143話 噴射
監獄を抜けたところに
酸を操る能力者・豊田シュウが現れる。
白波リュウと青柳アリサが豊田の対処に当り、
他メンバーは白夜四天王・名古屋サトシを
追う。
緑川レン「リュウ君とアリサちゃんだけに
任せちゃって良かったのかな?」
金村セイ「大丈夫だ!見てただろ?アリサの
怪力・・・」
緑川レン「けど、触れる事すら出来ないなんて、
ヤバ過ぎるよ・・・あれでも四天王じゃない
なんて・・・」
赤坂ヒョウ「確かにな!けど、あの場を
切り抜けられるのは酸液を薄められるアリサと
酸を気体で撒かれた時に風で飛ばせるリュウ
だけだ!」
その時、紫苑が何かを察する。
紫苑トオル「・・・ちっ!また、アイツが
来やがった!!」
茶屋ハルカ「冗談じゃろ?」
小牧メイ「やっぱり私の事は特にすぐ気付いて
くれるんだな!トオルの"視覚の素"は私をすぐに
見つけるために有る!そうだろ?」
小牧が煙の雲に乗って浮遊しながら現れた。
紫苑トオル「んな訳あるか!!俺達は
名古屋サトシに用が有るんだよ!これ以上、
俺に付きまとうな!」
茶屋ハルカ「今度は婚姻届でも持ってきたか?
ストーカー女!!」
小牧メイ「・・・トオル君を始末して私だけの
物にしに来た。」
茶屋ハルカ「は!?」
紫苑トオル「どの道俺は組織の裏切り者だから
当然だな・・・お前ら先に行って名古屋サトシを
追え!俺がここに残れば小牧はお前らを追って
来れない!」
小牧メイ「やっと私の事が分かって来た
じゃねぇか!」
黒田シン「フッ!名古屋に復讐したいのはお前ら
だろ?俺達に任せて良いのか?」
紫苑トオル「名古屋のアジトにほとんど荷物が
置いていなかった。つまり名古屋はこの国を
離れるつもりだ。」
茶屋ハルカ「名古屋は別の国に拠点を移す時に
必ずその国を滅ぼす!早く止めないと手遅れに
なるけ~!お前らは先に行くんじゃ!」
赤坂ヒョウ「分かった!!名古屋サトシは
どこにいる?」
紫苑トオル「この道を真っ直ぐ行った先の
砂漠だ!名古屋は砂を操る能力者、砂漠には
大量の砂がある!気をつけろ!」
茶屋ハルカ「ウチはトオルが心配じゃけ!!
ここに残るわ!」
紫苑と茶屋を残し
赤坂、黒田、金村、緑川は先へ進む。
小牧メイ「何でお前らは常に一緒なんだ!?」
紫苑トオル「何度も言ってるが俺達はただの
幼馴染みだ。」
小牧メイ「"煙の素""煙突"」
小牧は足裏から煙を噴射し拳を構えながら
高速飛行する。
紫苑トオル「分かってると思うがお前じゃ俺は
殺せない!研修の時から俺の方が強かっただろ?」
紫苑は小牧の拳をかわした。
小牧メイ「うるせぇ!何で裏切ったんだよ?
やっと私なんかを必死で助けようとしてくれる奴に
出会えたと思ったのに!信じてたのに!!」
紫苑トオル「俺は白夜を裏切っただけだ!!
お前が勝手に好いてくれたのは迷惑だったが
おかげで立ち回りやすくなって感謝してるよ!」
小牧メイ「じゃあ、何で私が敵にさらわれた
時に助けようとしたんだよ!?」
紫苑トオル「組織での信頼を上げてより早く
幹部に昇進するために決まってるだろ?」
小牧メイ「・・・ふざけんな!!!せめて
私の手で消してやる!!」
紫苑トオル「臨むとこだ!!かかって来やがれ!
"視覚の素""眼力拳"」
紫苑は小牧に一点集中型の拳を放つ。
拳は小牧の腹に命中する。
小牧メイ「うっ・・・"煙の素""噴射拳"」
小牧の肘から煙を噴射し加速した拳を放つ。
紫苑トオル「速い・・・」
拳は紫苑の肩に命中する。
小牧メイ「トオルでも見切れないなんてな!」
紫苑トオル「前より強くなってやがるな!」
小牧メイ「トオルに振り向いて欲しかったから
当然だよ!!」
紫苑トオル「だったらさっさと俺を討ち取って
みろ!」
紫苑は拳を放ち続けたが
小牧は拳が当たる寸前に体の各部位から
煙を噴射しその勢いで紫苑の拳を避け続けた。
紫苑トオル「煙の噴射を回避に利用するとは
考えたな・・・」
小牧メイ「"煙の素""噴射脚"」
小牧は足首から煙を噴射し、噴射の勢いで脚を
上に振り上げた。
紫苑トオル「ガハッ・・・」
小牧の蹴りが紫苑のアゴに命中する。
茶屋ハルカ「トオル兄ちゃん!!」
茶屋は体重を軽くして浮遊しながら
小牧に迫る。
小牧メイ「てめぇは後だ!邪魔するな!!
"煙の素""煙蛇駆"」
小牧は口から大蛇をかたどった煙を吐いた。
実体化した煙の大蛇は茶屋に喰らい付いた。
紫苑トオル「ハルカ!!」
小牧メイ「少しは分かってくれたか?私の本気!」




