43話 白夜
黒田シンは青柳アリサのファンだったのである。
そのため青柳アリサに攻撃を当てる事をわざとせずにいたが体術のみで圧倒し勝利してしまう。
赤坂ヒョウ「お前変な奴だけど、正直安心した。
武の国は能力者を嫌う国だと聞いてたからな。」
白波リュウ「俺たちこの前別の賞金稼ぎに騙されたばっかだから少し警戒してたんだ。」
黒田シン「フッ!それはただの噂だ!武の国では
定期的に闘技場で武器禁止、能力使用禁止の大会が開かれる!能力者で普通に生活してる人もいるし
何も能力者の入国を拒んでるわけじゃない!」
青柳アリサ「好きで能力者になった訳じゃない人もいるもんね!それだけで国を追い出されたら理不尽よ!」
黒田シン「フッ!だが、追い出された者がいるのは事実だ!西宮ハガネ、姫路ココロ、神戸カナタ、
この3人は大会で特殊能力を使った上に大会中に選手を死なせた!」
白波リュウ「それで追い出したってのか?」
黒田シン「それだけじゃない!この国の情報を『白夜』に横流ししてやがったんだ!」
白波リュウ「白夜?」
赤坂ヒョウ「強力な能力者を揃えたテロリスト集団だ。自然災害規模の事を起こしちまう能力者も多いと聞く。実際、『白夜』のせいで多くの国が
滅んでる。確か組織は崩壊したはずだが・・・」
黒田シン「それは恐らく表向きだろう。俺たちの国は政府に加盟してない。政府認可の組織はすでに
特殊能力対策機関がある。だから俺たちはあえて
異能力に頼らず武を極めた軍事力として政府に
認められるよう動いてた。」
青柳アリサ「特殊能力対策機関のおかげで異能力の存在意義はかなり上がったし差別も減ってきてる。けど、逆に今度は異能力を持たない普通の人間が
弱いってレッテルを貼られる傾向はあるかもね。」
黒田シン「俺たちは政府に認められる一歩手前まで来ていたが、大会で能力を使用して失格になった
3人が腹いせに白夜にその情報を流した。」
赤坂ヒョウ「それでどうなったんだ?」
黒田シン「白夜の四天王の1人『ダイヤ』が大量の能力者を率いて攻めてきた。おかげでこの国の戦力は半分になっちまった。」
赤坂ヒョウ「半分に?」
黒田シン「正直な話をすると俺たちの国は能力に
頼らず戦う訓練はしているが能力者と戦う訓練は
していない。自然を操る力、身体を変化させる力、未知の能力への耐性がまるでないんだ。」
青柳アリサ「能力使用禁止の大会をずっと
やってたら確かにそうかもね。」
白波リュウ「お前みたいなのがたくさんいる国でも勝てねぇのか?」
黒田シン「正直アイツらは次元が違った。それに俺はこの国だと落ちこぼれな方だ。」
青柳アリサ「アンタみたいに強いのが落ちこぼれ
って信じられない。」
黒田シン「フッ!そうか!アリサちゃんにそう
言ってもらえると嬉しいぜ!!フッ!!」
青柳アリサ「言うんじゃなかった・・・」
赤坂ヒョウ「コイツ口調また戻ったな!!」
白波リュウ「やっぱムカつくな・・・」
◆白夜四天王 ダイヤのアジト
武の国を追い出された神戸カナタ、西宮ハガネ、
姫路ココロは『白夜四天王・ダイヤ』にある志願をしに来ていた。
ダイヤ「俺たちの部下になりたい?」
★ダイヤ
→能力 : 不明
→白夜四天王
神戸カナタ「俺たちは全員身体タイプの能力者だ!必ずあんた達の役に立つはずや!」
★神戸 カナタ
→能力 : 不明
→元武の国の戦士
西宮ハガネ「正直国を追い出されてから行くとこがないがんす!あなた達の部下になることは出来ないでがんすか?」
★西宮 ハガネ
→能力 : 不明
→元武の国の戦士
ダイヤ「確かにお前らが流してくれた
武の国の情報は助かってる!無能力者だらけの軍隊に手こずったのは屈辱だが奴らが政府側に付く前に戦力を削ぐことが出来た!
武の国の事をもっと詳しく聞かせてくれたら考えよう!」
姫路ココロ「カナタ、ハガネもうやめよう!
これ以上ここにいたら殺される!殺意が色んな所から聞こえてくる!」
★姫路 ココロ
→能力 : 不明
→元武の国の戦士
部屋の外には大量の武装兵が控えていた。
ダイヤ「何のことだ?」
姫路ココロ「あなたは武の国の情報を盗むだけ
盗んで私達を始末するつもりでいる!こんな平凡な能力者達いらないと思ってるでしょ?」
ダイヤ「お前が心を読む能力者なのを忘れていた!今日は見逃してやるから帰ると良い!」
3人は追い出された。




