3話 特殊能力対策機関
白波リュウは賞金稼ぎの赤坂ヒョウを倒した。
斬撃を纏った旋風を食らい傷だらけで倒れたヒョウは完全に気を失っていた。
◆数時間後 とある建物の屋上
赤坂ヒョウ「痛っ・・・!」
白波リュウ「目覚ましたかよ!」
ヒョウが目を覚ました。
ヒョウの体には手当てが施されていた。
赤坂ヒョウ「何で助けた?」
白波リュウ「お前に俺を狙う理由が有っても別に俺にはお前を殺す理由はねぇ。それと応急処置したのはダイチ先生だ。今は追手が来ないか見に行ってていないけど後で礼言っとくんだな。」
赤坂ヒョウ「負けた奴に同情かよ・・・お前の首取って大金稼いであの胡散臭ぇ事務所からとんずらするつもりだったのによ・・・」
白波リュウ「同情じゃねぇよ!!金が必要なのは俺も同じだ!それには闇社会で活動してたお前の情報力がいるんだよ!」
赤坂ヒョウ「どういうことだ?」
白波リュウ「一緒にやらねぇか?賞金稼ぎ!俺とお前でやればきっと今までの倍稼げるぞ!」
赤坂ヒョウ「確かにお前は強ぇし今までより高額の賞金首も狙えるかもしれねぇがそうなりゃ俺も完全に悪党だぞ?それに目立てばもっとヤバい組織にも目付けられるようになる!」
白波リュウ「上等だ!俺の狙いはもっと上だからな!」
リュウは目をギラ付かせた
赤坂ヒョウ「(コイツ何考えてやがる?純粋なのか野心家なのか腹黒いのか全く読めねぇ!)」
ヒョウはやや疑念を抱いていた。
◆建物外の広場
天野ダイチ「早速来たか!」
見張りをしていたダイチの前にスーツを来た集団が現れた。
品川ユウコ「煙が立ってたし、あれだけ大きな戦闘音がすれば探さなくても分かるわ!」
★品川ユウコ(25歳)
特殊能力対策機関 10番隊隊長
目黒ケイタ「あの煙、火の能力者も一緒にいたヨネ?例の賞金稼ぎが先に白波を見つけちゃったカナ?」
★目黒ケイタ(26歳)
特殊能力対策機関 9番隊隊長
天野ダイチ「どうやらまずいことになったな・・・あまり街では能力は使いたくなかったが仕方ない!」
ダイチは大気を殴り付ける
大気中を大きな振動が響き渡りほとんどの隊員が衝撃波と共に吹き飛ばされる。
品川ユウコ「流石ね!あなたほどの実力者が檻の中の仕事任されてたんだもの息が詰まるのも分かるわ!」
天野ダイチ「分かってくれるか!だが逃げた理由はそれだけじゃねぇ!」
目黒ケイタ「YOUが本気出せたら俺たちもお手上げだっただろうが、それが出来ないのは分かってるヨ!建物の上で日向ぼっこしてる坊や達がいるからネ!」
ケイタは建物の上を見上げた。
品川ユウコ「特に後ろの建物に振動が伝わらないように気を付けてるのバレバレなのよ!」
ユウコは抜いた刀を鞭のようにしならせ屋上の手すりまで伸ばして巻き付かせた
目黒ケイタ「俺たちもまだ未熟ダ!まだ、あんたとまともに戦えるほどとは思ってないヨ!」
ケイタは右手を切り離して上空に飛ばし屋上の手すりを掴んだ。
天野ダイチ「しまった!!」
品川ユウコ「行くわよ!目黒くん!」
屋上まで伸ばした剣が元に戻る勢いを使いそのまま屋上に登った。
目黒ケイタ「じゃあナ!天野サン!」
ケイタも屋上手すりを掴んだ右手を目指して飛行した。
◆建物屋上
白波リュウ「誰だ?お前ら!」
赤坂ヒョウ「特殊能力対策機関、しかも2人とも隊長だ!」
ケイタとユウコは一瞬で屋上に辿り着いた。
品川ユウコ「あら2人とも既にボロボロじゃないの!」
目黒ケイタ「鬼人・白波リュウ、闇の賞金稼ぎ・赤坂ヒョウ!大人しく捕まってくれたら何もしないヨ!」




