135話 タバコの匂い
白波リュウ、赤坂ヒョウ、青柳アリサ、
黒田シン、金村セイ、緑川レンは
紫苑トオル、茶屋ハルカを仲間に加え
白夜四天王 名古屋サトシのアジトがある
町に足を踏み入れていた。
一同は定食屋に入り腹ごしらえをしていた。
緑川レン「トオルくんとハルカちゃんは
白夜に潜入してどれくらい経ったの?」
茶屋ハルカ「ちょうど1年になるかのぉ・・・」
緑川レン「僕、実は記憶がないんだ。けど、
白夜が僕を連れてこうとしたって事は僕が
誰なのか知ってるのかなって・・・」
紫苑トオル「悪いな。俺達もまだ組織内の事でも
把握しきれてない事が多いんだ。ただ、緑川を
連れてくるようにとジョーカーから指令が有った
それだけだ。」
緑川レン「そうなんだ・・・」
白波リュウ「ここは一応、四天王のアジトに近い
んだろ?レンがまた狙われるかもしれないから
気を付けねぇと!」
茶屋ハルカ「その前に白夜を裏切ったウチらへの
制裁が先じゃろうね!」
紫苑トオル「クンクン・・・タバコの匂いだ。」
青柳アリサ「タバコの匂い?しないけど!」
黒田シン「フッ!お前、目だけじゃなくて
鼻も効くのか?」
紫苑トオル「いや・・・俺とハルカの研修担当が
ヘビースモーカーだったんでその匂いを覚えてる
だけだ。」
茶屋ハルカ「小牧メイじゃよね!トオルの事が
大好きでずっと付きまとってたけ~!!
えらい鬱陶しかったけ~のぉ!」
紫苑トオル「あぁ、ヘビースモーカーで
ストーカーなんだ・・・おい!ここにいる客!
全員、小牧メイの部下だろ!?」
紫苑が叫ぶと食事中の客が
全員銃や剣を持って立ち上がる。
茶屋ハルカ「これは多分、新入りへの研修
じゃろうね!研修の内容がウチらの始末なんて
ハードルが高過ぎないかのぅ?」
紫苑トオル「ああ。全くだ。舐められた物だ。」
紫苑と茶屋は襲ってきたメンバーを次々に
なぎ倒した。
茶屋ハルカ「けど、なんか懐かしいけ~!!
ウチらも潜入して初の任務が店の客に紛れて
白夜の敵対組織を討つ事じゃったね!」
紫苑トオル「ああ!ハルカは良く人質になって
俺に助けを求めてたな!」
茶屋ハルカ「私はもう弱くない!トオル兄ちゃん
にもう助けは求めない!」
紫苑トオル「悪い悪い!」
気付けば襲ってきたメンバーは全滅していた。
金村セイ「やっぱり白夜二十六区の中でも
ランクの高い総隊長になれただけ有って強いな!」
赤坂ヒョウ「さっき研修って言ってたがコイツら
は白夜の訓練生的な奴らなのか?」
紫苑トオル「ああ。白夜は直接スカウトされて
入隊したメンバーもいるが、自ら志願して入った
奴らもいる。」
茶屋ハルカ「この研修を経て白夜四天王直属の
部下になったりウチらのように白夜二十六区に
なったり各々適した部門に割り振られるけ!」
紫苑トオル「そしてその研修を担当してるのが
白夜四天王の現ダイヤ・名古屋サトシの部隊
にいる幹部達だ。」
黒田シン「フッ!名古屋サトシはハルカちゃんの
父ちゃんがスパイなのを密告した奴だろ?
研修の段階で近付いて討とうとは思わなかった
のか?」
紫苑トオル「相手は四天王だぞ。簡単に勝てる
とは思っていないし勝てたとしても最終目的の
ジョーカーに近付く前に気付かれてしまう。」
青柳アリサ「慎重ね!誰かさんと違って!」
白波リュウ「は?俺はいつも冷静で慎重だぞ!」
紫苑トオル「ん?煙の匂いが強くなってきた!」
茶屋ハルカ「トオル!千里眼やって!」
紫苑トオル「あぁ!"視覚の素""神見鳥"」
紫苑は目を大きく見開く。
紫苑トオル「やはりだ・・・小牧メイが物凄い
勢いで飛んでくる・・・」
茶屋ハルカ「あのストーカー女が・・・」
そして定食屋の窓が割れ一人の女性が
白い雲のような塊の上に乗って現れる。
小牧メイ「トオル~!待ってたよ!!」
紫苑トオル「・・・最低だ!」




