120話 緑川レン
多くの属性を使える千葉アラタは
白波リュウ、青柳アリサ、緑川レンを
追い詰めていた。
千葉アラタ「さぁ!次は誰が来ますか?」
白波リュウ「へへ!捕まえた!」
白波は自身の体から放たれるオーラを
巨大な手の形状に変化させて伸ばし
千葉を掴んだ。
千葉アラタ「中々の握力だ。」
白波リュウ「お前の相手は最初から俺だ!!」
千葉を掴んだ手を振り上げて下に叩きつけた。
そこに赤坂ヒョウ、黒田シン、金村セイが
走ってくる。
赤坂ヒョウ「そっちはまだ終わってないみてぇ
だな!」
青柳アリサ「こっちはもうすぐ何とかなるはず
だから、皆は研究員や子供達を逃がすのを
手伝って!」
黒田シン「フッ!任せろアリサちゃん!フッ!」
赤坂、黒田、金村は研究員や子供達を連れて
研究所の外を目指す。
千葉アラタ「ふふ。効きましたよ。」
千葉は脱皮をし自身の口の中から再び現れる。
千葉アラタ「"喰の素""舌喰弾"」
千葉は口の中から大量の銃弾を放った。
白波リュウ「この野郎が!」
白波は両手から放たれるオーラを巨大な手に
変化させ銃弾を全て弾き飛ばした。
白波リュウ「"白破斬"」
白波は自身の刀にオーラを纏わせて
千葉を力強く斬り付けた。
千葉アラタ「くく・・・どんどん憎しみが
満ちて行きますね。けど、無駄ですよ。」
千葉は再び脱皮する。
千葉アラタ「"喰の素""舌喰槍"」
千葉は舌を鋭い槍に変化させ白波に向けて伸ばす。
白波リュウ「うっ・・・」
槍が白波に刺さる寸前に槍を掴んで防いだ。
千葉アラタ「惜しいですね!」
白波リュウ「俺もミズキも他の奴らも皆、普通の
人間だ!!てめぇみたいなクズの実験材料
じゃねぇ!!」
白波は息を思いっきり吸い込んだ。
白波リュウ「"白撃衝波"」
白波は口から強力な衝撃波を吐き出した。
千葉アラタ「突風・・・いや衝撃波!?」
千葉は白波から放たれる衝撃波に吹き飛ばされた。
そして研究所の壁が衝撃波により次々に破壊
されていった。
特殊能力研究所 所長 千葉アラタ 撃破
白波リュウ「ハァハァ・・・」
緑川レン「あの不死身の千葉さんを!?
バケモノ過ぎる!!」
青柳アリサ「この研究所もおしまいね!!」
白波リュウ「レン!!お前はこれから自由だ!
記憶がねぇならこれから作って行くぞ!」
緑川レン「うん!!」
緑川は迷うことなく頷いた。
◆特殊能力研究所 港
赤坂ヒョウ、黒田シン、金村セイは
研究員や子供達を連れて乗り込む船を
探していた。
そして、またあの男が現れる。
日暮里ツカサ「犯罪者集団がヒーローごっこかよ?
笑っちゃうね!」
黒田シン「フッ!またてめぇかよ?」
日暮里ツカサ「これから全てがひっくり返るよ!
さよなら!( パチン! )」
日暮里が指を弾くと連れ出したはずの子供達が
全員消えていた。
また、どこからか銃声が大量に響き渡り、
研究員達が全員血まみれで倒れていた。
金村セイ「ハァ!?どうなってんだよ?」
黒田シン「・・・ダメだ!全員息がねぇ!」
赤坂ヒョウ「恐らく強制的に働かされていた
研究員達が解放されると何をさせられてたか
話されるから口封じのために消されたんだろう!
これから自由になれるってのにどこまで腐って
やがるんだ!」
金村セイ「子供達は姿がねぇけど、今後も実験体
として使うためにまた誘拐されたか・・・」
◆特殊能力研究所 近海 船の上
日暮里ツカサはいつの間にか実験体の子供達、
獣人薬の被験者となり失敗して意思のない猛獣
になった人間達、研究所戦闘員の成田ヒビキ、
船橋トグロ、木更津イトを拘束して
船を出していた。
日暮里ツカサ「ふぅ!特殊能力研究所は
なくなっちまったが、改造人間の研究をしている
施設がまだある!お前達はこれからも政府の
役に立ってもらうぜ!」
木更津イト「私達を連行しても緑川レンを
忘れてたらどうにもならないよん!」
成田ヒビキ「緑川レンがいないと能力の引き継ぎ
実験が出来ないじゃん!」
日暮里ツカサ「緑川レン・・・首都トキオ司令官
から聞かされてねぇな!」
船橋トグロ「詰めが甘いわねぃ!千葉所長が
緑川レンの事は特殊能力対策機関にも言って
なかったから無理もないわよぅ!」
日暮里ツカサ「まぁ良い!!研究所の破壊と
研究員達の虐殺、その罪は全て白波リュウの一味
に被ってもらう!明日のニュースが楽しみだな!」
日暮里ツカサ率いる特殊能力対策機関0番隊
その存在は公にされておらず暗殺、誘拐、
揉み消しと言った汚れ仕事を淡々とこなしていく。
本日の一件も真実が世に語られる事はない。




