼をかたどった白いオーラをまとい神戸を

にらみつけた。

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