26話 特殊能力研究所
朝倉ミズキはガスマスクの男と仮面の男にさらわれた。その指示をしたのは当時の特殊能力対策機関 1番隊隊長ツチノコだった。
朝倉ミズキ「あなたの事は本やテレビでも見たことがある。何で特殊能力対策機関の人がこんな事を?」
ツチノコ「異能力の反映と異能力者の地位向上のためだよ。どうやら君は複数の能力を保持出来る特殊な体質らしい。獣人薬により能力が使えるようになった人間を除けば能力は1人1つが通常だからな。」
朝倉ミズキ「私の能力は人を治療することしか出来ない。自分の事は治療出来ないし、何が特殊なのか分からない。」
ツチノコ「君自身も気付いてないだけだ。でも大丈夫!これから連れていく特殊能力研究所で君の力を見出だしてあげる!」
ガスマスクの男が張った無音バリアの外から突如氷のトゲが飛んでくる。
ツチノコ「何だ?」
白波リュウ「"風の素""烈風斬"」
渋谷コウイチ「"氷の素""氷刃手裏剣"」
斬撃と氷の手裏剣が大量に舞い、ガスマスクの男と仮面の男に命中した。
朝倉ミズキ「白波くん!渋谷くん!」
仮面の男「どうやってここが分かった?」
渋谷コウイチ「あなたが僕に触って能力封印したときです。こっそりGPSを入れさせていただきました。」
仮面の男「あっ・・・」
仮面の男のポケットからGPSが出て来た。
ガスマスクの男「無音壁はこっちからも外の音が聴こえない。盲点だった・・・」
ツチノコ「やれ!!」
ガスマスクの男、仮面の男「はっ!!」
白波リュウ「2度も同じ手は食らうか!」
渋谷コウイチ「もう能力封印と音の対策も出来てます。」
リュウ、コウイチは数時間戦闘の後
ガスマスクの男と仮面の男を倒した。
ツチノコ「こんなガキ2人に負けるとは情けない奴らだ!」
白波リュウ「ミズキを返せ!!」
渋谷コウイチ「リュウくん!この人は特殊能力対策機関の1番隊隊長です!何故あなたのような人が
殺し屋雇ってこんなことを?」
ツチノコ「お前らには関係ない!
"土の素""地割"」
ツチノコが地面に触れると地割が発生した。
渋谷コウイチ「"氷の素""氷斬一角"」
コウイチは地割を回避し刀に冷気をまとわせツチノコに斬りかかった。
ツチノコ「"土の素""岩鋼壁"」
ツチノコは掌から岩の壁を発生させコウイチの刀を防いだ。
ツチノコ「邪魔だ!」
岩の壁をそのままコウイチにぶつけ、コウイチを遠くへ突き飛ばした。
朝倉ミズキ「渋谷くん!うっ・・・ダメだ!動けない!」
ミズキは手足を鉄の錠で完全に拘束されていたため動けなかった。
ツチノコ「大人しくしててね!君は大事な研究材料だから!」
白波リュウ「何が特殊能力対策機関だよ!?能力者を道具みたいに使いやがって!」
リュウは何度も刀を振るったがツチノコは再び岩の壁を出現させ刀を防いだ。
ツチノコ「剣の達人なら岩だろうが鉄だろうが斬れるはずだが、風の能力を纏わせた上でその程度。所詮は非力な子供だ。」
ツチノコ「"土の素""無限隕石"」
ツチノコは後方の岩山を拳で砕き大量の岩の塊をリュウに向けて放った。
朝倉ミズキ「白波くん!!」
岩の塊がリュウ命中しそうになったところに拘束されていたはずのミズキが現れリュウをはね飛ばした。
ツチノコ「何故拘束を抜けた?だが錠はそのままになってる・・・」
白波リュウ「いてて・・・危なかった・・・」
朝倉ミズキ「大丈夫?白波くん・・・」
ミズキは首より下が岩で完全に潰されていた。
白波リュウ「ミズキ!?嘘だろ?」
朝倉ミズキ「私はもうダメみたい・・・こんな状態じゃ治療すら出来ないし能力者として役に立たない。」
白波リュウ「何言ってるんだよ!役に立つとか立たないとかどうでも良い!一緒にここから逃げて生きるんだよ!!」
朝倉ミズキ「嬉しかったな・・・白波くんがヒーローになるとこ見れて・・・私のこと助けに来てくれた・・・」
白波リュウ「まだ助けられてねぇよ!!ヒーローなんかじゃねぇよ!」
ツチノコ「あーあ・・・こうなったら実験体としても役に立たん!2人まとめて死ね!」
大量の岩塊を再び放った。
朝倉ミズキ「ねぇ・・・白波くん・・・大好き!」
その瞬間全ての岩塊が2人に命中した。
ツチノコ「これだけもろに食らえば助からないだろう・・・ん!?」
ツチノコの後ろから突如リュウが現れ
ツチノコに斬りかかった。
ツチノコ「お前何故生きてる?まさかワープでもしたのか?」
白波リュウ「俺にもさっぱり分からない・・・けど、そんなことどうでも良い!!
お前のことは何が有っても許さねぇ!!」
リュウの体を白い鬼のオーラが纏い始める。




