30話 犬
赤坂ヒョウは新宿ショウヘイ(5番隊隊長)と
青柳アリサは渋谷ケント(2番隊隊長)と
それぞれ特殊能力対策機関の隊長と
交戦していた。
◆森の国の広場 近くの建物屋上
賞金稼ぎ集団『神風団』は
隙を突いて特殊能力対策機関と
白波リュウ一行の首を取るべく勝負の様子を見ていた。
鎌倉イタチ「皆めっちゃ楽しそうじゃないですか~!」
横浜ハヤテ「そう、はしゃぐな!もう少し盛り上がってきて両者クタクタになってからだ!」
鎌倉イタチ「ところで白波リュウと渋谷コウイチは広場から離れちゃいましたけど良いんすかね?」
横浜ハヤテ「あれだけ因縁のある2人ならバテるまで勝負が続くだろう!」
鎌倉イタチ「そうっすね!親友でもありライバル・・・邪魔するの申し訳ないけど2人纏めて首取る計画には打ってつけですわ!」
柴犬「ワン!ワン!」
神風団が陣取っている屋上には何故かずっと柴犬がいた。
川崎ツムジ「よしよし!!」
横浜ハヤテ「ツムジはさっきから何をしてる?」
川崎ツムジ「何でか知らないけどワンちゃんが居て、ずっとこっち見てくるから可愛くて可愛くて!」
鎌倉イタチ「そもそも何でこんなとこにに犬がいるんだ?建物の屋上だぞ?」
柴犬「ワン!ワン!」
柴犬は階段から下に降りていった。
川崎ツムジ「バイバーイ!」
横浜ハヤテ「ところでこの犬いつからいた?」
川崎ツムジ「ずっといましたよ!私たちの悪いやり取りも全部聞いてたかも?」
横浜ハヤテ「何だと~!?」
鎌倉イタチ「まぁ犬に聞かれても問題ないじゃないですか?」
◆森の国の広場
◆青柳アリサと
大崎ケント(2番隊隊長)の場面
青柳アリサ「"水の素""雨矢獲"」
水を纏った掌を振るい矢のように水を連射した。
大崎ケント「水の能力のコントロールと腕力、両方がなきゃ出来ない技だ!だが、俺の速さには追い付けないな!」
犬の姿に変形したケントは四足歩行で高速移動し水の矢を全てかわした。
青柳アリサ「速い!!・・・この!」
怪力の拳を思い切り振るったがそれもかわされる。
大崎ケント「パワーは確かに凄いな。だが、やはり速さに欠ける・・・"四脚乱爪"」
両手両足の爪を高速で振るった
青柳アリサ「痛っ・・・可愛くない犬!」
大崎ケント「"回脚転牙"」
両手両足の爪を立てて高速回転しアリサに突撃した。
青柳アリサ「こんなの食らったらますい・・・」
アリサは攻撃から逃げる
大崎ケント「逃げても無駄だ!高速回転で視覚が
遮断されても俺はニオイだけでターゲットを追うことが出来る!」
青柳アリサ「"水の素""水飛沫"」
掌から発した大量の水を飛ばしケントの突撃の威力を抑えた
大崎ケント「水の能力者は特殊能力対策機関にはいない。これだけの使い手なら隊長クラスに充分なれただろうに白波リュウに付いたのが勿体ない・・・」
柴犬「ワンワン!!」
建物屋上にいた柴犬が広場に降りてきた。
大崎ケント「おー!よしよし!シバヅケどうした?」
青柳アリサ「いや!!名前・・・」
★シバヅケ
→大崎ケントのペットの柴犬
シバヅケ「ワンワン!クゥーン!」
大崎ケント「何!?あの屋上に神風団がいて俺たちを狙ってる?」
品川ショウヘイ「神風団てのは確か賞金稼ぎ集団だな。」
赤坂ヒョウ「ああ、今俺たちと手を組んでる!」
シバヅケ「キャン!キャン!キャキャキャーン!」
大崎ケント「いや、それが特殊能力対策機関と白波リュウのグループ両方がターゲットらしい!」
青柳アリサ「え?私たちも狙われてるってどういうこと?てか、あんた何で犬の言葉分かるの?」
赤坂ヒョウ「獣人薬は獣の力を手に入れるだけじゃなくその対象の動物と話せるようになる。魚なら海泳ぐ魚と鳥なら空飛ぶ鳥と犬なら犬と話せる。」
新宿ショウヘイ「どうやらお前らもハメられたみたいだな!」
大崎ケント「取り敢えず、屋上に1発撃ち込んどけ!」
新宿ショウヘイ「あぁ!"火の素"」
ショウヘイは刀の矛先を屋上に向け照準を定めた
新宿ショウヘイ「"火矢光線"」
刀を屋上に向け勢いよく突き、炎を纏った突きを飛ばした。




