130話 同期
白夜二十六区 J街区総隊長 紫苑トオル
K街区総隊長 茶屋ハルカは
白夜に潜り込んだ潜入捜査官であることが
明かされる。
そんな2人を始末すべく
H街区総隊長・越谷ヤマト、
I街区総隊長・桶川コウラが現れた。
越谷ヤマトは黒猫に、桶川コウラは亀に変形した。
黒田シン「フッ!何が何だか分からねぇが仲間
割れか?」
紫苑トオル「今聞いてた通りだ。俺達は
潜入捜査官として白夜に潜り込んでいた。
悪いが勝負は一旦お預けだ。」
青柳アリサ「あんたスパイだったのね!」
茶屋ハルカ「アリサちゃんに恨みはないけど、
本気でやらないと怪しまれるけぇ!容赦なく
ボコボコにして悪かったのぉ!」
青柳アリサ「私の方こそ!あんた結構ピンチ
なんじゃない?あんたの事全力で殴っちゃった
から動けないんじゃ・・・」
青柳と茶屋は互いにダメージがひどく
ほぼ動けない状態だった。
越谷ヤマト「負傷者は見逃すなんて甘いことは
しないニャ!!」
桶川コウラ「裏切り者は処刑するでゴワス!」
越谷ヤマト「"瞬旅"」
黒猫に変形した越谷は高速移動で姿を消す。
青柳アリサ「きゃ!!!」
茶屋ハルカ「うっ!!!」
青柳と茶屋に引っ掻き傷がつく。
黒田シン「アリサちゃん!速すぎて全然
見えねぇ!!」
紫苑トオル「長い間共に活動して来たんだ。
俺の視力甘く見てもらっちゃ困る。」
紫苑は銃を構え
目に見えない速度で動く越谷に向けて
発砲した。
越谷ヤマト「流石だニャ・・・」
越谷の腹に銃弾が命中し動きが止まった。
紫苑トオル「黒猫のヤマト。お前の高速移動と
爪の力は良く知ってる。」
黒田シン「え?引越屋?」
越谷ヤマト「うるさいニャ!!」
★越谷 ヤマト
→能力 : 猫の素
→白夜二十六区 H街区総隊長
紫苑トオル「これ以上ハルカを傷つけるのは
やめてもらおうか。」
茶屋ハルカ「すまんけぇ・・・ウチが動けんく
なってるばかりに・・・」
桶川コウラ「お前の視界は360度だったはずでは
ないでゴワスか?」
桶川は亀に変形した上で手足頭を
甲羅の中にしまい高速回転しながら
紫苑に迫った。
紫苑トオル「!?」
桶川コウラ「"硬渦甲羅"」
紫苑に桶川の高速回転が命中する。
黒田シン「フッ!ハルカちゃんを気にかけてる
のを良いことに後ろから狙うとは卑怯な奴だ!」
黒田は桶川を蹴り飛ばした。
桶川コウラ「無駄でゴワス!」
高速回転は止まったが桶川は亀の甲羅に入って
いたためダメージはほぼなかった。
★桶川 コウラ
→能力 : 亀の素
→白夜二十六区 I街区総隊長
桶川コウラ「もう一発行くでゴワス・・・
ん?動けぬ!!」
桶川はロウソクで固められていた。
越谷ヤマト「何やってるニャ?あれ、俺も
動けニャい!!」
越谷の両足が地面に埋まっていた。
狭山コトネ「私が掘った穴を使って逃げるアル!」
秩父マスオ「コイツらは足止めが精一杯なのね!
お前達の事情は良く分からないけど最後は仲間を
庇って終わりたいのね!」
赤坂に倒された狭山と白波に倒された秩父が
目を覚まし越谷と桶川を足止めしていた。
紫苑トオル「お前ら、嘘だろ?」
茶屋ハルカ「これだから白夜二十六区は
嫌いになれない!!お前達が同期で
良かったけ~!!」
茶屋は涙を浮かべ始めていた。
越谷ヤマト「裏切り者に付くなら同罪だニャ!」
桶川コウラ「ロウソクごとき、おいどんの力で
カチ割れもす!!」
桶川を固定していたロウソクにひびが
入り始めていた。
白波リュウ「お前ら急げ!!」
赤坂ヒョウ「モグラ女!ありがとうな!」
狭山コトネ「うるさいアル!ここで生きてたら
今度こそあんたを地面に埋めてやるアル!」
赤坂ヒョウ「あぁ!せめて生き延びてくれ!」
紫苑トオル「・・・すまない!!」
狭山コトネ「運が良くか悪くか洞窟はトオルと
ハルカが今一番行きたいところに繋がってる!
急ぐアル!」
白波、赤坂、青柳、黒田、金村、緑川、
紫苑、茶屋は狭山の掘った穴に飛び込んだ。
秩父マスオ「"蝋燭の素""蝋壁"」
秩父はロウソクで穴に蓋をした。
桶川コウラ「ふんぬぅ!!」
桶川は自身を固定していたロウソクを
体の力だけで砕き割った。
越谷ヤマト「猫がネズミに負けるか!!」
越谷の両足も地面から脱出していた。
狭山コトネ「ネズミじゃなくてモグラアル!」
秩父マスオ「さぁ!かかってくるのね!」
越谷ヤマト「"瞬旅"」
越谷は黒猫に変形し消えるように高速移動した。
秩父マスオ、狭山コトネ「ぐふっ・・・」
秩父、狭山ともに大きな引っ掻き傷と共に
倒れた。




