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エレメント  作者: ホワイトドラゴン
第二章 森の国編
29/121

27話 正義の組織

白波リュウは目の前で朝倉ミズキを失った。

ミズキを助けられなかった悲しみと

ツチノコへの怒りで新たな力が開花する。


ツチノコ「"オーガエレメント"の獣人薬モンスタードラッグを投与されたガキってのはお前の事だったか!!失敗したと聞いてたが・・・」


白波リュウ「グォォォ!!!」


リュウは鬼の形をした白いオーラを纏っていた。


ツチノコ「どうやら人格は保ててないみたいだな!朝倉ミズキの代わりに君を連れていこう!

"アースエレメント""岩柱槍がんちゅうそう"」


鋭く突起した岩をリュウに向けて飛ばした


白波リュウ「ウォォォ!!」


リュウは岩のトゲを拳で粉々に砕いた。


ツチノコ「さっきまでの非力なガキじゃねぇな・・・」


リュウは目に見えない速度でツチノコに接近した。


ツチノコ「ま・・・待て!!」


リュウは無我夢中でツチノコを殴り付けた。


白波リュウ「あれ?」


白い鬼のオーラが消えリュウが意識を取り戻すとツチノコは亡くなっていた。


渋谷コウイチ「どういうことです?リュウ君が特殊能力対策機関の隊長を!?!?」


戻ってきたコウイチは木の影から一部始終を見ていた。


その後すぐに特殊能力対策機関の増援が到着しリュウは逮捕された。


白波リュウ「だから!お前らの所の隊長がミズキを誘拐したって言ってんだろ!!」


隊員a「白波くん、俺たちは正義の組織だ!そんなことする訳ないじゃないか!」


隊員b「ツチノコ隊長は朝倉ミズキを助けようとしてたんだよ!それを勝手に勘違いして隊長を殺すなんてあんまりじゃないか!」


白波リュウ「ふざけんじゃねぇ!!」


リュウはそのまま監獄に入ることになった。


天野ダイチ「白波リュウだな?ちょっと良いか?」


天野あまの ダイチ(当時27歳)

→監獄内の教育係


白波リュウ「誰だ?てめぇ!」


天野ダイチ「俺は天野ダイチ!お前の監獄内での教育係だ!」


白波リュウ「教育なんていらねぇ!悪い事したなんて思ってねぇ!いや・・・したな・・・ミズキを助けられなかった・・・それは俺に力がなかったからだ・・・」


天野ダイチ「そんなことはない!お前に本当の事を教えてやる!」


白波リュウ「?」


天野ダイチ「ツチノコは特殊能力研究所と通じ優秀な能力を持つ子供を拉致する仕事を行っていた。これが特殊能力対策機関の指示なのかツチノコの独断なのかは分からない。しかし、これが明るみに出ることはないのだけは事実だ。」


白波リュウ「俺は何度も言ったよ!アイツがミズキをさらったって!!けど誰も聞いてくれねぇ!!」


天野ダイチ「そうだろうな・・・俺がこれを公表しても同じことになる。特殊能力対策機関でそんなこと起きたとなれば大問題だ。」


白波リュウ「何が正義の組織だよ!!」


天野ダイチ「俺はこれからお前を更正させて特殊能力対策機関に入れる名目で能力者として鍛え上げる!もっと力があればと後悔してるんだろ?」


白波リュウ「ふざけんな!何であんな組織に入らなきゃいけねぇんだ?」


天野ダイチ「表向きはな!時が来たらここから脱獄するぞ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


7年の時が経過し白波リュウは天野ダイチの手引きの元脱獄する。


時は現在に戻り


白波リュウ「コウイチは確かに特殊能力対策機関に入るのが夢だった!けど、ミズキがあんなことになって流石に考え直すと思った!」


青柳アリサ「悪いのは特殊能力対策機関じゃなくてそのツチノコって奴でしょ?」


白波リュウ「んなこと分かってるよ!」


赤坂ヒョウ「実際、隊長の中には獣人薬モンスタードラッグを特殊能力研究所から購入してる奴も何人かいる。研究所と組織ぐるみで繋がりがあるのは事実だろうがアイツらは表向きは正義の組織でいたいらしいな。」


数日後 計画当日


白波リュウ一行は森の国の広場に到着する。


赤坂ヒョウ「ここで表向きのターゲット森の国の大臣が演説する。」


青柳アリサ「最初に大臣を襲撃して守りに入った特殊能力対策機関の隊長達を討つ!

ところで神風団かみかぜだんの人達はどこから襲撃するんだろう?」


白波リュウ「そう言えば姿が見えねぇな!」


赤坂ヒョウ「俺たちの流れを確認するぞ!

アリサは仲間に入ったばかりだからまだ顔が知られてない。観客に紛れて正面から大臣を襲ってくれ!とはいえ狙いは大臣じゃないから抑えめの攻撃で頼む!」


青柳アリサ「分かった!」


赤坂ヒョウ「俺とリュウは世間に顔が広まっちまってるから物陰から隙を見て襲撃するぞ。」


白波リュウ「おう!!・・・コウイチは7年前より格段に強くなってるはずだ!殺す気でやらねぇと!」


リュウとコウイチの再会が近付いていた。


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