44話 身体タイプ
◆武の国 砂浜
白波リュウ、赤坂ヒョウ、青柳アリサは
武の国を追われた神戸カナタ、西宮ハガネ、
姫路ココロについて黒田シンから
聞かされていた。
黒田シン「フッ!国を追われた神戸カナタ、
西宮ハガネ、姫路ココロは元々この国の中でも強い戦士だったんだ!だから能力に本来頼る必要すら
なかった!」
青柳アリサ「じゃあなんで不正をしたの?」
黒田シン「フッ!体術を修行していく中で目覚めた力をどうしても見せ付けたかったんだろうな!
『身体タイプ』だから尚更!」
白波リュウ「身体タイプって何だ?」
赤坂ヒョウ「主に身体構造の変化、五感の進化と
言った自分の体に干渉するタイプの能力だ。
特殊能力対策機関の品川ユウコの"布の素"や
目黒ケイタの"部品の素もそれに該当する。
体を布に変えたり体のパーツを分解したり
してただろ?」
白波リュウ「俺たちは?」
赤坂ヒョウ「3人とも『自然タイプ』だ。動力を風、火、水と言った自然物に変換して放出する。
『自然タイプ』ははっきり言って能力のベース
だから使用出来る人間はありふれてる。
渋谷コウイチの"氷の素"は水属性の進化型だからレアだがな。」
白波リュウ「コウイチってやっぱ
凄かったんだな・・・」
青柳アリサ「なんかヒョウ、説明するタイプに
なってきたわね・・・」
黒田シン「フッ!その通り!国を追われた3人の能力はざっとまとめるとこうだ!!
高速移動が可能な"迅速の素"
体を鉄の硬度に変化させる能力"鋼鉄の素"
人の心を読む"心の素"
体術との相性バツグンの能力に目覚めたって
訳だ!」
青柳アリサ「そういう能力なら大会で使っても
バレなそうだけど?」
黒田シン「フッ!そうでもないんだ!
能力を発動するには動力が必要だろ?
闘技場には特殊なセンサーが付いていて
動力を体術のために100%使う場合は反応しないが
能力を発動するために使うとセンサーが
反応する仕組みになってるんだ!」
青柳アリサ「なるほど!!」
黒田シン「フッ!アリサちゃんが俺の話を真剣に
聞いてくれてる!もしかして俺の事好き?フッ!」
青柳アリサ「また殴るぞ!!!てめぇ!!」
白波リュウ「あんまアリサを刺激すんな!さっきの怪力見ただろ!!」
赤坂ヒョウ「その大会っての少し気になるな!」
黒田シン「フッ!興味あるなら出てみるか?」
青柳アリサ「私達一応犯罪者よ!大丈夫なの?
出たいけど・・・」
黒田シン「フッ!この国は政府に加盟してない!
無法者だろうが問題はない!体術のみで勝負出来るならな!」
◆とある川辺
神戸カナタ、西宮ハガネ、姫路ココロは
白夜四天王のダイヤに部下として迎え入れられず
行き場を失っていた。
神戸カナタ「帰る場所なんてないやないか!
俺たちはすでに武の国を追い出されてるんや!」
西宮ハガネ「殺されなかっただけマシでがんす!
けど、これからどうするでがんすか?」
姫路ココロ「それもこれも武の国のせいよ!!
私達であの国を完全に滅ぼしましょう!」
西宮ハガネ「流石にそれは気が引けるでがんす!」
神戸カナタ「何だかんだで俺たちの故郷やけん!」
姫路ココロ「2人ともそんなこと1ミリも
思ってない!心が読める私に嘘は通用しないよ!」
西宮ハガネ「優しいココロがらしくない事言うんで気遣ったつもりだったがやっぱバレたでがんすか?」
神戸カナタ「アイツらは俺たちの敵や!
思い入れなんて一ミリもあらへん!
全部ぶっ壊しに行くで!」
武の国を追い出された者達が攻めてくる。




