41話 無属性
白波リュウ、赤坂ヒョウ、青柳アリサは
入隊志願を受け『武の国』へ向かう。
青柳アリサ「私達の仲間に入りたいって犯罪者に
自分からなりたいって言ってるような
もんじゃない?」
白波リュウ「これこそ罠なんじゃねぇか?」
赤坂ヒョウ「かもな・・・だが、色んなところから目を付けられ始めた今、人員が必要なのも事実だ。実際、武の国は全員が屈強な戦士の国と聞いてる。賞金首リストにも何人か名前がある。」
青柳アリサ「罠だったら、生きて帰れるかな・・・」
赤坂ヒョウ「さらに、武の国は能力者が
1人もいない。能力者の入国も禁止と聞いてる。」
白波リュウ「入ったらどうなるんだ?」
赤坂ヒョウ「恐らく処刑される!」
青柳アリサ「何でもっと早く言わないのよ!!
引き返しましょ!!」
赤坂ヒョウ「けど、もう着いたし・・・」
3人は『武の国』に到着した。
黒田シン「フッ!待ってたぜ!白波リュウの一味!」
★黒田 シン (18歳)
→能力 : 無能力
→『武の国』の戦士
スカした男が現れる。
赤坂ヒョウ「アンタが連絡してきた黒田シンか?」
白波リュウ「俺たちの仲間になりたいってのは本当か?」
黒田シン「フッ!本当だぜ!それで仲間になる前に
もう一つ頼みがある!」
白波リュウ「もう仲間になる前提でいるな・・・」
黒田シン「フッ!この中で一番体術が強い奴と一度
手合わせしたいんだがお前か?」
赤坂を睨んだ。
赤坂ヒョウ「そうだと言いたいとこだが、体術は
アリサが一番強い!」
黒田シン「フッ!えっ・・・嘘?」
スカした男は冷静を崩す。
青柳アリサ「もしかして私弱いと思われてた?」
黒田シン「フッ!いやいや、そんな事ない!」
黒田は少し慌てていた。
白波リュウ「コイツなんか様子が変だな。」
青柳アリサ「じゃあアンタが私に勝てたら仲間に
入れてあげる!アンタが負けたらこの国で
一番高額の賞金首の首を差し出しなさい。」
黒田シン「フッ!望むとこだぜ!」
赤坂ヒョウ「アリサすっかり悪党だな!」
黒田シンの入隊を賭けた戦闘がスタートする。
青柳アリサ「あんたはこれで十分!!」
青柳は巨大な岩を持ち上げて黒田に向けて投げ飛ばした。
黒田シン「なんて怪力・・・なんてな!!」
黒田は蹴りで岩を粉々にした。
青柳アリサ「嘘でしょ!?」
黒田シン「"怪脚鞭"」
黒田は地面を沿うように下段蹴りを放った。
青柳アリサ「は・・・速い!」
青柳の前を蹴りが通過したが当たらなかった。
青柳アリサ「"水の素""水鉄砲"」
指先から水の銃弾を発射した。
黒田シン「フッ!水属性・・・やっぱり!」
黒田は消えるように高速移動した。
青柳アリサ「消えた!」
黒田シン「フッ!後ろだぜ!"怪脚銃"」
爪先で突き刺すような蹴りを放ったがまたしても
ギリギリで当たらない。
青柳アリサ「なんて鋭い蹴りなの・・・」
青柳アリサ「"水の素""雨矢獲"」
掌を振るい水の矢を連射する。
黒田シン「フッ!水を武器にする能力に怪力、
ますます好き・・・いや面白い!!」
黒田は水の矢を全てかわした。
黒田シン「"怪脚斧"」
上空へ飛びカカト落としを青柳に向けて放った。
しかし、青柳には当たらない。
青柳アリサ「蹴りで地面が割れてる・・・
パワーもスピードもただ者じゃないけど、
何かがおかしい・・・」
黒田シン「フッ!少しやり過ぎたぜ・・・」
赤坂ヒョウ「腕力の次は脚力か。確かに
特殊能力不要なくらい強いが変な戦い方
してねぇか?」
白波リュウ「ああ、変だ!」




