36話 共闘
白波リュウと渋谷コウイチは体力が尽き始めていたが一歩も譲らずひたすら剣をぶつけ合っていた。
白波リュウ「まだまだ!!"風の素""旋風斬」
大刀を頭上で円を描くように回し斬撃を纏った旋風を起こした。
渋谷コウイチ「"氷の素""氷嵐"」
体を捻らせて冷気を纏った刀を持ちながら
回転し氷結する旋風を起こした。
斬撃を纏った旋風と冷気を纏った旋風がぶつかり合う。
横浜ハヤテ「まるで災害だな!天気が変わっちまいそうだ!!だが、そろそろ終わりだ!!
スゥ~・・・」
ハヤテは空気を思い切り吸い込んだ
横浜ハヤテ「"風の素""豪空弾"」
口から銃弾の如く飛び交う空気の玉を2つ発射した。
白波リュウ、渋谷コウイチ「!!」
2人は空気の玉を食らった。
横浜ハヤテ「急所は外しちまったか・・・悪いな!本当は動きが止まったタイミングで確実に仕留めるつもりだったが2人ともずっと必死に戦ってるんでよ!」
白波リュウ「てめぇ!どう言うつもりだ?勝負の邪魔すんじゃねぇよ!」
渋谷コウイチ「狙いは特殊能力対策機関だけのはず・・・何でリュウくんも狙ったんです?」
横浜ハヤテ「神風団の目的は特殊能力対策機関と白波リュウの首を取る事だ。白波リュウ、お前もターゲットの一人なんだよ。」
白波リュウ「騙してやがったのか!!そうだよな・・・賞金首なら狙われても仕方ねぇ・・・」
横浜ハヤテ「さて・・・次はこれで仕留めるか!!スゥ~・・・」
腹が風船のように膨らむほどの空気を吸い、腹を太鼓のように叩くと元の状態に戻った。
白波リュウ「何がしたかったんだ?」
渋谷コウイチ「横浜ハヤテは風の能力者で空気への圧力を操ります。吸った空気を体内で圧縮したのかもしれません。」
白波リュウ「つまりどうなるんだ?」
渋谷コウイチ「恐らく空気の爆弾です!!」
横浜ハヤテ「"風の素""豪空爆撃"」
ハヤテの口から圧縮された空気の塊が発射され解放されるタイミングで巨大な衝撃波を起こした。
横浜ハヤテ「2人ともこれで終わりだな!」
◆森の国 広場
赤坂ヒョウ、青柳アリサはそれぞれ神風団の幹部を倒し落ち合っていた。
赤坂ヒョウ「風の能力でも上には上がいやがるんだ・・・エネルギーの形状をコントロールする精度をもっと上げねぇと!」
青柳アリサ「私はもっと腕力をつけないと!」
赤坂ヒョウ「それ以上怪力になってどうすんだよ?」
青柳アリサ「何か言った?(ギロッ)」
赤坂ヒョウ「何でもありません!!」
シバヅケ「ワンワン!!」
柴犬が2人に向かって吠える
大崎ケント「悪いが、お前達2人は捕まってもらうぞ!」
赤坂ヒョウ「何でだよ!一緒にコイツら倒しただろ!」
新宿ショウヘイ「今回だけは見逃してやる!ってしたいとこなんだけど俺たちにも特殊能力対策機関の立場があるからな!」
大崎ケント「神風団に騙されたとは言え、お前達も賞金稼ぎの計画に賛同しテロを起こした事に変わりはない!」
青柳アリサ「あんた達の仲間の渋谷コウイチがまだ無事か分からないけど良いの?」
大崎ケント「コウイチはそうそうやられはしない!白波リュウも横浜ハヤテも敵ではないはずだ!」
◆森の国 草原
ハヤテが起こした空気の爆発により土埃が舞っていた。
横浜ハヤテ「さて・・・2人の賞金を纏めてもらいますか!ん?」
渋谷コウイチ「"氷の素""氷壁"」
コウイチの作った氷の壁がリュウとコウイチをガードしていた。
白波リュウ「助かった!ありがとう!」
渋谷コウイチ「礼なんてやめてください!僕達は敵同士です!けど、喧嘩の続きはコイツを倒してからにしましょう!」
横浜ハヤテ「ふっ・・・ライバルが手を組んだか!面白い!」




