13話 新しい国王
青柳アリサは海皇団から仲間になる勧誘を受けたが即座に断った。
石垣イソベイ「俺ならこうする!まずは誘いを受けて仲間になり獣人薬を飲んで力を得てから俺たちを裏切り殺す!」
泡盛センボン「親子そろって馬鹿で真面目とは!」
青柳アリサ「そんなこと必要ない!私は父の二の舞にもならない!"水の素""水飛沫"」
アリサは掌に纏った水の玉をセンボンに投げつけた。
泡盛センボン「"鰒玉" お前の水遊びも怪力も俺には効かん!!」
フグの獣人に変身したセンボンは腹を膨らませ風船状になり水の玉を弾いた。
泡盛センボン「"鰒嵐"」
センボンは大量に吸った空気を吐き突風を起こした。
白波リュウ「"風の素""突風大破"」
リュウが大刀を振るうと突風が起こりセンボンが起こした突風と相殺した。
琉球タツマ「"龍尾"」
タツノオトシゴの獣人に変身したタツマは尾でリュウを薙ぎ払った。
石垣イソベイ「"蛸墨霞"」
タコの獣人に変身したイソベイは墨を吐いた。
赤坂ヒョウ「"火の素""火炎壁"」
ヒョウは掌から発生させた炎の壁で墨を防いだ。
赤坂ヒョウ「2度も同じ手食らうかよ!ん・・・いねぇ!」
炎の壁が消えると目の前にイソベイの姿がなかった。
石垣イソベイ「"蛸刀八"」
イソベイはタコの足で8本の刀を持ちヒョウに斬りかかった。
◆海の国 王宮 クラゲ王の部屋
那覇キリサメは王の間へ来ていた。
クラゲ「キリサメか!ちょうど良かった!大事な物をなくしてしまった!探すのを手伝ってくれ!」
那覇キリサメ「何です?」
クラゲ「獣人薬の密輸に必要なリストだ。」
那覇キリサメ「それは大ごとだ!政府の目を盗んでの裏取引いつも感謝しています!」
クラゲ王は目に付かないルートで効率良く取引を行うため闇の密輸会社を利用していた。
那覇キリサメ「もしかして、探されてるのはこれです?」
キリサメはリストを取り出した。
クラゲ「これだ!良く見つけてくれた!」
那覇キリサメ「まあ、あなたにはもう必要ありませんがね!」
キリサメは銃をクラゲ王に向けて放った。
クラゲ「な・・・どういうつもりだ?私はお前達の後ろ立てとなり力も与えたと言うのに・・・」
クラゲは凶弾に倒れた。
那覇キリサメ「だから、それがもう必要ないと言ったんです。これからは俺が直に獣人薬の密輸取引を行いさらに国を繁栄させて行くつもりです。」
クラゲ「どういうことだ?」
那覇キリサメ「獣人薬はあなたが与えてくれた魚の素だけじゃありません。空を飛ぶ鳥、高速で駆け抜ける猛獣、未知の幻獣になれる種類の薬もあるかもしれない。俺はこの薬を更に輸入し海皇団以外の市民にも投与するつもりです。」
クラゲ「そんなことしたら献金どころじゃない!歯向かう者が出た時に抑えられなくなるぞ!」
那覇キリサメ「権力でねじ伏せるだけの時代はもう終わりです。獣人薬を1度与えれば奴らはもっともっと力が欲しくなり我々に力を求めて来ます。力で押さえ付けるだけではなく力を餌に洗脳するんです。逆らう奴が出て来たらその時には俺達がさらに大きい力で押さえ付ければ良い。」
クラゲ「力ある者だらけの国にしようと。」
那覇キリサメ「その通り。この国を大きな軍事国家として作り直すんです。あなたのような権力だけのクズの時代はもう終わりです。これからは力が物を言う時代が来る。」
クラゲ「権力だけだと!ふざけるな!」
クラゲ王は激昂したが銃弾を食らい立てずにいた。
那覇キリサメ「獣人薬を摂取していればこの場で少しは抵抗出来たかもしれない。だが、あなたは自身の部下や我々海皇団に与えるだけで自身は摂取しなかった。利用したはずのコマに裏切られる事すら想定していない権力に甘んじただけのクズだと言っているのです。」
キリサメは銃を更に放ちトドメを差した。




