19話 鬼
那覇キリサメは青柳アリサを何度も殴り気絶させた後に銃を向けた。白波リュウは水の牢獄に閉じ込められ身動きを取れずにいたが突如体から白いオーラを発生させ水の牢獄を打ち破りキリサメを止めた。
那覇キリサメ「お前は一体誰なんだ?」
白波リュウ「オレハ鬼ダ!!」
体から発生した白いオーラは鬼をかたどり、それだけではなくリュウの人格ごと変えている様子だった。
白波リュウ「・・・」
消えるように高速で移動しキリサメに斬りかかった。
那覇キリサメ「ぐはっ・・・全く見えねぇ!速すぎる!それに何だこのパワーは?」
白波リュウ「ガルルル!!」
さらに獣のように吠えキリサメを殴り付けた。
那覇キリサメ「パワーで俺が負けるなんて有り得ねぇ! "斬鮫喰"」
サメの歯でリュウに噛み付いたがリュウの体を纏う白いオーラが鎧のようになりリュウの体を守った。
那覇キリサメ「固ぇ!どうなってやがる?さっきまでのコイツと全然違いやがる!!」
建物の中から赤坂ヒョウがアジトの庭に戻ってきた
赤坂ヒョウ「ここにいたらやべぇな!離れるぞ!」
青柳アリサ「・・・」
ヒョウは気を失ったアリサを抱えリュウとキリサメから距離を取った
赤坂ヒョウ「やっぱそういうことか!」
{ 獣人薬は元々1匹の鬼の死体を研究して作られた。鬼はその昔世界に恐怖を与えたモンスターだった。
巨人のような身長、鋼のような硬い体、巨体に見合わない高速移動。
そんな鬼の肉体、体液、骨から様々な動物の
獣人薬が生まれたが中に一つその鬼を元にした獣人薬が含まれていた。鬼の獣人薬はあまりに危険なため世界に広めることなく厳重に保管されていたが突然盗まれた。盗まれた獣人薬はある幼い子供に投与された。能力は発動しなかったため失敗に終わったかと思われたが・・・ }
ヒョウは過去に読んだ獣人薬誕生のきっかけを思い出していた。
赤坂ヒョウ「世界最悪の能力"鬼の素"。あいつがそうだったんだな。あいつは無意識に能力を発動させて特殊能力対策機関の隊長を殺した。能力者を殺しても鬼が使用者の体を使って完全に復活するのを知っていたからあれだけの事をやっても捕まるだけであいつはずっと生かされていたんだ。」
那覇キリサメ「幻獣の獣人薬か。初めて見た。だがサメの能力者である俺が幻獣を倒したとなれば世界に確実に恐怖を与えられる!」
那覇キリサメ「"削鮫喰"」
口を完全に開き体を回転させながらサメの歯をドリルのようにしリュウに突撃した。
白波リュウ「ムダダ!!」
白いオーラを纏うリュウには全く効かない。
白波リュウ「"白破斬"』
大刀を超高速で振るいキリサメを斬り付けた。
那覇キリサメ「馬鹿なこの俺がこんなガキに・・・」
キリサメはその場に倒れ込んだ。
白波リュウ「ハァハァ・・・」
体から白いオーラが消えリュウも倒れ込んだ。




