115話 不死身
特殊能力研究所の所長・千葉アラタが
白波リュウに鬼の獣人薬を投与した
人物と明かされた。
白波リュウ「お前が俺に鬼の力を?」
千葉アラタ「はい!最初は失敗したかと思ってた
んですが、まさか成長してから覚醒するとは!」
白波リュウ「俺も誘拐された1人だったのか!」
千葉アラタ「まだ、かなり幼かったので覚えて
ないでしょうけどね。失敗したと判断してからは
特殊能力者養成学校に預けましたが、それこそが
失敗でした。私も研究者として未熟でした。」
白波リュウ「じゃあ朝倉ミズキを・・・俺の
幼馴染を・・・誘拐しようとしたのもやっぱり
お前なのか?資料室にミズキの名前が書いて
有ったぞ!!」
千葉アラタ「やはり見てしまいましたか。そう
ですよ。朝倉ミズキの特殊体質に関する情報は
特殊能力者養成学校から特殊能力対策機関へ、
特殊能力対策機関から研究所へ、順番に回って
来ました。」
白波リュウ「研究所に情報を回した奴の名前は?」
千葉アラタ「首都トキオですよ。」
白波リュウ「やっぱりアイツが!!!」
千葉アラタ「首都トキオから朝倉ミズキの情報を
得た私はすぐに特殊能力対策機関に誘拐を依頼
しました。当時の1番隊隊長・ツチノコがわざわざ
始末屋を雇ってまで誘拐しようとしてくれました
が、あなたに殺されてしまった。」
白波リュウ「ミズキをどうするつもりだったんだ?」
千葉アラタ「勿論研究ですよ。彼女は複数の
能力を所持出来る特殊な体質の持ち主。
何故そのような体質を持てているのか、どれだけ
の能力を所持出来るのか、研究者としての好奇心
が尽きませんでした。」
白波リュウ「許さねぇ・・・!!!
てめぇも首都トキオも俺が殺してやる!!!」
白波の体にオーラが広がっていき次第に
オーラが鬼の形状をかたどっていく。
緑川レン「これが鬼の力・・・」
青柳アリサ「憎しみや怒りが今までの比じゃない!
近くにいるだけで気を失いそう!」
千葉アラタ「素晴らしい!これこそが私の求めて
きた物!私の研究が成功した事を今あなた自身が
証明してくれた!!」
白波リュウ「うぉぉぉぉ!!!」
白波は千葉を殴り飛ばす。
千葉アラタ「ハハハハ!これが鬼!!
なんて力だ!!」
白波リュウ「ミズキを返せ!!!」
白波は千葉を何度も何度も殴りつけた。
千葉アラタ「・・・」
千葉は意識を失った。
青柳アリサ「死んだの?」
緑川レン「いや、千葉さんにはあれがある!」
千葉アラタ「パワーは怒りや憎しみ、愛情と
リンクして強くなる!研究だけでは解明出来ない
事も多いみたいですね!」
倒れた千葉の口をこじ開けるように口の中から
2本の手が現れ服を脱ぐようにして千葉が
現れた。
青柳アリサ「だ・・・脱皮?」
緑川レン「千葉さんは人間を食べる事が出来る。
そして、食べた数だけ自分の体としてストック
してるんだ!この人は"喰の素"のおかげで
ずっと生き永らえてるんだよ!!」
青柳アリサ「不死身って事?コイツいくつなの?」
千葉アラタ「さあ?何年生きたのか忘れました!
けど、これだけ生きても解き明かせていない
事がまだまだ多すぎる!」
青柳アリサ「こんな奴、どうやって倒せば・・・」
白波リュウ「不死身だろうが関係ねぇよ!
何度蘇っても俺が地獄に送ってやる!!」
千葉アラタ「まるで本当の鬼だ!本当に・・・
素晴らし過ぎる!!!」
青柳アリサ「蛇よりもコウモリよりもクモよりも
あんたの方がずっと気持ち悪い!!」
千葉アラタ「褒め言葉として受け止めましょう。
"油の素""油林地"」
千葉は口から大量の油しぶきを吐き出した。
千葉アラタ「さらに左手から"風の素"
右手から"火の素"」
左手から斬撃の突風、右手から火炎放射が
放たれる。
千葉アラタ「"火沫炎塵"」
油に炎が引火し、さらに斬撃の突風が加わり
炎は威力を増した。
青柳アリサ「"水の素""水壁掌底"」
青柳は掌から放出した水で壁を作ったが
威力を増した炎は防げなかった。
青柳アリサ「ダメか・・・油と風も加わった
炎は防げない・・・」
強力な炎が白波、青柳、緑川を襲う。




